• 2020.10.01

住宅ローンの金利推移を解説!変動金利は上昇しない?

監修者: 中野良唯 (ジョインコントラスト株式会社)
 変動金利は変動していない!?過去の住宅ローン金利推移と動向

住宅ローンを借りるとき、気になるのが「本当に今借りるのがお得なのか」という点ですよね。

また、住宅ローンの借り換えを検討している人は「自分が借りたときから、金利はどんなふうに推移しているの?」と疑問に思っているかもしれません。

住宅ローンは借りる金額が大きいため、金利が低いタイミングで借りた場合と高いタイミングで借りた場合を比較すると、返済額に数百万円もの差が出てしまうことも

損をしないためにも、金利の推移をしっかりチェックして、最適な時期に借りたいでよすね。

そこでこの記事では、住宅ローン金利の推移を、以下の2点から解説します。

  • 過去35年間の住宅ローン金利の推移
  • 主要金融機関の前月からの金利推移

金利タイプごとにおすすめな住宅ローンもご紹介していますので、住宅ローンの金利推移を理解し、ベストなタイミングでお得にマイホームを手に入れてくださいね。

  • 長期的にみると、現在の住宅ローン金利は、最低水準の低金利
  • 「フラット35」の金利は10年前の3分の1まで下がっている
  • 「変動金利」の基準金利は横ばいだが、各金融機関の優遇幅が大きくなり、低金利になっている
  • 十分な信頼度のある金利予測は不可能なので、変動金利を選ぶ場合はしっかり対策を!

なお、「今月の金利情報をすぐに知りたい!」という方は、金利タイプ別に以下の章をチェックしてください。

この記事を執筆・監修している専門家

監修者

中野良唯

ジョインコントラスト株式会社

保有資格・検定

AFP、宅地建物取引士

大手ハウスメーカーでの営業所長を経て、生命保険会社へFPとして転職。 その後、独立系FPとしてコンサルティングの幅を広げるためジョインコントラスト株式会社へ移籍。 現在は「家計教師.com」に所属するFPとして、家計の個別コンサルティングや各種セミナー、企業や学校などで講演会なども行なっています。

執筆者

中澤悠生

ナビナビ住宅ローン編集部

保有資格・検定

3級ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士、住宅ローンアドバイザー、

住宅ローンアドバイザー、3級ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士。「家を買いたいけど、ローンをどう選べば良いかわからない」「不動産屋さんに勧められるままにローンを契約したけど後悔している」などの悩みを持っている方が多くいらっしゃいます。このような悩みを解決するべく、当サイトではどこよりも分かりやすい住宅ローン情報を届けることをモットーに執筆・編集をしています。

編集者

ナビナビ住宅ローン編集部

住宅ローンを組む時に抱える「どうやって住宅ローンを選べば良いかが分からない」「金利の違いがよく分からない」「一番お得に借りられるローンはどれなの?」といった疑問・不安を解決できるように解説していきます。

現在の住宅ローン金利は、最低水準の低金利

冒頭でもお伝えした通り、住宅ローンの金利は現在、過去最低クラスの低金利になっています。

金利の推移はどの金利タイプを選ぶのかによって異なりますので、ここでは

をそれぞれ見ていきましょう。

フラット35の金利推移【10年前と比較して金利は3分の1に】

フラット35の金利推移

参考:住宅金融支援機構HPより

フラット35の金利は徐々に下降傾向にあり、2020年10月現在、過去最低クラスの金利の低さとなっています。

どのくらい金利が下がっているかというと、10年前と比較して約3分の1という低金利です。

なお、長期的にみると金利は下降傾向ですが、適用される金利は毎月更新されるため、月によってやや変動があります。

先月からの金利推移を知りたい方は、フラット35の先月からの金利推移でチェックしてくださいね。

変動金利の金利推移【店頭金利は横ばいだが、適用金利は下がっている】

民間金融機関の住宅ローン金利推移

出典:住宅金融支援機構HPより

変動金利の店頭(基準)金利は、直近20年ほどはほぼ横ばいに推移していて、こちらも最低クラスの低金利をキープしている状態です。

さらに、上記のグラフはあくまで住宅ローンの「店頭(基準)金利」を示しており、実際に住宅ローンを借りる際にはここからさらに金利の優遇(割引)を受けることができます。

多くの金融機関では、近年、この優遇幅を大きくしていますので、実際に借り入れる際の金利はより低金利で借り入れることができますよ

つまり、固定金利を選ぶ場合にも、変動金利を選ぶ場合にも、現在は非常に低金利で住宅ローンを借りることができるタイミングであるといえます。

なお、先月と比較した変動金利の推移は、変動金利の先月からの金利推移でチェックしてください。

すでに変動金利で借りている人は、低金利の恩恵を受けられていない可能性も

金利の優遇幅は、借り入れ当初から変わらない!

先述の通り、近年多くの金融機関で金利の優遇幅が大きくなっているため、店頭(基準)金利が横ばい状態の変動金利でも、実際に適用される金利は低金利になっています。

ただし、すでに住宅ローンを変動金利で借りている人に関しては、銀行のホームページに記載されている金利=あなたのローンに適用されている金利ではないということに注意が必要です。

住宅ローンの適用金利は、基準金利から一定の優遇幅を差し引いて決められますが、この優遇幅は「住宅ローンを借り入れた時点の優遇幅」が適用されます。

つまり、銀行のホームページ上で金利が下がっているように見えても、実際にはあなたの住宅ローンの優遇幅は変わっていないのです

そのため、すでに変動金利で住宅ローンを借りている人でも、より優遇幅が大きくなっている今、借り換えを行うことで、返済の負担を大きく抑えられる可能性がありますよ。

おすすめの低金利住宅ローン

auじぶん銀行
低金利 &「がん50%団信」「全疾病保障」が0円で付帯!
変動金利 0.380%

2020年10月適用金利

じぶんでんきをセットでご契約の場合

全期間引下げプラン

2020年10月の住宅ローン金利推移・動向

では、より短期的な住宅ローンの金利推移はどうなっているのでしょうか。先月の金利からの推移を見てみましょう。

今月の金利は、10年固定金利、35年固定金利、フラット35の金利で動きが見られました。

金利タイプごとに、金融機関別の住宅ローン金利推移を解説します。

変動金利は一部の金融機関で金利が上下した

先月と比較して、一部の金融機関で金利の変動が見られました。

三菱UFJ銀行や、みずほ銀行などのメガバンクで金利が引き下げられています。またSBIマネープラザの借り換え金利が0.012%上昇しました。

これ以上変動金利が下がるのは難しいかもしれません。

複数の金融機関で0.3~0.4%台という記録的な低金利がキープされており、新規借り入れ・借り換えのどちらを検討されている方にとっても低金利のメリットを受けやすいタイミングです

具体的な借り入れ金額や、借り換えメリットを調べたい場合にはシミュレーションツールもご活用ください。

新規借り入れ

変動金利の一覧表(新規)
商品名 適用金利 前月比
ジャパンネット銀行
全期間引下型
0.380%

2020年10月適用金利

住信SBIネット銀行
ネット専用住宅ローン全期間引下げプラン
0.410%

2020年10月適用金利

SBIマネープラザ
MR.住宅ローンREAL通期引下げプラン
0.410%

2020年10月適用金利

auじぶん銀行
全期間引下げプラン
0.380%

2020年10月適用金利

全期間引下げプラン

じぶんでんきをセットでご契約の場合

ソニー銀行
変動セレクト住宅ローン
0.457%

2020年10月適用金利

変動セレクト

新規購入で自己資金10%以上

三井住友信託銀行
リレープランフレックス 全期間一定金利引下げ
0.475%

2020年10月適用金利

イオン銀行
金利プラン(新規お借入限定)
0.520%

2020年10月適用金利

三井住友銀行
最後までずーっと引き下げプラン
0.475%

2020年10月適用金利

三菱UFJ銀行
ネット住宅ローン 変動金利選択プラン
0.475%

2020年10月適用金利

↓-0.05
みずほ銀行
最後まで変わらずおトク!(全期間重視プラン)
0.475%

2020年10月適用金利

↓-0.05
三菱UFJ信託銀行
ネット住宅ローン 変動金利選択プラン
0.475%

2020年10月適用金利

↓-0.05
楽天銀行
住宅ローン(金利選択型)
0.527%

2020年10月適用金利

新生銀行
変動金利(変動フォーカス)タイプ
0.450%

2020年10月適用金利

借り換え

変動金利の一覧表(新規)
商品名 適用金利 前月比
ジャパンネット銀行
全期間引下型
0.380%

2020年10月適用金利

住信SBIネット銀行
ネット専用住宅ローン全期間引下げプラン
0.398%

2020年10月適用金利

借り換え金利

SBIマネープラザ
MR.住宅ローンREAL通期引下げプラン
0.410%

2020年10月適用金利

↑0.012
auじぶん銀行
全期間引下げプラン
0.380%

2020年10月適用金利

じぶんでんきをセットでご契約の場合

全期間引下げプラン

ソニー銀行
変動セレクト住宅ローン
0.507%

2020年10月適用金利

変動セレクト

借り換え/新規購入で自己資金10%未満

三井住友信託銀行
リレープランフレックス 全期間一定金利引下げ
0.475%

2020年10月適用金利

イオン銀行
金利プラン(お借換限定)
0.470%

2020年10月適用金利

三井住友銀行
最後までずーっと引き下げプラン
0.475%

2020年10月適用金利

三菱UFJ銀行
ネット住宅ローン 変動金利選択プラン
0.475%

2020年10月適用金利

↓-0.05
みずほ銀行
最後まで変わらずおトク!(全期間重視プラン)
0.475%

2020年10月適用金利

↓-0.05
三菱UFJ信託銀行
ネット住宅ローン 変動金利選択プラン
0.475%

2020年10月適用金利

↓-0.05
楽天銀行
住宅ローン(金利選択型)
0.527%

2020年10月適用金利

新生銀行
変動金利(変動フォーカス)タイプ
0.450%

2020年10月適用金利

10年固定金利は、多くのの金融機関で金利が下がった

10年固定金利タイプでは、-0.01%~-0.13%の範囲で多くの金融機関の金利が下降しています。

10年固定 新規借り入れ

10年固定金利の一覧表(新規)
商品名 適用金利 前月比
ジャパンネット銀行
当初期間引下型
0.545%

2020年10月適用金利

住信SBIネット銀行
ネット専用住宅ローン当初引下げプラン
0.630%

2020年10月適用金利

↓-0.13
SBIマネープラザ
MR.住宅ローンREAL当初引下げプラン
0.640%

2020年10月適用金利

↓-0.06
auじぶん銀行
当初期間引下プラン
0.510%

2020年10月適用金利

当初期間引下げプラン

じぶんでんきをセットでご契約の場合

↓-0.01
ソニー銀行
固定セレクト住宅ローン
0.550%

2020年10月適用金利

固定セレクト

新規購入で自己資金10%以上

三井住友信託銀行
リレープランフレックス 当初期間金利引下げ
0.600%

2020年10月適用金利

↓-0.1
イオン銀行
当初10年固定特別金利プラン
0.620%

2020年10月適用金利

三井住友銀行
最初にぐぐっと引き下げプラン
1.100%

2020年10月適用金利

三菱UFJ銀行
固定10年プレミアム住宅ローン(ネット専用)
0.690%

2020年10月適用金利

↓-0.05
みずほ銀行
最後まで変わらずおトク!(全期間重視プラン)
0.650%

2020年10月適用金利

↓-0.1
三菱UFJ信託銀行
固定10年プレミアム住宅ローン(ネット専用)
0.690%

2020年10月適用金利

↓-0.05
楽天銀行
住宅ローン(金利選択型)
0.896%

2020年10月適用金利

↓-0.048
新生銀行
当初固定金利タイプ
0.700%

2020年10月適用金利

自己資金10%以上

10年固定 借り換え

10年固定金利の一覧表(借り換え)
商品名 適用金利 前月比
ジャパンネット銀行
当初期間引下型
0.545%

2020年10月適用金利

住信SBIネット銀行
ネット専用住宅ローン当初引下げプラン
0.630%

2020年10月適用金利

↓-0.13
SBIマネープラザ
MR.住宅ローンREAL当初引下げプラン
0.640%

2020年10月適用金利

↓-0.06
auじぶん銀行
当初期間引下プラン
0.510%

2020年10月適用金利

当初期間引下げプラン

じぶんでんきをセットでご契約の場合

↓-0.01
ソニー銀行
固定セレクト住宅ローン
0.600%

2020年10月適用金利

固定セレクト

借り換え/新規購入で自己資金10%未満

三井住友信託銀行
リレープランフレックス 当初期間金利引下げ
0.600%

2020年10月適用金利

↓-0.1
イオン銀行
当初10年固定特別金利プラン
0.570%

2020年10月適用金利

三井住友銀行
最初にぐぐっと引き下げプラン
1.100%

2020年09月適用金利

三菱UFJ銀行
固定10年プレミアム住宅ローン(ネット専用)
0.690%

2020年10月適用金利

↓-0.05
みずほ銀行
最後まで変わらずおトク!(全期間重視プラン)
0.650%

2020年10月適用金利

↓-0.1
三菱UFJ信託銀行
固定10年プレミアム住宅ローン(ネット専用)
0.690%

2020年10月適用金利

↓-0.05
楽天銀行
住宅ローン(金利選択型)
0.896%

2020年10月適用金利

↓-0.048
新生銀行
当初固定金利タイプ
0.750%

2020年10月適用金利

全期間固定金利、フラット35のほとんどで金利が下がった

フラット35は、前月に比べて0.02%金利が下降しています。

引き続き、ARUHI住信SBIネット銀行など、フラット35の金利の低さが目立っています。

全期間固定金利は、-0.04~-0.05%の範囲で金利下降がありました。

約1%の金利で全期間固定金利の安心を手に入れることができるので、ぜひ検討したいですね!

固定・フラット35 新規借り入れ

固定金利・フラット35の一覧表(新規)
商品名 適用金利
ARUHI
スーパーフラット7
1.150%

2020年10月適用金利

自己資金30%以上

一般団信加入

↓-0.02
住信SBIネット銀行
フラット35保証型
1.150%

2020年10月適用金利

自己資金20%以上

団信加入

↓-0.02
ARUHI
スーパーフラット8
1.200%

2020年10月適用金利

自己資金20%以上

一般団信加入

↓-0.02
みずほ銀行
ずっと安心、同じ金利で!(全期間固定プラン)
0.990%

2020年10月適用金利

↓-0.05
ARUHI
スーパーフラット9
1.250%

2020年10月適用金利

自己資金10%以上

一般団信加入

↓-0.02
優良住宅ローン
フラット35
1.300%

2020年10月適用金利

自己資金10%以上

借入期間21年~35年の場合

新機構団信加入

↓-0.02
三井住友信託銀行
フラット35
1.300%

2020年10月適用金利

自己資金10%以上

借入期間21年~35年の場合

一般団信加入

↓-0.02
SBIマネープラザ
フラット35
1.300%

2020年10月適用金利

自己資金10%以上

借入期間21年~35年の場合

↓-0.02
楽天銀行
フラット35
1.300%

2020年10月適用金利

自己資金10%以上

借入期間21年~35年の場合

一般団信加入

↓-0.02
イオン銀行
フラット35
1.300%

2020年10月適用金利

自己資金10%以上

借入期間21年~35年の場合

↓-0.02
新生銀行
長期固定金利タイプ
1.350%

2020年10月適用金利

自己資金10%以上

auじぶん銀行
当初期間引下げプラン35年
1.275%

2020年10月適用金利

当初期間引下げプラン

じぶんでんきをセットでご契約の場合

↓-0.04
ソニー銀行
住宅ローン
1.384%

2020年10月適用金利

住宅ローン

新規購入で自己資金10%以上

↓-0.041
ジャパンネット銀行
固定金利
1.450%

2020年10月適用金利

三井住友銀行
超長期固定金利型(WEB申込専用住宅ローン)
1.280%

2020年10月適用金利

三菱UFJ銀行
プレミアム住宅ローンずーっと固定金利コース(全期間固定)
1.820%

2020年10月適用金利

固定・フラット35 借り換え

固定金利・フラット35の一覧表(借り換え)
商品名 適用金利 前月比
住信SBIネット銀行
フラット35(保証型)
1.210%

2020年10月適用金利

団信加入

↓-0.02
みずほ銀行
ずっと安心、同じ金利で!(全期間固定プラン)
0.990%

2020年10月適用金利

↓-0.05
ARUHI
ARUHI スーパーフラット借換(団信加入)
1.250%

2020年10月適用金利

一般団信加入

↓-0.02
優良住宅ローン
新団信(一般)付き【フラット35】
1.300%

2020年10月適用金利

借入期間21年~35年の場合

新機構団信加入

↓-0.02
三井住友信託銀行
フラット35(団信あり)(21年以上~35年以下)
1.300%

2020年10月適用金利

↓-0.02
SBIマネープラザ
フラット35(買取型)(借入期間21年~35年)
1.300%

2020年10月適用金利

借入期間21年~35年の場合

↓-0.02
楽天銀行
フラット35(団信あり)(21年以上~35年以下)
1.300%

2020年10月適用金利

借入期間21年~35年の場合

一般団信加入

↓-0.02
イオン銀行
イオン【フラット35】(Aタイプ)(自己資金10%以上)(借入期間21年以上 35年以下)
1.300%

2020年10月適用金利

借入期間21年~35年の場合

Aタイプ(融資手数料定率)

↓-0.02
auじぶん銀行
当初期間引下げプラン
1.275%

2020年10月適用金利

当初期間引下げプラン

じぶんでんきをセットでご契約の場合

↓-0.04
新生銀行
長期固定金利タイプ
1.400%

2020年10月適用金利

三井住友銀行
超長期固定金利型(WEB申込専用住宅ローン)
1.350%

2020年10月適用金利

↓-0.04
ソニー銀行
住宅ローン
1.434%

2020年10月適用金利

住宅ローン

借り換え/新規購入で自己資金10%未満

↓-0.041
ジャパンネット銀行
住宅ローン
1.450%

2020年10月適用金利

三菱UFJ銀行
ずーっと固定金利コース(全期間固定)
1.820%

2020年10月適用金利

金利の推移をみていると、気になるのは「これから金利はどうなるの?」という点ですよね。

次の章では、今後の金利に関してのお話と、もし金利上昇があったときにどう備えるべきかを解説します。

将来の住宅ローン金利予測は意味がない!

将来の住宅ローン金利予測は意味がない!

ここ20年間近く、変動金利は変動していないとお伝えしてきましたが、一番気になるのは「これから先の金利はどうなるの?」ということですよね。

これから先も、金利は変動しない可能性が高いの?
残念ながら十分な信頼度のある金利予測をできることは、まずありません

来月の金利くらいであれば、ある程度の予測をすることは可能です。

しかし住宅ローンの返済は、今後30年以上にも渡って続けていくものです。

30年後の日本の経済状況がどうなっているのか、それによって住宅ローン金利がどのような影響を受けるのか、を予想できる人なんて居ないのです

そのため、大切なのは金利を予測することではなく、金利が上がったときの対策を決めておくことです。

変動金利タイプを選ぶなら、金利上昇時の対策を考えておこう

変動金利タイプを選ぶ際には、金利が上昇した際に「どのような家計への影響があるのか」「金利上昇に備えて準備しておくべきことは何なのか」をしておきましょう。

変動金利には125%ルールと言って、金利が上昇しても毎月の返済額は直前の125%までしか増えないという特徴があります。

5年125%ルール

つまり毎月返済額に対して25%の貯蓄をしておける人であれば、毎月返済額の上昇には耐えられます。

とはいえ、もちろん家計への負担が大きくなることは間違いないため、毎月返済額が増えたとしても滞りなく返済を続けていけるのか、を必ず確認してくださいね。

また、金融機関によっては125%ルールを設けていない住宅ローンもあります。契約する際にチェックしておきましょう。

将来的には住宅ローンを借り換えることも可能なので、借り換えも視野に入れた上でしっかりと対策をしておきましょう。

変動金利のリスクを抑えて、安心して住宅ローンを組む方法については下記の記事で詳しく解説していますので、こちらも参考にしてくださいね。

住宅ローン金利の決まり方

住宅ローンの基準金利の決まり方は変動金利と固定金利でそれぞれ違っていて、変動金利は短期プライムレート固定金利は新発10年国債利回りを参考にして、銀行が設定しています。

変動金利に影響する「短期プライムレート」とは?

短期プライムレート(短プラ)は、銀行が企業に貸し出す時の最優遇金利で、貸出期間が1年以内のものを指します

短期プライムレートは日銀の政策金利の影響を受けるため、日銀の政策金利→短期プライムレート→変動金利という流れで、影響をしていくということですね。

将来的に景気が良くなっていけば、日銀も金利を引き上げることが予想されるので、その際は短期プライムレート・変動金利も上昇していきます。

固定金利に影響する「新発10年国債利回り」とは?

国債とは、国が発行する債券を指します。簡単に言うと借金(の証書)のことですね。

国は債券を発行して投資家の購入資金が入り、投資家は年2回利息を受け取ることができます。

また国債には満期があり、満期になれば国債を購入した際に支払った資金が戻ってきます。この満期には3年や5年、10年などがあり、このうち10年満期の国債利回りを固定金利の参考としています。なお利回りは価格に対する利息の割合のことです。

関連記事固定金利(フラット35)・固定金利選択型の決まり方

住宅ローンを借り換えるべきタイミングとは

将来の金利は誰にも分からないのなら、住宅ローンの借り換えはいつすればいいの?

利息負担を減らしたいのであれば、今がまさにベストなタイミングです!

金利推移の章でも解説しましたが、現在は変動金利・固定金利の両方で記録的な低金利水準となっているため、借り換えメリットを得やすくなっています。

フラット35からフラット35の借り換えをする場合でも、借り換えによって数十万円~数百万円お得になることも珍しくありません

「今よりも金利が下がる気がして、借り換えをためらっている……」という方もいるかも知れませんが、残りの返済期間が短くなるほど、借り換えのメリット額も小さくなってしまいます

借り換えメリットを得たいのであれば、借り換えの準備はなるべく早く進めていきましょう。

また万が一審査に落ちてしまった時のことも考えて、複数の金融機関に対して事前審査を申し込んでおくこともオススメします

住宅ローンの審査は複数の銀行に申し込んでもマイナスになることはないですし、審査通過後のキャンセルも可能ですよ。

住宅ローンの金利タイプをおさらい

ここまで金利推移について解説してきましたが、「正直、住宅ローンの金利の種類とかよく分かってないかも……」という方のために、それぞれの金利タイプをおさらいしておきましょう。

そもそも住宅ローン金利とは、住宅ローンの借り入れ金額に応じて、借り入れ先に支払う利息を決めるための割合のことを指します。

金利のタイプは、大きく以下の3つに分けられます。

住宅ローンの金利タイプ
金利タイプ 特徴
変動金利 返済期間中も金利が変動し、返済額が増減する可能性があるタイプ。
メリット :3つの金利タイプの中で最も金利が低い傾向
デメリット:将来的な金利変動のリスクがある
固定期間選択型金利
(固定金利特約付変動金利)
固定金利の期間を選べ、期間終了後には再び、変動金利か固定金利を選択できるタイプ。
メリット :全期間固定よりも低い金利で、一定期間金利変動のリスクを抑えられる
デメリット:固定期間終了後、再設定するときに金利が上昇することがある。
全期間固定型金利 返済期間中はずっと借入当初の金利が適用されるタイプ。
メリット :金利変動のリスクなく返済ができる
デメリット:3つの金利タイプの中で最も金利が高い傾向

それぞれ、メリットとデメリットを理解して、自分のライフプランに合った住宅ローンを選ぶようにしてくださいね。

固定金利か変動金利か、迷ったときの考え方

金利タイプを選ぶ際の基本は、以下の2つの考え方です。

  • 金利の上昇前では、固定金利を選ぶ
  • 金利が高い時には、変動金利を選ぶ

低金利時に固定金利型のローンを利用すれば、その後金利が上昇しても自身に適用される金利は低いまま。

一方で、高金利時に変動金利型のローンを利用すれば、金利が下がると自身に適用される金利も下がるということですね。

筆者なら保証型のフラット35を選択する

筆者ならどの住宅ローンを借りるのかと聞かれれば、保証型のフラット35を選択します

将来的に金利が上昇するのか、このまま維持するのかは誰にも分かりませんが、銀行も利益を取らなければならないため、住宅ローン金利が0%を下回ることはありません

金利がほぼ下限近くまで下がっている今のタイミングで固定金利を選択すれば、完済までの35年間ずっと低金利が適用され続けます。

さらに住宅ローン控除が返済残高の1%なので、実質的に10年間はほぼ利息なしで借りられるようなものです

住信SBIネット銀行ARUHIが取り扱っている「独自のフラット35商品」のことを指します。借り入れの際に自己資金を1割以上用意する必要はありますが、従来のフラット35よりも低い金利が適用されるため、返済負担を抑えられるメリットがあります。

低金利の住宅ローンのおすすめ

auじぶん銀行住宅ローン(変動金利)

auじぶん銀行住宅ローンの特徴解説

変動金利 0.380%

2020年10月適用金利

じぶんでんきをセットでご契約の場合

全期間引下げプラン

当初10年
固定
0.510%

2020年10月適用金利

当初期間引下げプラン

じぶんでんきをセットでご契約の場合

当初20年
固定
0.881%

2020年10月適用金利

当初期間引下げプラン

じぶんでんきをセットでご契約の場合

全固定35年 1.275%

2020年10月適用金利

当初期間引下げプラン

じぶんでんきをセットでご契約の場合

保証料 事務手数料 繰上げ返済
手数料
無料 借入金額×2.20%(税込) 一部無料あり※固定金利特約期間中の全額繰上返済は33,000円(税込)
審査期間 返済方法 来店
2週間程度 元利均等返済/元金均等返済 不要
固定期間 借入可能額 対応地域
2~35年 500万円~1億円 全国

ジャパンネット銀行住宅ローン(変動金利)

変動金利 0.380%

2020年10月適用金利

当初10年
固定
0.545%

2020年10月適用金利

当初20年
固定
1.240%

2020年10月適用金利

全固定35年 1.450%

2020年10月適用金利

保証料 事務手数料 繰上げ返済
手数料
無料 借入金額×2.20%(税込) インターネット無料
審査期間 返済方法 来店
1週間程度 元利均等返済 不要
固定期間 借入可能額 対応地域
2~35年 500万円以上2億円以下 全国

住信SBIネット銀行住宅ローン(フラット35保証型)

変動金利 0.398%

2020年10月適用金利

借り換え金利

当初10年
固定
0.630%

2020年10月適用金利

当初20年
固定
1.250%

2020年10月適用金利

全固定35年 1.560%

2020年10月適用金利

保証料 事務手数料 繰上げ返済
手数料
無料 借入金額×2.20%(税込) 無料 ※固定金利特約期間中の全額繰上返済は所定の手数料がかかります。
審査期間 返済方法 来店
最短1週間 ※時期により異なります。詳細は同社WEBサイトをご参照ください。 元利均等返済/元金均等返済 不要
固定期間 借入可能額 対応地域
2~35年 500万円~2億円 全国

住宅ローン金利についてのよくある質問

住宅ローンの利息を含めた毎月返済額は、「借入金額×{月利(1+月利)返済回数/(1+月利)返済回数-1}」で計算可能です。

しかし計算式が複雑なため、シミュレーションツールを活用して計算するのがおすすめです。

2020年時点では多くの金融機関で、

  • 変動金利 …0.4%~0.6%
  • 固定10年 …0.5%~0.7%
  • 固定35年 …1.0%~1.5%

ほどで設定されています。それぞれの金融機関での最新の金利は、記事内で解説しています。

将来の金利がどうなるのか、確実な予想をできることはまずありません。

そのため将来の金利がどうなるかではなく、「金利が上がった時にどう対策をするのか」を事前に考えておくことが大切です。

変動金利のリスクや対策については、下記の記事で詳しく解説しています。「住宅ローンの変動金利は怖くない!リスクを抑えてメリットを活かす賢い使い方

まとめ

住宅ローン金利を選ぶ際に大切なことは、金利タイプごとの特徴を理解して、返済計画を立てておくことです。

金利の上昇が早い段階で起こったとしても、余裕のある返済計画を立てられるのなら変動金利。

金利が上がった場合に余裕が見込めないなら、固定期間選択型や、全期間固定型を選ぶのが一般的にはおすすめです。

ただし一般的に言われていることが全ての人には当てはまらないこともありますので、実際にシミュレーションをして具体的な返済金額を確認した方が確実してみてくださいね。

住宅ローン シミュレーション
新生銀行
おすすめ住宅ローン
新生銀行
満足度
4.1
新生銀行
最低金利
0.450%

2020年10月適用金利

変動金利

総合人気ランキング
1位 auじぶん銀行
満足度
4.7
auじぶん銀行
最低金利
0.380%

2020年10月適用金利

変動金利

全期間引下げプラン

じぶんでんきをセットでご契約の場合

2位 住信SBIネット銀行
満足度
4.5
住信SBIネット銀行
最低金利
0.398%

2020年10月適用金利

変動金利

借り換え金利

3位 新生銀行
満足度
4.1
新生銀行
最低金利
0.450%

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