• 2019.09.30
  • 2019.11.01

住宅ローンの審査に落ちた!審査に通らない9つの理由と対策まとめ

じぶん銀行

マイホーム購入目前で、住宅ローン審査に落ちたらショックが大きいですよね。

何も悪いことしていないのに…審査に落ちた理由がわからない!
残念ですが、審査に落ちる場合は必ず何かしらの理由があるものです

国土交通省による平成30年度(2018年度)民間住宅ローン実態調査(※)によると、銀行が住宅ローンの融資を行う際に考慮する項目は実に20項目以上あります。

だからこそ、もしご自身が落ちた項目を理解さえできれば、しっかりと対策することができますよ

当記事では、事前審査と本審査それぞれに対して、

  • 審査に落ちる理由
  • 審査に落ちた際に取るべき対策
  • 住宅ローン審査についてよくある質問

について詳しくまとめています。

審査条件が緩和された住宅ローンについてもご紹介していますので、住宅ローン審査に落ちて悩んでいる方は参考にしてみてくださいね。

※出典:「平成30年度(2018年度)民間住宅ローンの実態に関する調査 結果報告書」より、P18「融資を行う際に考慮する項目」(国土交通省 住宅局) http://www.mlit.go.jp/common/001280466.pdf

執筆者情報

京都FP事務所

京都FP事務所 ファイナンシャル・プランナー

当サイトの執筆を担当している「京都FP事務所」と申します。専門用語ばかりにならないよう、「わかりやすく行動しやすい」執筆を心がけています。ぜひ参考にしてみてください。


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住宅ローンの事前審査と本審査の違い

住宅ローンを組むときには、

  • 事前審査
  • 本審査

という2種類の審査があり、両方に通過しなければ銀行の融資を受けることができません

つまり、住宅ローン審査は二段階になっているということですね。

事前審査は仮審査とも言われ、申込者を一定のふるいにかけるための簡易的な審査が行われます。

事前審査では、証明書類の提出を求められることはほぼなく、申込者が自己申告した情報に基づいて審査されることになります。

事前審査に通過した方は、いよいよ“本番”である本審査へ進みます

本審査では、所得や勤務状況を証明するさまざまな書類が正式に求められる他、団体信用生命保険の加入審査も行われます。

事前審査に通過しても本審査で落ちる方はいますし、事前審査の段階で落ちてしまう方もいます。

それぞれの審査でどのようなポイントがチェックされるのか、次項で詳しくご説明していきますね。

住宅ローンの事前審査に落ちる5つの理由と対策

住宅ローンの事前審査では、申込者の自己申告内容を元に

  • 購入希望の物件情報
  • 収入
  • 職業の状況

などがチェックされます。

簡易的な審査とは言え、申告内容が金融機関の要件を満たしていなかったり、本人の属性に問題があったりすれば、事前審査で落ちることもあります。したがって、油断してはいけませんね。

事前審査で落ちる原因になるおもな理由は、下記の5つです。

事前審査で落ちる原因になる主な理由

  • 個人信用情報
  • 住宅ローン以外の借り入れ状況
  • 返済負担率ギリギリのローン
  • 勤続年数が短い、収入が不安定
  • 完済時の年齢が80歳以上

 それぞれ、具体的な審査落ち理由と対策をお話していきますね。

理由1:個人信用情報に問題がある

住宅ローンの審査では必ず、「個人信用情報」の内容を確認されることになります

個人信用情報とは、クレジットカード、奨学金、スマホの分割払いなど、各種ローン契約や支払い内容が登録されているデータベースのことですね。

個人信用情報の内容に問題があれば、基本的に住宅ローンの審査は通りません

まれに事前審査において個人信用情報を確認しない金融機関もありますが、本審査で落ちてしまうことに変わりはありません。

「過去の支払いで遅延を繰り返している」という方や、「過去5年以内に債務整理をした」といった方は、個人信用情報に「異動」という文字で金融事故歴が登録されています。

このように金融事故歴の記載がある方は、事前審査で落ちてしまう可能性が非常に高いのです。

したがって、基本的にどの金融機関でも住宅ローン審査は落ちると思っておいたほうが良いでしょう。

信用情報のネガティブな記載に身に覚えのある方は、

  1. 信用情報機関で個人信用情報を取り寄せ、ご自身の情報に「異動」の文字がないか確認すること。
  2. 「異動」の文字はないが、カードの保有枚数が不必要に多い場合は清算する

という2つの対策を取ることが大切ですね。

いずれも非常に重要なポイントなので、それぞれの対策をわかりやすくご説明します。

対策1:個人信用情報を取り寄せる

ご自身の個人信用情報は、信用情報を管理している「信用情報機関」に500円~1,000円程度の手数料を支払うことで、簡単に取り寄せることができます

個人信用情報が登録されている信用情報機関は「銀行系」「カード系」「消費者金融系」の3つがあるため、気になる方はすべて取り寄せておきましょう。

それぞれの取り寄せ方法と手数料は下記のとおりです。

<信用情報の取り寄せ方法と手数料>

信用情報機関 取り寄せ方法と手数料
【銀行系】全国銀行個人信用情報機関(JBA) JBAのHP上から郵送請求可能。請求手数料は1,000円(税込)
【カード系】株式会社シー・アイ・シー(CIC) 郵送、窓口、インターネット請求が可能。窓口の場合は手数料500円(税込)、インターネットや郵送の場合は手数料1,000円(税込)
【消費者金融系】株式会社日本信用情報機構(JICC) 郵送、窓口、インターネットから請求が可能。窓口の場合は手数料500円(税込)、インターネットや郵送の場合は手数料1,000円(税込)

3つのうち、いずれかの機関で「異動」の記載がある場合は、最低でも5年間は記録が残ります

もし事故歴がない場合でも、遅延歴と他の審査項目を組み合わせて判断した結果、審査に落ちる金融機関もありますね。

遅延の過去がある場合は、遅延歴とその理由について、前もって金融機関に伝えておくと少し印象が良くなる可能性がありますよ

審査落ちしてしまった方は、まず個人信用情報を疑ってみましょう。

対策2:「異動」の文字はないが、カードの保有枚数が不必要に多い場合は清算する

個人信用情報で「異動」の文字はなくても、安心してはいけません。

なぜかというと、個人信用情報にはさまざまな借入れの契約情報が掲載されていて、クレジットカードなどの保有枚数もわかるようになっているからです

もしご自身の個人信用情報を確認した際に、カードの保有枚数が不必要に多く記録されている場合は、審査落ちのリスクがあります。

多いかどうかの判断基準としては、「5枚以上」が1つの目安ですね。
クレジットカードの保有枚数が5枚以上の場合は枚数を減らし、きれいに清算しておくほうが無難です
消費者金融系のカードは持っているだけでも要注意

消費者金融系のカードは、「緊急時にお金を借りるためのカード」ですよね。いつでもお金を借入できるようなカードを持っている方は、お金にルーズな印象を持たれる可能性があります

たとえ遅延や事故歴がなくても、消費者金融系のカードを所持しているだけで、金融機関によっては審査に落ちる場合がありますよ。

クレジットカードは必要最低限の枚数に絞り、キャッシング枠もできる限り解約(もしくは減額)しておきましょう。加えて、消費者金融系のカードはすべて解約しておくのが無難です。

個人信用情報を徹底的にクリーンにしておくことが、審査通過の近道ですね。

理由2:他の借り入れがある

住宅ローンを借りる際、住宅ローン以外の借り入れがあれば、その分返済負担率も高くなり、審査は通りにくくなります

なぜなら返済負担率は、ほかの借り入れと合算の数値だからです。

例えば、年収400万円の方なら年間合計返済額120~140万円の住宅ローンを組むことができますが、この数値はあくまで「ほかの借り入れも含んだ金額」です。

ほかの借り入れがあればあるほど、住宅ローンに充てられる金額が少なくなり、審査も通過しにくくなるということですね。

もし他に複数の借り入れがあって審査に落ちた場合は、高利子のものから優先的に完済するようにしてください

金融機関は高利子の借り入れに厳しいので、こちらの対策はかなり有効だといえます。

他の借り入れは高利子のものから優先的に完済する

住宅ローン以外でクレジットカードのリボ払い、自動車ローン、奨学金など、他に複数の借り入れがある場合は、できる限りすべて完済してから再申し込みすることをおすすめします

いきなりそう言われても、すべてを完済するのは難しいんだけど…?

もちろん他に借り入れがあったとしても、住宅ローンの借入金額を少なくして返済負担率を抑えられるのであれば、審査に通る可能性はあります。

どうしても他の借り入れを完済させるのが難しい場合は、カードローンやリボ払いなど、高利子のローンから優先的に完済してください

なぜかというと、社会人になってから高利子の借り入れを多数行っている場合、本人の信用力を疑われる可能性があるからです

逆に言えば、日本学生支援機構の貸与型奨学金などは、無利子~低利子で、学生時代に背負ったやむを得ない借金ですよね。したがって、奨学金の場合は残高が少なければ、それほど印象が悪くなることはありません。

住宅ローン以外に借り入れがある方は、金額だけでなくその借り入れがどのような種類であるかまで見られるので、気をつけておく必要がありますよ。

理由3:返済負担率ギリギリのローン

返済負担率がギリギリの住宅ローンは、事前審査で落ちやすい傾向があります

先ほども軽く触れましたが、返済負担率とは「年収に占めるローン返済額の割合」です。

実際、返済負担率を重視する金融機関は多く、国土交通省のローン調査でも、約90.7%の金融機関が返済負担率を重視すると回答しています。

返済負担率の基準は金融機関や年収によって異なりますが、25%~35%以内で設定されていることが多いです

金融機関であらかじめ返済負担率の目安を確認しておき、上限ギリギリではなく、余裕を持った返済負担率にしておくことが大切ですよ

返済負担率を下げるための具体的な対策としては、

  • 頭金の割合を多くする
  • 購入する物件を見直す

の2つがおすすめです。

それぞれ簡単に解説しておきますね。

対策1:頭金の割合を多くする

返済負担率を下げるのにもっとも有効な対策が、頭金の割合を多くするという方法です

頭金を多く入れれば適用金利も優遇されることが多いですし、何より審査で良いイメージにつながります。

もちろん他にも返済負担率を下げる方法として

  • 返済期間を長くする
  • 変動金利にして金利を低くする

といった方法もありますが、結論から言ってしまえばこれらの方法はおすすめしません

理由を挙げると、返済期間を長くすればその分完済時年齢が高くなり、別の項目で審査に響きます。さらに返済期間を長くすると、総返済額も増えてしまいます。

また変動金利で金利を低くするのはその場しのぎにすぎず、本当の意味で返済負担率を下げることにはならないのです

このように、住宅ローン審査では、「計画的なローン契約になっているか?」という点も重視されます。

一度審査に落ちた方は、頭金の割合を多くして返済負担率を下げるのが無難ですよ

対策2:購入する物件を見直す

返済負担率を下げるもう一つの対策は、「購入する物件の価格を見直して借入金額を低くする」という方法です

購入する物件価格を身の丈に合った金額に見直して低くすれば、返済負担率も自然と抑えられます。

住宅購入時は「どうしてもこの住宅が良い!」とこだわりがでるものですが、審査に通らなければそもそも購入できません。

審査に問題なく通るような、身の丈に合った住宅を購入するというポイントも大切にしましょう。

理由4:勤続年数が短い、収入が不安定

勤続年数が短い方や、個人事業主など収入が不安定な方は、住宅ローン審査で不利になりがちです

それぞれ対策でおすすめの方法は

  • 個人事業主の場合はフラット35を利用すること
  • 会社員の場合は、勤続年数の要件がないネット銀行の住宅ローンに申込む

の2つですね。

会社員と個人事業主とでは、審査に通りやすい金融機関が異なります。

ご自身の状況にあった金融機関で審査を申し込むのがおすすめですよ。それぞれの対策について、分けてご説明しておきますね。

対策1:個人事業主の場合は、フラット35を利用する

個人事業主の場合、民間の金融機関では審査で不利になりがちです。

「収入も返済負担率も適正なのに審査で落ちた」という場合は、職業選別をしないフラット35の利用を検討しましょう

フラット35は民間の金融機関とは違い、職業属性が審査に影響することがほとんどありません。

そのため、個人事業主で事業年数が短めでも、比較的審査に通りやすくなっていますよ。

対策2:会社員の場合は、勤続年数の要件がない住宅ローンに申込む

会社員の場合、メガバンクや地方銀行では、勤続1年~3年以上といった申込要件が設けられています。

したがってこれらの金融機関で審査に通過するのは至難だといえます

そこで、勤続年数が短くて審査に落ちてしまった場合には、勤続年数の要件がないネット銀行系の住宅ローンを選ぶのがおすすめです

住信SBIネット銀行」や「じぶん銀行」などのネット銀行は、勤続年数が短くても申し込み可能です。

ただし注意点として、勤続1年未満の場合は職歴書や直近の給与明細が求められますので、用意しておく必要がありますよ

もちろん、過去の職歴に一貫性がなくて短期転職を繰り返しているケースなど、前向きな転職ではないと判断されれば、これらの銀行でも審査で落ちる可能性はあります。

勤続年数の長さだけではなく、どのようなキャリアかという点も審査で見られるので、気をつけてくださいね。

理由5:完済時の年齢が80歳以上

住宅ローンの審査で、「借入れ時の年齢」や「完済時年齢」は重要な項目です

特に完済時年齢は、多くの金融機関の申込要件で「81歳未満」とされています。

年齢で引っ掛かって事前審査に落ちる方もいるので、申込要件は必ず確認しておきましょう

ローン申込時の年齢が高齢で、完済時年齢が申込要件に引っ掛かってしまう場合は、「親子リレーローン」を利用することも検討しましょう。

親子リレーローンを利用する

親子リレーローン(リレー返済)とは、親子2世代にわたって住宅ローンを返済していく方法です。

親子リレーローンであれば完済時年齢による不利を回避することができるので、完済時年齢が80歳以上の方でも、審査に通過できる可能性があります

一般的な住宅ローンでは、借入れ時の年齢が60歳の場合、住宅ローンは80歳になるまでの19年間で返済しなければなりません。しかし親子リレーローンを利用すれば、子どもの年齢にあわせて返済期間を決められます。

つまり子どもが30歳なら、最長35年返済も可能になるということです。

ただ、親子リレーローンはローンが二世代にわたるため、親子間でトラブルにならないようしっかり話合った上で契約するようにしてくださいね。

住宅ローンの本審査に落ちる4つの理由と対策

住宅ローンの事前審査に通過しても、本審査で落ちる方は一定数います

本審査で落ちてしまうおもな理由は

  • 事前審査の申告内容と、本審査での提出書類の内容が異なる
  • 本審査までに転職をした
  • 担保価値が低い
  • 健康状態に問題がある

の4つです。事前審査に通っても、本審査に通過しなければ意味がありませんよね。

本審査に落ちる理由ごとに、具体的な対策をご説明していきます。

理由1:事前審査の申告内容と、本審査での提出書類の内容が異なる

事前審査の申告内容と本審査での提出書類の内容が異なる場合、審査に落ちてしまう可能性が非常に高いです

なぜかというと、最初の申告内容と書類で整合性が取れず、虚偽の申告と見なされる可能性があるからです。

よくあるケースではあるものの、本審査で落ちる可能性が非常に高いため注意しなければなりません。

対策は、本審査時に提出する書類の記載内容を、事前審査の申告(入力)内容にしっかり一致させることです。 簡単に解説しておきますね。

対策:書類の記載内容は事前審査と一致させる

事前審査で書類提出を求められることは基本的にありません。だからといって収入や職業の申告を適当にすませてしまうと、証明書類を提出した際に内容がかみ合わなくなって、審査に落ちることになります

このような事態を防ぐため、事前審査の時点から必要な証明書類はしっかり用意しておき、内容に整合性を取れるようにしてください

住宅ローン審査では、ささいな記入間違い&ちょっとした嘘が命取りになります。

事前審査を通すために仕事の勤続年数をごまかしても、本審査時に提出する健康保険証で勤続年数はすぐバレます。

たとえ出来心でも嘘の申告は絶対にやめ、整合性のある申告内容になるように気をつけてくださいね。

理由2:本審査までに転職をした

事前審査に通った後でも、本審査が始まるまでに転職すると、審査に落ちる可能性があります

先ほどお伝えしたように本審査に通過するためには、事前審査の申告内容と本審査の内容がかみ合わなければならないからです。

したがって、事前審査で申告した内容が変わるような行為(転職・退職・事業の廃業)は原則NGだと思っておいたほうが無難ですね。

対策としては「転職は融資実行後まで控える」という方法になりますので、簡単にご説明しておきます。

対策:転職は融資実行後まで控える

当然ながら、住宅ローン契約は事前審査・本審査が終わってもまだ完了ではありません。

なぜならば、融資実行が終わってようやく借入れがスタートするからです

融資実行前に転職や退職、債務整理などをすれば、審査時の信用力とは大きく変わりますよね。最悪の場合、金融機関から審査結果そのものを無効にされてしまいます。

たとえ良い転職話があったとしても、無事に融資が実行されるまでは転職しないようにしてください。

理由3:担保価値が低い

住宅ローンの本審査では、物件に関するさまざまな書類を提出し、担保価値に関してもしっかり審査されます

担保価値の審査とは、「融資内容に見合った価値のある物件かどうか」を確認するための審査です。

万が一契約者が返済不能状態になった場合、担保物件は抵当権を持つ保証会社等によって売却されます。

つまり万一の際に売却できる「価値のある物件」でないと保証会社の審査に通らず、本審査も落ちる可能性があるのです

一般的に、戸建ての中古物件や、特殊な敷地に建つ物件などは担保価値が低くなりやすいです。

もし担保価値の低さが原因で審査に落ちた場合は、「借入金額を少なくするか、金融機関を変える」という対策になります。こちらもわかりやすく解説しますね。

対策:借入金額を少なくするか、金融機関を変える

中古物件や敷地の問題で担保価値が低い場合は物件の問題ですから、担保価値自体を上げることはできません

ただ、担保価値というのはあくまで「融資内容に見合った価値のある物件かどうか」という視点でチェックされるものです

つまり、審査に通らない場合は、その物件の担保価値に見合った融資内容に減額すれば、審査も通る可能性があります。

また担保評価は金融機関によって基準が異なり、独自の担保評価基準を持っている金融機関もあります。

金融機関によっては担保価値をもう少し引き上げることができるかもしれませんので、別の金融機関で相談するのも一つの方法だといえますね

理由4:健康状態に問題がある

住宅ローンの本審査では、団体信用生命保険の加入審査があります。

団体信用生命保険はほとんどの金融機関で加入することが求められているため、健康状態に問題があれば本審査も通りません

実際、当記事内で触れた「民間住宅ローン実態調査」においても、審査で健康状態を考慮する金融機関は98.6%と非常に多いのです。

健康状態に問題があり審査に落ちてしまった場合は

  • 引き受け基準緩和型の「ワイド団信」を利用する
  • 団信加入が任意になっている「フラット35」を利用する

といった対策を取るようにしましょう。詳しく解説しますね。

対策1:ワイド団信を利用する

ワイド団信とは、病歴がある方でも加入しやすくなっている団体信用生命保険です

加入条件が緩和されていることから、「引き受け基準緩和型団信」とも言われます。

ワイド団信であれば、通常の団信に加入できない健康状態でも、加入審査に通りやすくなっていますよ

ただ、ワイド団信は住宅ローンの適用金利に年0.3%程度の金利上乗せが必要です。住宅ローンの金利が高くなるので、コストの面だけ注意してくださいね。

対策2:フラット35を利用する

フラット35は団体信用生命保険の加入が任意です。そのため、団信を付けずに申込むこともできます

団信を付帯しなければ健康状態を問う加入審査も必要ありませんので、本審査に通過することができます

したがって、病歴がある方は団信なしでフラット35に入り、健康状態がよくなってから民間生命保険などに別途加入して、リスクに備える方法もありますよ。

審査が甘い住宅ローンはある?

「審査が甘い住宅ローンはあるのか?」という疑問は、誰しもが感じることだと思います。

ただ結論からいえば、審査が甘い住宅ローンというのは基本的にありません

なぜかというと、住宅ローンは大きな金額を貸し出すローンなので、どんな金融機関でも返済破綻リスクを回避しようとしているからです

ただその中でもフラット35は、

  • 職業選定をしない
  • ネット銀行なら勤続年数も問わない

など、金融機関ごとに審査の特徴があります。

つまりわかりやすくいえば、審査に落ちた理由にあわせて申し込む住宅ローンを変えれば、審査に通る可能性があるということです。

ここでは、

  • 勤続年数に制限を設けていない住宅ローン
  • ワイド団信がある住宅ローン
  • ペアローンを利用できる住宅ローン

のおすすめサービスをそれぞれご紹介しておきますね。

勤続年数に制限のない住宅ローン

勤続年数に制限のない住宅ローンとは、申込要件に「勤続○○年以上」などの制限を設けていない住宅ローンのことです

ただし制限がないからと言って、必ず審査に通るわけではありません。

勤続年数に制限のない住宅ローンであれば、勤続3か月以上~1年未満のケースでも申し込みしやすくなっていますよ

転職したての方は、参考になさってくださいね。

住信SBIネット銀行 フラット35(保証型)

住信SBIネット銀行」のフラット35(保証型)は、勤続年数の要件がありません。そのため、転職したてでも申込みしやすくなっています。

フラット35(保証型)は頭金の額によって金利が低くなる、「全期間固定金利」の住宅ローンです。

金利が変わらない安心感に加えて、下記表のように金利の低さが大きな魅力ですよ。

  フラット35(保証型)の金利
頭金なし
頭金1割以上 1.060%

2019年11月適用金利

融資比率9割以下

団信加入

頭金2割以上 0.980%

2019年11月適用金利

融資比率8割以下

団信加入

お申し込みはこちら

新生銀行 住宅ローン

新生銀行の住宅ローンも、勤続年数の要件を設けていないので、申し込みしやすくなっています

新生銀行の大きな特徴は、住宅ローンの諸費用が非常に低く抑えられている点です。

2019年11月現在、変動金利(半年型)タイプの金利は年0.65%で、住宅ローンの事務手数料が11万円(消費税10%込み)と破格の安さです。

  変動金利(半年型)
適用金利 0.65%

新生銀行であれば借入れ時の初期費用を大きく抑えられるので、利用者にとっても嬉しいですよね。

お申し込みはこちら

団信に通らなかったならワイド団信を検討しよう

健康状態が理由で、通常の団信による審査に落ちてしまった場合は、引き受け基準緩和型のワイド団信を検しましょう。

ソニー銀行の住宅ローンに付帯できるワイド団信は、上乗せ金利が低くおすすめですよ。

ソニー銀行 住宅ローン

ソニー銀行のワイド団信は、他金融機関水準よりも安い「年0.2%」の金利上乗せで加入できるのが大きな特徴です

ワイド団信で年0.2%という上乗せ金利は、なかなかありません。

「健康状態に不安はあるけど、金利上乗せ負担が気になる」という方でも、気軽に利用できるのがうれしいですよね。

住信SBIネット銀行
適用金利
変動金利
0.447%

2019年11月適用金利

当初10年固定
0.700%

2019年11月適用金利

当初20年固定
1.300%

2019年11月適用金利

全固定35年
2.550%

2019年11月適用金利

保証料 事務手数料 審査期間
無料 借入金額×2.20%(税込) 1ヵ月~2ヵ月
返済方法 来店 繰上げ返済手数料
元利均等返済/元金均等返済 不要 無料 ※固定金利特約期間中の全額繰上返済は所定の手数料がかかります。
固定期間 借入可能額 対応地域
2~35年 500万円~2億円 全国

団信はもちろん、すべての病気・けがをカバーする全疾病保障が「保険料無料」「金利の上乗せもなし」で付帯! 働けなくなったら、月々の返済額を保障いたします。働けないまま12ヵ月経過したら、住宅ローンの残高が0円になります。 魅力的な金利と安心の保障がついた住宅ローンです! ※掲載の金利は所定の条件を満たした場合の金利です。

詳しく見る

ペアローンを利用できる住宅ローン

借入金額や返済負担率が原因で審査に落ちた場合は、1つの物件に対し夫婦2人で住宅ローンを組める「ペアローン」がおすすめです

「1人だけの所得では返済負担率が高くなり、審査に落ちてしまった……」という方もいるでしょう。

ペアローンは夫婦2人でそれぞれ住宅ローンを組むので、借入金額を大きくすることができます。

また、団信も住宅ローン減税もそれぞれに適用されるので、共働き世帯におすすめです。

ただ、諸費用が2倍かかったり、2人それぞれの審査が必要になったりといった注意点もあるので、これらの注意点をふまえたうえで検討してくださいね。

三菱UFJ銀行のネット専用住宅ローンは、低金利でかつペアローン可能になっていますので、ご紹介しておきますね。  

三菱UFJ銀行 ネット専用住宅ローン

三菱UFJ銀行のネット専用住宅ローンなら、夫婦がそれぞれ債務者になり、住宅ローンを2つ組む形の「ペアローン」でも申し込むことができます

もちろん、住宅ローンの適用金利は変わりません。

「固定20年プレミアム住宅ローン」なら0.990%という格安の金利で、20年間金利も固定されますよ。

三菱UFJ銀行
適用金利
変動金利
0.525%

2019年11月適用金利

当初10年固定
0.590%

2019年11月適用金利

当初20年固定
0.990%

2019年11月適用金利

全固定25年
1.250%

2019年11月適用金利

全固定35年
1.550%

2019年11月適用金利

保証料 事務手数料 審査期間
一括前払い型と利息組込み型により変動 33,000円 4週間程度
返済方法 来店 繰上げ返済手数料
元利均等返済/元金均等返済 不要 インターネット無料
固定期間 借入可能額 対応地域
1~35年 30万円~1億円(10万円単位) 全国

三菱UFJ銀行の住宅ローンはご利用額12年連続No.1。 全国766店舗ある大手金融機関です。 全国に店舗がありますので、無料相談会などを利用して対面で相談することができます。 ※全期間固定25年と全期間固定35年は、ネット専用住宅ローンでは取扱なし。

公式サイトはこちら

住宅ローン審査についてよくある質問

最後に、住宅ローン審査についてよくある質問をまとめました。

住宅ローンの審査は金融機関ごとに異なるため、今回の回答がすべての審査傾向に当てはまるわけではありませんが、参考になれば嬉しいです。

自営業やフリーランスでも住宅ローンを借りられる?

事業年数が長く収入も安定していれば、民間の金融機関でもフラット35でも借り入れ可能です。ただ、審査の通りやすさを重視するなら、職業選別をしないフラット35のほうが借りやすくおすすめですよ。

クレジットカードは何枚以上だと審査に不利になる?

金融機関によって異なりますが、保有枚数5枚以上だと不利になりやすいです。加えてキャッシング枠の大きいクレジットカードを所有している場合も、不利になることが多いですよ。

奨学金が残ってると住宅ローン審査に通らない?

奨学金が残っているというだけで審査に通らない、なんてことはありません。

返済遅延などなく残高が順調に減っていて、頭金をしっかり入れて返済負担率も低い状況なら、審査に通る可能性は高いです。ただし当然ではありますが、奨学金にしても他の借入れにしても完済しているほうが、審査では断然有利ですね。

団信の審査に引っかかったらどうすればいい? 

民間の住宅ローンのほとんどは、団信加入が必須条件です。健康上の理由で団信に入れない場合は、フラット35で団信に加入せず申し込むか、引き受け基準緩和型のワイド団信を利用しましょう。

フラット35の審査は他とは違う?

フラット35は質の高い住宅普及を目指し、公的ローンと民間ローンの性質を併せ持つ住宅ローンです。

そのため、民間金融機関の住宅ローンとは審査基準が異なります。「物件検査」と呼ばれる独自の住宅検査がある他、職業選別しない、団信未加入でも借り入れできる、といった特徴があります。

非正規雇用でも住宅ローンは借りられる?

2019年現在は、非正規雇用の方でも年収や返済負担率などの条件を満たしていれば、申込可能な住宅ローンが増えています。ただし現実的なところでは、メガバンクなど金融機関によっては、審査に通りにくいのが現状です。

非正規雇用で住宅ローンを借りる場合は、雇用形態を利用条件にしていない、フラット35の利用がおすすめですよ。

外国人でも住宅ローンを借りられる?

外国人の方でも、日本国籍を取得しているか、永住許可等を受けている方であれば、ほとんどの金融機関で借り入れ可能です。

まとめ

住宅ローンの審査に落ちた場合は、必ず何かしらの理由があるはずです。

審査に落ちた方は、「ショックで住宅ローンの利用なんて検討したくない」と思うかもしれません。

しかしながら審査に落ちた理由を冷静に分析して適切な対策を取れば、今度はスムーズに審査通過できる可能性がありますよ。

住宅ローン審査では、

①個人信用情報に問題があれば一発で審査落ちの可能性が高い

他の借入れは高利子のものからできる限り完済する、不要な消費者金融系カードやクレジットカードは清算するといった対策で、信用情報を徹底的にクリーンにしておこう。

②事前審査と本審査で情報の整合性が取れないと、審査に落ちやすい。

申告内容に漏れや間違いがないよう、内容をしっかり一致させることが大切。

③個人事業主はフラット35、勤続年数が短い場合はネット銀行や新生銀行など、金融機関によって通りやすい項目がある

審査に落ちた理由と項目を特定し、ご自身が審査に通りやすい金融機関を探して申し込むこと。

の3つが非常に重要です。

当記事でご紹介した対策を参考にしつつ、今度こそ審査に通るよう、最適な住宅ローンを申し込んでくださいね。

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住宅ローン シミュレーション
じぶん銀行
おすすめ住宅ローン
住信SBIネット銀行
満足度
4.5
住信SBIネット銀行
最低金利
0.418%

変動金利

2019年11月適用金利

借り換え金利

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1位 じぶん銀行
満足度
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じぶん銀行
最低金利
0.380%

当初固定2年

2019年11月適用金利

2位 住信SBIネット銀行
満足度
4.5
住信SBIネット銀行
最低金利
0.418%

変動金利

2019年11月適用金利

借り換え金利

3位 三菱UFJ銀行
満足度
4.4
三菱UFJ銀行
最低金利
0.390%

当初固定3年

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