• 2020.06.03

変動金利の住宅ローンを比較!主要11社からプロがおすすめ銀行を厳選

変動金利住宅ローンの比較

『変動金利』は住宅ローンの中でも、特に人気の金利タイプ。

2020年時点では0.5%を下回る金融機関もあり、住宅ローン利用者の60.3%が変動金利を選択しています

住宅ローン利用者が選んだ金利タイプの内訳グラフ

参考:住宅金融支援機構 2018年度 民間住宅ローン利用者の実態調査より

しかし、いくつかの銀行ホームページを見ている間に、

「どの銀行の変動金利が一番お得なの?」
「金利だけで銀行を選んでも良いの?」
「変動金利で借りても大丈夫なの?」

など、結局どの銀行を選ぶべきかお悩みかと思います。

そこでこの記事では、主要銀行11社の変動金利を比較し、おすすめの住宅ローンを紹介していきます

変動金利の注意点と対策も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

この記事を執筆・監修している専門家

執筆者

中澤悠生

ナビナビ住宅ローン編集部

保有資格・検定

3級ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士、住宅ローンアドバイザー、

住宅ローンアドバイザー、3級ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士。「家を買いたいけど、ローンをどう選べば良いかわからない」「不動産屋さんに勧められるままにローンを契約したけど後悔している」などの悩みを持っている方が多くいらっしゃいます。このような悩みを解決するべく、当サイトではどこよりも分かりやすい住宅ローン情報を届けることをモットーに執筆・編集をしています。

編集者

ナビナビ住宅ローン編集部

住宅ローンを組む時に抱える「どうやって住宅ローンを選べば良いかが分からない」「金利の違いがよく分からない」「一番お得に借りられるローンはどれなの?」といった疑問・不安を解決できるように解説していきます。

変動金利の住宅ローンを比較!おすすめ順に解説

変動金利の住宅ローンのメリットを最大限に活かすためには、初めに金利の低い住宅ローンをいくつか選び、その中から団体信用生命保険など付帯するサービスを比較しましょう

変動金利タイプを比較するポイント

  1. 金利の低い住宅ローンをいくつか選ぶ
  2. 団体信用生命保険や付帯サービスを比較する

この記事では上記のポイントを踏まえた上で、主要銀行11社の住宅ローンをA~Cの3段階で評価しています。

住宅ローン商品の評価基準について

また、住宅ローンの審査は必ず通るとは限らないため、不安な方は2~3社へ審査申込みをしておくと安心です。

変動金利住宅ローンの比較一覧(新規借り入れ)
金融機関 適用金利 事務手数料(税込) 保証料 来店
A評価auじぶん銀行「全期間引下げプラン変動金利」
0.380%

2020年07月適用金利

全期間引下げプラン

じぶんでんきをセットでご契約の場合

借入金額×2.2% 無料 不要
A評価新生銀行「変動金利(半年型)タイプ<変動フォーカス>」
0.450%

2020年07月適用金利

借入金額×2.2% 無料 不要
A評価住信SBIネット銀行「ネット専用住宅ローン通期引下げプラン」
0.410%

2020年07月適用金利

借入金額×2.2% 無料 不要
B評価ジャパンネット銀行「住宅ローン」
0.380%

2020年07月適用金利

借入金額×2.2% 無料 不要
B評価SBIマネープラザ「ミスター住宅ローンREAL 通期引下げプラン」
0.410%

2020年07月適用金利

借入金額×2.2% 無料 必要
B評価ソニー銀行「変動セレクト住宅ローン」
0.457%

2020年07月適用金利

変動セレクト

新規購入で自己資金10%以上

借入金額×2.2% 無料 不要
B評価イオン銀行「金利プラン(新規お借入限定)」
0.520%

2020年06月適用金利

借入金額×2.2%*1 無料 不要
B評価楽天銀行「住宅ローン(金利選択型)」
0.527%

2020年07月適用金利

330,000円 無料 不要
C評価三井住友信託銀行「リレープランフレックス融資手数料型」
0.475%

2020年07月適用金利

借入金額×2.2% 無料 必要
C評価三菱UFJ銀行「ネット専用住宅ローン」
0.525%

2020年07月適用金利

借入金額×2.2% 無料 不要
C評価三井住友銀行「ネットローンプラザ特別プラン」
0.475%

2020年07月適用金利

借入金額×2.2% 無料 必要

*1 定率型の場合

[A評価]auじぶん銀行 | 全期間引下げプラン変動金利

auじぶん銀行住宅ローンの特徴解説

auじぶん銀行住宅ローンは、KDDIと三菱UFJ銀行が共同で設立した住宅ローンです。

金利の低さと保障のバランスが取れていることが特徴で、特に変動金利の低さは全国でもトップクラスです

保険料0円で、返済中の病気やケガに備えられる「がん50%保障団信」と「全疾病保障」を利用できるため、突然の病気で働けなくなったときも安心です。

  • がん50%保障団信 … がんと診断された場合に住宅ローン残高が半分になる
  • 全疾病保障 … 病気やケガで180日以上続けて入院した場合に、住宅ローン残高が0円になる*1*2

*1 精神障害を除く
*2 最初の31日は連続した入院である必要がある

また、審査スピードの速さも重視されていて、事前審査は最短当日中に回答を得られます。

変動金利で借り入れるつもりなら、優先的に事前審査に申し込んで損はないでしょう。

auじぶん銀行 | 全期間引下げプラン変動金利(新規借り入れ)
金利
0.380%

2020年07月適用金利

全期間引下げプラン

じぶんでんきをセットでご契約の場合

事務手数料 借入金額×2.2%(税込)
保証料 無料
審査期間 2週間程度
来店 不要

auユーザー以外も申込みできる!

auじぶん銀行の公式サイトへ

[A評価]新生銀行 | 変動金利(半年型)タイプ<変動フォーカス>

新生銀行住宅ローンの特徴解説

新生銀行住宅ローンは、事故リスクに備えられる保障と金利の低さが魅力です。

先述のauじぶん銀行住宅ローンが病気に備えられる保障が充実していたことに対して、新生銀行住宅ローンでは「要介護状態」に対する保障が充実しています

具体的には、下記の状態に該当した際に住宅ローンの残高が0円になります。

  • 所定の要介護状態が180日以上継続した場合
  • 要介護3以上に認定された場合

ただし新生銀行住宅ローンでは、変動金利の125%ルールと5年ルールが適用されないため、資金に余裕のある方におすすめです。

新生銀行 | 変動金利(半年型)タイプ<変動フォーカス>(新規借り入れ)
金利
0.450%

2020年07月適用金利

事務手数料 借入金額×2.2%(税込)
保証料 無料
審査期間 2週間程度
来店 不要

WEB上でかんたん審査!

新生銀行の公式サイトへ

[A評価]住信SBIネット銀行 | ネット専用住宅ローン通期引下げプラン

住信SBIネット銀行の『ネット専用住宅ローン』は、金利の低さに加えて、全疾病保障が無料で付帯することが特徴です

全疾病保障の内容は、下記の2通りです。

  • 病気やケガで就業不能状態になった場合に、月々の返済を最大12回まで保障*1*2
  • 就業不能状態が12ヶ月経過した場合に、住宅ローン残高を保障*3

*1 8疾病以外の場合は1ヶ月の免責期間あり
*2 8疾病の場合は最大12回分、8疾病以外の場合は最大11回分が限度
*3 責任開始日から3ヶ月間の待機期間あり

就業不能状態が長期間にわたって続いてしまったときはもちろん、働けなくなったときに一ヶ月単位で保障を受けられるのも嬉しいポイント

「働けない期間が半年以上も続くことはなさそう」と考えている方には、住信SBIネット銀行がおすすめです。

住信SBIネット銀行 | ネット専用住宅ローン通期引下げプラン(新規借り入れ)
金利
0.410%

2020年07月適用金利

事務手数料 借入金額×2.2%(税込)
保証料 無料
審査期間 最短1週間
※時期により異なります。詳細は同社WEBサイトをご参照ください
来店 不要

住信SBIネット銀行公式サイトへ

[B評価]ジャパンネット銀行 | 住宅ローン

ジャパンネット銀行住宅ローンの特徴

ジャパンネット銀行住宅ローンは、ヤフーグループのジャパンネット銀行が提供している住宅ローンです。

この記事で紹介している住宅ローンのなかでも特に金利が低く、変動金利の低さではジャパンネット銀行とauじぶん銀行の2強となっています

ネット上だけで手続きを完結できる、審査スピードが速いなどのネット銀行らしいメリットはもちろん、「定額自動入金サービス」を利用すれば、給与振り込み口座を変更する手間もありません。

定額自動入金サービスとは

給与振り込み口座から、毎月自動でジャパンネット銀行口座にチャージされるサービス。 手数料0円なので、メインバンクを変えずに住宅ローンの引き落としだけをジャパンネット銀行にできる。

ただし、ジャパンネット銀行住宅ローンは団体信用生命保険や疾病保障の内容が、最低限の保障のみとなっています

がんへの備えや、全疾病保障は付帯しないため、「保障は重視しないから、とにかく金利が低い住宅ローンが良い」と考えている方に向いています。
ジャパンネット銀行 | 住宅ローン(新規借り入れ)
金利
0.380%

2020年07月適用金利

事務手数料 借入金額×2.2%(税込)
保証料 無料
審査期間 1週間程度
来店 不要

[B評価]SBIマネープラザ | ミスター住宅ローンREAL 通期引下げプラン

SBIマネープラザの住宅ローンの特徴

SBIマネープラザでは、住信SBIネット銀行の『ミスター住宅ローンREAL』が取り扱われています。

同じ商品なので、金利の低さや全疾病保障などの基本的なスペックはもちろん同じですが、SBIマネープラザはネット上での申込みには対応していない点には注意が必要です

利用するにはSBIマネープラザの店舗に行く必要があるため、近くに店舗がない人にとっては利用しづらくなってしまいます。

しかし、近くにSBIマネープラザの店舗がある方にとっては対面相談でしっかりと不安を解消した上で、ローンに申し込めるのは大きな利点です

SBIマネープラザ | ミスター住宅ローンREAL 通期引下げプラン(新規借り入れ)
金利
0.410%

2020年07月適用金利

事務手数料 借入金額×2.2%(税込)
保証料 無料
審査期間 6週間程度
来店 必要

SBIマネープラザ公式サイトへ

[B評価]ソニー銀行 | 変動セレクト住宅ローン

ソニー銀行住宅ローンの特徴

ソニー銀行の『変動セレクト住宅ローン』は、無料付帯のがん保障と金利の低さが特徴です

がんと診断されると、住宅ローン残高の50%が保障される団信を、保険料0円で利用可能です。

物件価格に対して10%以上の頭金を用意することで、金利の優遇を受けられるため、自己資金に余裕のある方に向いている住宅ローンです。

ただし、頭金なしで利用する場合は金利が高くなってしまう点には注意が必要です

頭金なしでもがん保障が付帯される住宅ローンには、「auじぶん銀行」があるので、こちらも検討してみてくださいね。

ソニー銀行 | 変動セレクト住宅ローン(新規借り入れ)
金利
0.457%

2020年07月適用金利

変動セレクト

新規購入で自己資金10%以上

事務手数料 借入金額×2.2%(税込)
保証料 無料
審査期間 4週間程度
来店 不要

[B評価]イオン銀行 | 金利プラン(新規お借入限定)

イオン銀行住宅ローンの特徴解説

イオン銀行住宅ローンでは、イオングループだからこそ受けられるサービスが充実しています。

イオン銀行住宅ローンで受けられるサービス(一部)

  • イオンでのお買い物が毎日5%オフ
  • イオンゴールドカードが発行される
  • 全国のイオン銀行で対面相談ができる

など、普段からイオンをよく利用する方にとってメリットが大きい住宅ローンです

変動金利はネット銀行のなかではやや高めの部類に入りますが、それでもメガバンクや地方銀行と比べると低水準になっています。

返済額シミュレーションで比較した上で、金利の低さを優先するか、付帯サービスを優先するかを判断しましょう。
イオン銀行 | 金利プラン(新規お借入限定)
金利
0.520%

2020年06月適用金利

事務手数料 借入金額×2.2%(税込)*定率型の場合
保証料 無料
審査期間 2~3週間程度
来店 不要

[B評価]楽天銀行 | 住宅ローン(金利選択型)

楽天銀行住宅ローンの特徴解説

楽天銀行住宅ローンの特徴は、事務手数料の安さです。

他の銀行では事務手数料は「借入金額×2.2%」なので、3,000万円の住宅ローンでは66万円が必要です。

それに対して楽天銀行の事務手数料は「定額330,000円」なので、数十万円以上もお得になります

また、全疾病保障とがん保障特約が無料で付帯することも、楽天銀行の大きなメリットです。

  • 全疾病保障 … 所定の就業不能状態が1年続くと、住宅ローン残高が0円になる
  • がん保障特約 … 所定のがんと診断されると、住宅ローン残高が50%になる。

金利はネット銀行のなかではやや高めの部類に含まれるため、返済額シミュレーションをして、毎月の返済負担を確認してみてくださいね。

楽天銀行 | 住宅ローン(金利選択型)(新規借り入れ)
金利
0.527%

2020年07月適用金利

事務手数料 330,000円(税込)
保証料 無料
審査期間 2週間程度
来店 不要

[C評価]三井住友信託銀行 | リレープランフレックス融資手数料型

三井住友信託銀行住宅ローンの特徴解説

三井住友信託銀行の住宅ローン『リレープランフレックス』は、ネット銀行並みに金利が低く設定されています。

また、他の銀行にない特徴として『ベビサポ』という子育て世帯に向けたサービスがあります。

ベビサポのサービス内容(一部)

  • 出産後の1年間は、住宅ローンの金利が0.1%優遇される
  • 西松屋でのお買い物割引*

*10,000円以上のご購入で2,000円割引

無料で付帯する疾病特約はありませんが、子育て期間中の負担を抑えたい方に嬉しいサービスです。
三井住友信託銀行 | リレープランフレックス融資手数料型(新規借り入れ)
金利
0.475%

2020年07月適用金利

事務手数料 借入金額×2.2%(税込)
保証料 無料
審査期間 1ヵ月半~2ヵ月
来店 不要

三井住友信託銀行公式サイトへ

[C評価]三菱UFJ銀行 | ネット専用住宅ローン

三菱UFJ銀行住宅ローンの特徴解説

三菱UFJ銀行住宅ローンは、利用実績が13年連続NO.1と多くの人から支持されています*。

*日本における民間金融機関住宅ローン取扱残高 No.1(2007年3月時点より現在まで)

三菱UFJ銀行では住宅ローンはいくつか種類がありますが、その中でもネット専用住宅ローンは、店頭申込みよりも金利が低く設定されています。

申込みから借り入れまでネット上で完結できるため、店舗に行く時間を作りづらい方にイチオシです。

提携コンビニのATM利用手数料が月に3回まで無料になるので、メインバンクとしても使いやすくなっていますよ。
三菱UFJ銀行 | ネット専用住宅ローン(新規借り入れ)
金利
0.525%

2020年07月適用金利

事務手数料 借入金額×2.2%(税込)
保証料 無料
審査期間 4週間程度
来店 不要

三菱UFJ銀行公式サイトへ

[C評価]三井住友銀行 | ネットローンプラザ特別プラン

三井住友銀行住宅ローンの特徴

三井住友銀行住宅ローンの『ネットローンプラザ特別プラン』は、メガバンクのなかでも低めの金利です。

また他の銀行にはないサービスとして『クロスサポート』という、夫婦の両方が団体信用生命保険の保障を受けられるサービスが挙げられます

一般的には団信の対象は住宅ローンの契約者のみですが、クロスサポートを利用していると配偶者にもしものことがあった場合でも、住宅ローンの返済が免除されます。

クロスサポートの利用には金利の上乗せが年+0.18%必要にはなりますが、より安心感の高い返済プランを組みたい方におすすめです。

三井住友銀行 | ネットローンプラザ特別プラン(新規借り入れ)
金利
0.475%

2020年07月適用金利

事務手数料 借入金額×2.2%(税込)
保証料 無料
審査期間 4週間程度
来店 必要(一部不要)

三井住友銀行公式サイトへ

変動金利は利用前にメリット・デメリットを把握しておこう

変動金利タイプのメリット・デメリット

利率の低さから人気の高い変動金利ですが、利用する際には注意すべきこともあります。

特に金利上昇によるリスクは、変動金利を検討している方は必ず知っておいてくださいね。

メリットは適用金利の低さ

変動金利は、住宅ローンの金利タイプの中で、適用金利がもっとも低く設定されています

金利が低ければ利息の負担も少なくなるため、毎月の住宅ローン返済額が安く抑えられることが大きなメリットです。

参考までにフラット35で借りた場合と、返済額の違いを見てみましょう。

変動金利とフラット35の返済額の違い
金利タイプ 毎月返済額 総返済額
変動金利(適用金利0.5%) 77,875円 32,707,560円
フラット35(適用金利1.2%) 87,510円 36,754,301円

※借入金額3,000万円、返済期間35年、元利均等返済
※返済中に金利が変動しなかった場合のシミュレーション結果
※「住宅保証機構株式会社」のシミュレーションツールをして算出

毎月返済額では約1万円の差があり、完済までの総返済額ではなんと約400万円もの差が生まれます

特に近年は0.4%など記録的な低金利が続いていることもあり、住宅ローン控除で1%の減税を受けられることを加味するとお釣りが来るほどです。

自身の場合はどれくらいの返済額になるのかを知りたい方は、返済額シミュレーションもご活用ください。

デメリットは金利上昇による負担増

変動金利は適用金利が低い一方で、市場の金利が上昇すると返済負担が大きくなる点はデメリットとなります

返済開始から10年後に金利が上昇した場合と、金利が変動しなかった場合の返済額を比較してみましょう。

金利上昇の有無による返済額の違い
 金利の上昇 毎月返済額 総返済額
変動しなかった場合 完済まで…77,875円 32,707,560円
10年後に1.5%に上昇した場合 当初上昇前…77,875円
金利上昇後…87,814円
35,689,347円

※借入金額3,000万円、返済期間35年、元利均等返済、当初の金利0.5%
※「住宅保証機構株式会社」のシミュレーションツールをして算出

上記の例では、金利が上昇すると毎月返済額が約1万円上がり、完済までの総返済額では約300万円ほど増加しています

変動金利を利用する際は、金利上昇によるリスクがあることを十分に理解した上で、必要な対策を取れるようにしておくことが大切です。

金利上昇リスクに備えるポイントについては、下記の記事で詳しく解説しています。

変動金利の利用が向いている人

「金利が低いのは魅力的だけど、変動金利で借りても良いのか分からない」という方も多くいます。

ここでは、どんな人なら変動金利の借り入れが向いているのかを解説していきましょう。

変動金利の利用が向いている人

借入金額が少ない人

変動金利タイプにもっとも向いているのは、住宅ローンの借入金額が少ない人です

変動金利のデメリットとして「金利が上昇すると返済負担が大きくなる」ということが挙げられますが、借入金額が少なければ金利上昇時の影響は少なくなります。

金利が借入金額が2,000万円の場合と、4,000万円の場合、それぞれで金利が上昇した場合の例を見てみましょう。

10年後に金利が1.5%に上昇した場合の返済額の違い
借り入れ金額 毎月返済額
2,000万円の場合 当初返済額…51,917円
金利上昇後…58,543円(+6,626円)
4,000万円の場合 当初返済額…103,834円
金利上昇後…117,086円(+13,252円)

※当初金利は0.5%、返済期間35年、元利均等返済
※「住宅保証機構株式会社」のシミュレーションツールをして算出

借入金額が2,000万円の場合は、金利が1%上昇しても毎月返済額への影響は6,000円ほどですが、4,000万円では毎月13,000円の負担増となります

毎月の固定費が13,000円増えると考えると、ちょっとしんどいですよね。

このように金利上昇時の影響は借入金額に比例するため、住宅ローンの借入金額が少ない人ほど、変動金利の利用が向いています。

毎月返済額の25%以上の貯金ができる人

毎月返済額の25%以上の金額を、毎月コツコツと貯金できる人にも変動金利は向いています

変動金利には「125%ルール」という仕組みがあり、金利が大きく上昇した場合でも、毎月返済額は125%まで上がらない決まりになっています。

そのため、毎月返済額の25%以上の貯金ができている人であれば、返済負担が増加したとしても対応できるのです。

コツコツと貯金をしておけば、金利上昇時に繰り上げ返済をする等の対応も柔軟に行えます。

ただし、金利があまりにも急激に上昇してしまい、利息額が毎月の返済額を上回ってしまうと「未払利息」が発生してしまうこともあります

未払利息について詳しくは下記の記事で解説しているので、こちらも参考になさってください。

返済期間が短い人

住宅ローンの返済期間の長さと、金利上昇による影響額も比例します。

そのため、住宅ローンの返済期間が短い人も変動金利に向いていると言えます

10年後に金利が1.5%に上昇した場合の返済額の違い
 返済期間 毎月返済額
返済期間15年 当初返済額…173,029円
金利上昇後…177,443円(+4,414円)
返済期間35年 当初返済額…77,875円
金利上昇後…87,814円(+9,939円)

※当初金利は0.5%、借入金額3,000万円、元利均等返済
※「住宅保証機構株式会社」のシミュレーションツールをして算出

返済期間が短いほど毎月の返済負担は高くなるため、毎月の返済額だけを見れば、返済期間15年のほうが高くなります。

しかし、金利上昇による影響金額を見ると、

  • 返済期間15年の場合は、+4,000円の負担増
  • 返済期間35年の場合は、+10,000円の負担増

となっており、返済期間が長いほど金額への影響も大きくなっていることが分かります

このように返済期間が短ければ、金利上昇時のリスクを低くできるため、変動金利を積極的に検討してみると良いでしょう。

計画的な繰り上げ返済ができる人

繰り上げ返済を活用することで、金利上昇のリスクをある程度コントロール可能です。

繰り上げ返済を変動金利で賢く活用する方法は、

という2つのパターンがあります。

「期間短縮型」で早めに完済する

「期間短縮型」の繰り上げ返済を利用すると、住宅ローンの返済期間を短くすることが可能です

コツコツと期間短縮型の繰り上げ返済をしていき、早めに住宅ローンを完済すれば、金利や利息を気にする必要はありません。

また先述したように、住宅ローンの返済期間が短ければ短いほど、金利が上がった時の返済額への影響も小さくなります。

変動金利を利用する際は、繰り上げ返済の計画についても考えておくと良いでしょう。

「返済額軽減型」で利息負担を軽減する

「返済額軽減型」の繰り上げ返済を利用すると、毎月の返済額が少なくなります

金利が上昇したタイミングに合わせて返済額軽減型の繰り上げ返済を行うことで、毎月の返済額が大きく上がることを防げます。

下記の表は、返済開始から10年後に金利が0.5%から1.5%に上昇したとして、金利上昇のタイミングで250万円の繰り上げ返済を行った場合の例です。


金利上昇に合わせた繰り上げ返済の活用例
繰り上げ返済の有無 毎月返済額
繰り上げ返済なし 当初返済額…77,875円
金利上昇後…87,814円(+9,939円)
繰り上げ返済あり(10年後に250万円) 当初返済額…77,875円
金利上昇後…77,040円(-835円)

※当初金利は0.5%、10年後に1.5%に上昇、借入金額3,000万円、返済期間35年、元利均等返済
※繰り上げ返済なしは「住宅保証機構株式会社」のシミュレーションツールをして算出
※繰り上げ返済ありは「知るぽると(金融広報中央委員会)」のシミュレーションツールをして算出

上記の例では繰り上げ返済をしなかった場合は、毎月の返済額は約1万円増加します。

それに対して繰り上げ返済をした場合は、金利上昇後でも毎月返済額が上昇していないことが分かるかと思います。

ただし、繰り上げ返済を利用するにはある程度まとまった資金が必要になるため、計画的に貯蓄をしておきましょう。

まとめ

変動タイプの住宅ローンは適用金利が低く、借り入れ当初の返済額が少なくなることが大きな特徴です。

その反面、市場の金利が上昇してしまった場合には、返済負担が増加してしまうというリスクもあります。

変動金利を利用する際は、仕組みやリスクについてしっかりと理解した上で、金利上昇に向けた対策を取れるようにしておきましょう。

変動金利のおすすめ住宅ローン

住宅ローン シミュレーション
新生銀行
おすすめ住宅ローン
新生銀行
満足度
4.1
新生銀行
最低金利
0.450%

2020年07月適用金利

変動金利

総合人気ランキング
1位 auじぶん銀行
満足度
4.7
auじぶん銀行
最低金利
0.380%

2020年07月適用金利

変動金利

全期間引下げプラン

じぶんでんきをセットでご契約の場合

2位 住信SBIネット銀行
満足度
4.5
住信SBIネット銀行
最低金利
0.398%

2020年07月適用金利

変動金利

借り換え金利

3位 新生銀行
満足度
4.1
新生銀行
最低金利
0.450%

2020年07月適用金利

変動金利

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