• 2020.06.04

住宅ローンの金利引き下げ交渉術!他行で借り換えの事前審査を通そう

住宅ローンの金利

今借りている住宅ローンの金利を低くしたいときは、借り換えを検討することが一般的です。

しかし、金融機関によっては金利の引き下げを交渉することが可能です。

金利引き下げ交渉に成功すると、住宅ローンの返済額を減らすことができますが、金融機関が必ず交渉に応じるとは限りません。

金融機関に金利の引き下げを打診する場合は、まず借り換えシミュレーションを行った上で、借り換え先の金融機関の仮審査を申し込みましょう。

今回は、金利引き下げ交渉のメリット・デメリットや金利引き下げ交渉の手順、借り換えるか迷ったときの対象法を解説します。

「住宅ローンの金利を引き下げる交渉術を知りたい」
「どうやって金利引き下げ交渉を進めればよいか分からない」

という人は、ぜひ当記事を参考にしてください。

この記事を執筆・監修している専門家

編集者

ナビナビ住宅ローン編集部

住宅ローンを組む時に抱える「どうやって住宅ローンを選べば良いかが分からない」「金利の違いがよく分からない」「一番お得に借りられるローンはどれなの?」といった疑問・不安を解決できるように解説していきます。

執筆者

中野良唯

ジョインコントラスト株式会社

保有資格・検定

AFP、宅地建物取引士

大手ハウスメーカーでの営業所長を経て、生命保険会社へFPとして転職。 その後、独立系FPとしてコンサルティングの幅を広げるためジョインコントラスト株式会社へ移籍。 現在は「家計教師.com」に所属するFPとして、家計の個別コンサルティングや各種セミナー、企業や学校などで講演会なども行なっています。

金利引下げ交渉のメリット・デメリット

住宅ローンの金利を引き下げてもらうメリットは、下記の2点が挙げられます。

金利引き下げ交渉のメリット

まずは、金利の引き下げ交渉によるメリットを解説します。

メリット1:住宅ローンの総返済額を減らすことができる

交渉に成功して金利が引き下げられた場合、住宅ローンの総返済額は減ります

金利は住宅ローンの利子の金額に影響するため、金利が高くなると利子が増え、住宅ローンの総返済額も増えます。

そのため、今よりも金利を低くすることができれば、住宅ローンの総返済額を抑えられます

■金利と総返済額の関係

金利1.500%の場合 金利0.800%の場合
総返済額 37,272,768円 33,753,636円

借入額:3,000万円
返済方法:元利均等
返済期間:35年
金利タイプ:全期間固定金利

※上記はあくまでも目安であり、実際の金額とは異なります。

メリット2:毎月の返済額を減らすことができる

金利が低くなれば利子が減り、毎月の返済額も減らすことが可能です。

毎月の返済が少なく済む分、ゆとりのある生活を送りやすくなります。

月々の家計が安定することで、子どもの教育費や老後に備えて貯金する余裕も生まれるでしょう。

「家計に無理のない返済額にしたい」
「少しでもいいから返済額を減らしたい」

というときは、金利の引き下げ交渉によるメリットを享受できると言えます。

■金利と毎月の返済額の関係

金利1.500%の場合 金利0.800%の場合
毎月の返済額 103,536円 93,760円

借入額:3,000万円
返済方法:元利均等
返済期間:35年
金利タイプ:全期間固定金利

※上記はあくまでも目安であり、実際の金額とは異なります。

デメリット:金融機関からの心証が悪くなる恐れがある

金利引き下げ交渉により、金融機関の心証が悪くなる恐れがあります。

金融機関が住宅ローンを貸すのは、きちんと返済してくれる人に限られます。

金利の引き下げを交渉する中で「金利を値切るほど経済的な余裕がない」と判断されると、金融機関からの信頼を失うでしょう。

金融機関の信頼を失うと金利引き下げはおろか、そのほかのローンを借りることが難しくなる可能性も考えられます。

金利引き下げ交渉の内容次第では、金融機関からの信頼をなくすリスクがあることに注意してください。

2ステップ!住宅ローンの金利引き下げ交渉の手順

金融機関の信頼を損なわずに金利引き下げ交渉を行うためには、住宅ローンの借り換えを本格的に検討している旨を金融機関に伝える方法が有効です。

金利引き下げ交渉に入る前に、まずは借り換えを検討している金融機関の仮審査を通過しましょう。

ここからは、金利引き下げ交渉の手順を説明します。

ステップ1.借り換え先の金融機関を決め、仮審査を通過させる

住宅ローンを借り換える金融機関を探し、仮審査に申し込んでください。

仮審査の結果が出るまでに1~2週間ほどの時間がかかる場合があるため、金利引き下げ交渉を思い立ったらなるべく早く仮審査を行いましょう

仮審査に申し込むときのポイント

  • 複数の金融機関に仮審査を申し込む
  • 今よりも金利が低い住宅ローンを選ぶ
  • 実際に借り換えすることを前提にする

借り換え先の金融機関は借り換えシミュレーションを利用する

住宅ローンの借り換え先を決めるときは、借り換えシミュレーションの利用がおすすめです

借り換えシミュレーションを通して、下記の事柄を把握することができます。

  • 借入可能額の目安
  • 借り換え後の毎月の返済額
  • 借り換えによるメリット

シミュレーション結果と現在の借入条件を比較検討することで、よりよい条件の借り換え先を見つけやすくなります。

下記から借り換えシミュレーションを行い、自分のニーズに合う借り換え先を決めましょう。

ステップ2.借り入れ先の金融機関への金利引下げ交渉

仮審査に通過したら、借り換えシミュレーションの情報を持って金利引き下げ交渉に望みましょう。

借り換え候補のシミュレーション結果は、重要な交渉材料です。

シミュレーション結果をうまく活用しながら仮審査に通過した旨も伝え、金利の引き下げを打診します。

金利引下げ交渉時のコツ

借り換え候補の金融機関の仮審査に通過したことを説明した上で「借り換えで必要となる諸費用を踏まえてコストメリットのある金利に引き下げてくれるのなら、このまま借り入れを継続する」と伝えましょう。

金利を引き下げるということは、銀行が得られる収益を減らすということです。

そのため、金利の引き下げ交渉に喜んで応じてくれる金融機関は多くありません

ただ一方的に金利の引き下げを請うだけでは、金利引き下げ交渉は成功しないでしょう。

金利引き下げの交渉時は、今後も借り続ける意思があるからこそ事前に借り換えの相談に来た旨を好意的な姿勢で伝えることが大切です。

借り換えと金利交渉に迷ったら

金利引き下げ交渉を行う中で、実際に違う金融機関に借り換えようか迷う場面もあります。

その際は、下記の基準をひとつの目安とし、借り換えか金利引き下げ交渉を行うかを判断するとよいでしょう。

借り換える 金利引き下げ交渉を行う
  • さまざまな返済プランから選びたい
  • 金利を最大限低くしたい
  • 借り換えによる手間や諸費用を省きたい
  • 同一の金融機関から借り続けたい

金利引き下げ交渉が成功したからと言って、必ず借り換えよりも低い金利になるとは限りません。

しかし、今の借入条件よりも金利が低いからと住宅ローンを借り換えると、煩雑な手続きや諸費用や発生します。

借り換えと金利引き下げ交渉に迷ったときは、金利の低さばかりに着目せず、手続きにかかる手間や諸費用も踏まえて自分のニーズに合う方法を検討しましょう。

借り換えを検討する場合は、「借り換えにおすすめのローン」も参考にしてみてください。

借り換えシミュレーションを利用してどれくらいお得になるか確認しよう

実際に違う金融機関の住宅ローンに借り換えた場合、どれくらいお得になるのかを確認しておきましょう。

今回は、下記の条件で借り換えシミュレーションを実施しました。

■現在の借入状況

借入残高 3,000万円
返済方法 元利均等
現在の借入金利 1.500%
残りの借入期間 30年

■借り換え希望条件

借入残高 3,000万円
返済方法 元利均等
借入期間 30年
金利タイプ  変動金利

■シミュレーション結果

(1)総返済差額(最高) 約540万円
(2)借り換えの諸費用 約90万円
(1)から(2)を引いた差額  約450万円

シミュレーション結果から、借り換えにより最大で約540万円もの総返済差額が生じることが分かりました。

諸費用を差し引いても、借り換えで総返済額が約450万円も変わります(※)

※どの金融機関の住宅ローン商品に借り換えるかによって詳細な金額は変動します。

金利引き下げ交渉の中で金融機関から引き下げ後の金利を提示されたときは、借り換えによる諸費用を差し引いた総返済差額に見合うコストメリットが、引き下げ後の金利にあるのか確認してください

仮に交渉が成功したとしても、金利の引き下げ幅によっては、違う金融機関に借り換えるほうがお得になる場合もあります。

住宅ローンの金利引き下げ交渉を行うときは「引き下げ後の金利によるコストメリット」と「借り換え後の金利による返済プラン」をよく比較検討しましょう

まとめ

住宅ローンの金利引き下げ交渉を行うときは、まず借り換え候補となる金融機関を探し、仮審査に申し込みましょう。

その際、借り換えシミュレーションを行うことも大切です。

シミュレーション結果と仮審査に通過した旨を金融機関に説明すれば、金利引き下げ交渉を有利に進められる可能性が高くなります。

交渉によって住宅ローンの金利が引き下げられれば、住宅ローンの総返済額・毎月の返済額を減らすことが可能です。

しかし、借り換え後の返済プランによっては、違う金融機関に借り換えるほうが金銭的なメリットが生じる場合もあります。

金利の低さだけにとらわれず、諸費用なども加味したコストメリットを踏まえて、金利が引き下げられた住宅ローンを借り続けるのか、借り換えるのかを判断しましょう。

保険相談
スポンサーリンク

住宅ローン シミュレーション
おすすめ住宅ローン
新生銀行
満足度
4.1
新生銀行
最低金利
0.450%

2020年07月適用金利

変動金利

総合人気ランキング
1位 auじぶん銀行
満足度
4.7
auじぶん銀行
最低金利
0.380%

2020年07月適用金利

変動金利

全期間引下げプラン

じぶんでんきをセットでご契約の場合

2位 住信SBIネット銀行
満足度
4.5
住信SBIネット銀行
最低金利
0.398%

2020年07月適用金利

変動金利

借り換え金利

3位 新生銀行
満足度
4.1
新生銀行
最低金利
0.450%

2020年07月適用金利

変動金利

総合人気ランキングを全て見る

おすすめの記事ランキング

新着記事

  • 国税庁
  • 国土交通省
  • 住宅金融支援機構
  • フラット35
たった1分 住宅ローン シミュレーション