• 2020.08.25

住宅ローンのWEB審査にはデメリットも!対策とおすすめできる住宅ローンを解説

執筆者: 政所温也 (株式会社Choices 代表取締役)
ノートパソコンを操作する手元
  • スマホやパソコンから「WEB審査」ができる住宅ローンが増えている
  • 契約完了までネットでできる、ネット完結型の住宅ローンもある
  • ただし、WEB審査の住宅ローンには、注意すべき点も……
  • ポイントをしっかりおさえて、後悔しない住宅ローンを選ぼう

住宅ローンに申し込む際、銀行に相談に行ったり、窓口で審査の申し込みや手続きをしたりするのは大変ですよね。

窓口の営業時間に合わせて、わざわざ店舗まで足を運ぶのは面倒だと感じる人も多いでしょう。

近年では、インターネット上で住宅ローンの審査手続きを進めることのできる「WEB審査」を利用する人が増えています。

その一方で、「本当にWEB上で、簡単に審査できるの?」「WEB審査を利用することで、審査結果に影響が出ることはないの?」と気になりますよね。

この記事では、住宅ローンのWEB審査申し込みの流れやメリット・デメリット、審査のポイントなど気になる部分を徹底的に解説します。

WEB審査できる住宅ローンも紹介しますので、「住宅ローンのWEB審査を受けようと検討している」という方はぜひ参考にしてくださいね。

この記事を執筆・監修している専門家

執筆者

政所温也

株式会社Choices 代表取締役

保有資格・検定

2級ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士、損害保険募集人、損保自動車専門試験合格

2010年にファイナンシャルプランナー(FP)として独立し活動中。過去に大手金融ニュースメディアや損保公式サイトでも執筆活動を行った実績があり、「読みやすく理解しやすいライティング」を得意としている。2020年9月現在で、1,700記事以上の執筆実績がある。

編集者

ナビナビ住宅ローン編集部

住宅ローンを組む時に抱える「どうやって住宅ローンを選べば良いかが分からない」「金利の違いがよく分からない」「一番お得に借りられるローンはどれなの?」といった疑問・不安を解決できるように解説していきます。

住宅ローンのWEB審査とは

住宅ローンのWEB審査とは、文字通り住宅ローン審査の申し込みをインターネット上で行うことのできる手続き方法のことです。

具体的には、専用のサイトから必要事項を入力し、スマホやパソコンで書類をアップロードすることで、窓口に行くことなく審査に申し込むことができます。

従来の対面型住宅ローンであれば、住宅ローンの契約までに

  1. 仮審査
  2. 本審査
  3. 住宅ローン契約の締結
  4. 司法書士面談
  5. 融資実行(引き渡し)

などのプロセスがあるため、最低でも3~4回は金融機関の営業時間に店舗へ出向く必要があります。

しかし、平日の昼間に金融機関に何度も行かなくてはいけないとなると、負担に感じる人も多いでしょう。

対してWEB審査であれば、

  • 書類さえ準備すれば金融機関に出向く必要はない
  • 24時間いつでも申し込みできる
  • 自宅で好きな時間に手続きできる
  • 金融機関の営業日に合わせて仕事を休む必要がない

といった気軽さがあるので、利用者から見ても大きなメリットがあるといえるでしょう。

住宅ローンWEB審査の注意点

便利なWEB審査ですが、申し込む前に注意しておいた方がいい点もあります。

以下のポイントを事前に確認し、住宅ローンを選ぶ際の参考にしてくださいね。

WEB審査の注意点

注意点① どこまでWEB対応しているかは金融機関による

WEB審査とひと口にいっても、どの手続きまでWEB対応しているかは金融機関によって異なります

  • 仮審査のみWEB審査できる金融機関
  • 仮審査と本審査を両方WEB審査できる金融機関
  • 仮審査から本契約まですべてWEBで完結できる金融機関

というように、金融機関によって対応が異なるわけですね。

特に注意したいのがネット銀行。ネット銀行といえばWEBで全部できるというイメージがありますが、銀行によっては契約時には窓口での手続きが必要になる場合も。

WEB審査の手軽さに魅力を感じて金融機関を選ぶ場合には、これらの「どこまでWEB対応できるのか」をチェックしつつ比較・検討することが大切です。

注意点② 銀行によっては対面相談ができない

WEB審査を利用する場合、銀行や金融機関によっては対面での相談ができない場合があります。住宅ローンの申し込みにあたり、対面で相談したい人にとっては不便ですよね。そのような場合は、WEB審査に対応していて、かつ対面相談も可能な金融機関を選択するのがベストです。

代表的な銀行としては、「イオン銀行」「三井住友銀行」「みずほ銀行」などは対面相談ができるうえ、店舗数も多いので利用しやすくおすすめですよ。

注意点③ 審査が厳しくなりやすい

実はネット銀行の住宅ローンは、対面型の住宅ローンに比べて、やや審査が厳しくなりやすい傾向があります。

なぜかというと、対面で申し込む住宅ローンには担当者が付くのに対し、ネット専売住宅ローンは担当者なしで審査を受ける必要があるからです。

対面で申し込む場合、銀行マンや不動産会社等の担当者も融資を通したい気持ちは同じですから、審査を通すためにさまざまなフォローをしてくれます。

ネット専売住宅ローンのWEB審査では、こうしたフォローが受けられないため、審査が厳しくなりやすい傾向があるのです。

「WEB審査を利用したいけど審査に不安がある…」という人は、

  • 対面相談できる金融機関を選ぶ
  • 返済比率を下げて住宅ローンの内容を見直す
  • 比較的審査に通りやすいフラット35を利用する

などの対策を取っておきましょう。

住宅ローン審査のポイントと、審査に通過するための対策は以下の記事で紹介していますので、不安な方は参考にしてくださいね。

関連記事住宅ローンの審査に落ちた!審査に通らない9つの理由と対策まとめ

WEB審査に対応している金融機関

住宅ローンのWEB審査は、ネット完結型の住宅ローンを取り扱うネット銀行のほか、大手都市銀行やフラット35販売金融機関のARUHIでも対応しています。

以下、WEB審査に対応しているおもな金融機関を一覧表にまとめましたので、参考にしてください。

<WEB審査に対応している金融機関一覧>

金融機関 WEB審査対応 電話相談 対面相談
住信SBIネット銀行

・事前審査:〇
・本審査:×
※書面郵送による本審査になる

・平日 :〇
・土日祝:〇
・対面相談:〇
※「MR.住宅ローンREAL」か「フラット35」であれば指定店舗にて対面相談可能
ソニー銀行 ・事前審査:〇
・本審査:×
※書面郵送による本審査になる
・平日 :〇
・土日祝:〇
・対面相談:〇
※都内1店舗のみ
イオン銀行 ・事前審査:〇
・本審査:〇
※店舗での本審査申込も可
・平日 :〇
・土日祝:〇
・対面相談:〇
※全国のイオン内店舗で可能
楽天銀行 ・事前審査:〇
・本審査:×
※書面郵送による本審査になる
・平日 :〇
・土日祝:〇
※Skypeによる対面通話は可
・対面相談:×
auじぶん銀行 ・事前審査:〇
・本審査:〇
・平日 :〇
・土日祝:〇
・対面相談:×
三井住友銀行
※WEB審査は ネット商品限定
・事前審査:〇
・本審査:〇
・平日 :〇
・土日祝:〇
・対面相談:〇
※全国の三井住友銀行で可能
みずほ銀行
※WEB審査は ネット商品限定
・事前審査:〇
・本審査:〇
・平日 :〇
・土日祝:〇
・対面相談:〇
※全国のみずほ銀行で可能
三菱UFJ銀行
※WEB審査は ネット商品限定
・事前審査:〇
・本審査:〇
・平日 :〇
・土日祝:〇
・対面相談:×
※ネット商品は対面相談不可
ARUHI
※WEB審査は「ARUHIダイレクト」取扱商品限定
・事前審査:〇
・本審査:〇
・平日 :〇
・土日祝:〇
・対面相談:×
※「ARUHIダイレクト」は対面相談不可

※ 2019年4月現在の各社公式HP情報を基に作成 

どこまでWEB対応しているか対面相談が可能かどうかに関してもあわせてまとめていますので、金融機関を選ぶ際の参考にしてくださいね。

また、不明点が出てきたときの、電話相談などでのサポートも重要です。

住宅ローンを初めて借りる人がWEB審査で申し込む場合、書類の記入や準備の際に何かしらの不明点が出るのが普通です。

そんな時すぐ相談できる環境があれば、よりスムーズに申し込みできます。

「サポートがなかったために書類不備が多くなり、結局手続きに時間がかかってしまった」と本末転倒な状況に陥らないよう、しっかりチェックしたうえで、ご自身に適した金融機関を選びましょう。

WEB審査が可能なおすすめ住宅ローン

WEB審査が可能な住宅ローンの中でもさまざまな商品があるので、選ぶのも大変ですよね。

そこで、変動金利と固定金利でおすすめの住宅ローンをそれぞれご紹介しておきます。
WEB審査を検討する際の参考にしてください。

【変動金利タイプのおすすめ】「auじぶん銀行の住宅ローン」

こんな人におすすめ

  • WEB審査の手軽さ、便利さに魅力を感じている
  • とにかく手続きを早く進めたい
  • auじぶん銀行の口座を持っている

auじぶん銀行の住宅ローンは、ネット銀行ならではの低金利に加えて、仮審査から契約までWEB上で全て完結できる手軽さが魅力です。

銀行へ行く手間もなく、スピーディに契約できるのはうれしいですよね。

関連記事auじぶん銀行住宅ローンのメリット・デメリット総まとめ、申し込むべきか5分で分かる!

【固定金利タイプのおすすめ】
「ARUHIのフラット35(ARUHIダイレクト)」

こんな人におすすめ

  • 住宅ローンにかかる諸費用を少しでも安くしたい
  • 固定金利で申し込みたい

長期固定金利で安心感のあるフラット35は、職業などで審査に不安がある人でも申し込みやすいのが魅力の住宅ローンです。

また、ARUHIダイレクトならARUHI店舗でフラット35を申し込むよりも、融資事務手数料が1%も安くなりますよ。

※上記のおすすめはあくまでも一例で、すべての人にあてはまるものではありません。実際に住宅ローンを選ぶときは、金利や諸費用、相談体制などさまざまな視点でご自身にあった住宅ローンを絞り込むようにしてください。

関連記事ARUHI住宅ローンに隠された4つのデメリット!借りる前に知るべきポイントを解説

住宅ローンを借りるまでの流れ

WEB審査を利用して住宅ローンを申し込み、実際に融資を受けるまでには、どのような手続きが必要になるのでしょうか。

詳細な流れは金融機関や住宅ローンの申し込み内容によって異なるものの、

仮審査→本審査→契約→融資実行

という流れは基本的に同じです。詳細にみていきましょう。

<住宅ローンを借りるまでの流れ>

STEP STEP STEP③   STEP
仮審査の申し込み
【WEB】
仮審査結果のお知らせ
【メール】
団体信用生命保険の申込
【WEB/書面郵送】
本審査の申し込み
【WEB/書面郵送】
WEB上(パソコンかスマホ)で必要事項を入力し、仮審査の申し込みを行う

メールにて仮審査結果が通知される。
審査に通過した人のみ本審査の必要書類案内がある

※この時期に不動産会社と売買契約を結び、手付金を支払う

WEBか書面で団信の申し込みを行う

WEB上(パソコンかスマホ)で必要事項入力&必要書類をアップロードし、本審査の申し込みを行う

※本審査は書面郵送にて手続きが必要な金融機関もある

STEP STEP STEP③   STEP

本審査結果のお知らせ
【メール】
住宅ローン本契約
【WEB/書面郵送/対面】
登記打合せ
【対面】
融資実行・引き渡し
【完了】
メールにて本審査結果が通知される。本審査に通過した人のみ本契約の案内がある

WEBか書面郵送、対面にて住宅ローン本契約(金銭消費貸借契約)を締結する

※融資実行日の決定

司法書士(金融機関指定の場合が多い)と面談日を調整し、抵当権の設定登記を行う

頭金や諸費用など自己資金を入金後融資実行。物件の引き渡しが行われる

WEB審査を利用して住宅ローンを申し込む場合、「どこまでWEB上で完結できるか」によって、かかる時間や申し込みの流れが変わってきます。

さきほども触れましたが、住宅ローンのWEB対応については以下の3パターンが代表的です。

  1. 事前審査だけWEBで行い、本審査や本契約は郵送や対面で行うケース
  2. 前審査と本審査だけWEB上で行い、本契約の締結は郵送や対面で行うケース
  3. 事前審査から本契約締結まですべてWEB上で行うケース

トータルでかかる時間が少ないのは、やはり③のケースです。

手続き上対面相談が必要な住宅ローンの場合は、本審査や契約締結のたびに銀行へ出向かなければいけません。
つまり、少なくとも3日~4日は日程を調整しなければならないということです。

その点、③のパターンは日程調整が必要なのは司法書士との面談日くらい(※)なので、書類に不備がなければ、銀行に出向く場合より数週間早く手続きできる可能性もあるでしょう。
(※)融資実行日に決済の立ち合いが必要な金融機関もあるので注意

ただし当然ながら、WEB審査とは言っても、住宅ローンの申し込み手続きは複雑なものです。WEB上の入力に時間がかかったり、書類の不備があったりすれば、手続きにかかる時間も当然長くなります。

WEB審査だからといって、絶対に早く手続きできるとは思わず、

  • 余裕を持って申し込みすること
  • 書類の準備は万全にしておく
  • サポート体制を確認し、相談しやすい金融機関を選ぶ

この3つを念頭に住宅ローンの申し込み手続きを進めましょう。

まとめ

住宅ローンのWEB審査は24時間いつでも好きなタイミングで手続きでき、仕事の休みを気にせず申し込めるような利便性が大きな魅力です。

また、時間をロスしてしまいがちな関係者のスケジュール調整も不要なので、よりスムーズに融資を受けることができます。

しかしながら、対面相談がしにくいというデメリットもありますし、WEB審査だったとしても書類の準備や入力にはある程度の時間がかかるので注意してくださいね。

住宅ローンでWEB審査を利用する際は、メリット・デメリットをふまえたうえで、ご自身のライフスタイルや価値観、状況に適した金融機関を選ぶことが非常に重要です。

ご紹介したおすすめ住宅ローンを参考にしつつWEB審査を賢く活用し、最適な住宅ローンを選んでくださいね。

「住宅ローンの審査対策・借り入れの流れ」の記事一覧ページ

保険相談
スポンサーリンク

住宅ローン シミュレーション
新生銀行
おすすめ住宅ローン
新生銀行
満足度
4.1
新生銀行
最低金利
0.450%

2020年09月適用金利

変動金利

総合人気ランキング
1位 auじぶん銀行
満足度
4.7
auじぶん銀行
最低金利
0.380%

2020年09月適用金利

変動金利

全期間引下げプラン

じぶんでんきをセットでご契約の場合

2位 住信SBIネット銀行
満足度
4.5
住信SBIネット銀行
最低金利
0.398%

2020年09月適用金利

変動金利

借り換え金利

3位 新生銀行
満足度
4.1
新生銀行
最低金利
0.450%

2020年09月適用金利

変動金利

総合人気ランキングを全て見る

おすすめの記事ランキング

新着記事

  • 国税庁
  • 国土交通省
  • 住宅金融支援機構
  • フラット35
たった1分 住宅ローン シミュレーション