• 2020.04.27

行く前に知らないと損する住宅ローンの相談の知識!相談できる内容から必要書類まで徹底解説

住宅ローン相談

物件の購入は「一生に一度の買い物」と言われているように、住宅ローンの契約も一生に一度の経験です。

長い返済期間で多額のローンを借り入れることから、知識のある人にしっかり相談をしたうえで、不安なく住宅ローンを借りたいと考える人も少なくありません。

住宅ローンに関する相談先には、住宅ローンを提供している銀行をまず思い浮かべるでしょう。

しかし実は、銀行以外にFP(ファイナンシャルプランナー)や不動産会社でも、住宅ローンに関する相談を受け付けています。

さらに、相談したい内容によっては銀行ではなく、他の相談先の方が適しているというケースも珍しくありません。

  • 住宅ローンの相談をしたい
  • 住宅ローンの相談をどこでするべきか知りたい
  • 住宅ローンの相談前にしておくべき準備が知りたい

当記事では、このような悩みを持つ人に向けて、住宅ローンの相談に関する幅広い知識を徹底的に紹介します。

この記事を執筆・監修している専門家

編集者

ナビナビ住宅ローン編集部

住宅ローンを組む時に抱える「どうやって住宅ローンを選べば良いかが分からない」「金利の違いがよく分からない」「一番お得に借りられるローンはどれなの?」といった疑問・不安を解決できるように解説していきます。

執筆者

中野良唯

ジョインコントラスト株式会社

保有資格・検定

AFP、宅地建物取引士

大手ハウスメーカーでの営業所長を経て、生命保険会社へFPとして転職。 その後、独立系FPとしてコンサルティングの幅を広げるためジョインコントラスト株式会社へ移籍。 現在は「家計教師.com」に所属するFPとして、家計の個別コンサルティングや各種セミナー、企業や学校などで講演会なども行なっています。

住宅ローンを相談するタイミングは買いたいと思った時

手元にある資金だけでは支払えない商品を購入する際に、足りない額を借りられる「ローン」。

ローンには、自動車ローンやカードローンなどさまざまな種類がありますが、住宅ローンは何度も借りるものではありません。

加えて、住宅ローンは金利タイプや付帯する保障内容などが複雑なため、いざ「マイホームを購入したい!」と考えても、以下のような不安や悩みが出てくるのではないでしょうか。

  • 現在の収入で、住宅ローンはいくら借りられるの?
  • 固定金利と変動金利はどう違うの?どっちが良いの?
  • 万が一、住宅ローンの返済が困難になったら?

住宅ローンは銀行によっても、ローンの内容や金利のタイプ、さらに保障内容が異なります。

そのため、初めて住宅ローンを借りようと考えている人は、購入したい物件を決めたあとではなく、物件を購入したいと思った時に、各銀行や専門家に相談することをおすすめします。

早い段階での相談は、事前に資金計画を明確にすることができるため、物件探しもスムーズになるでしょう。

相談は何を聞くことができる?

住宅ローンの相談先には、主に3つの選択肢があります。

それぞれ、相談できる内容が異なるため、自分の解消したい悩みや不安を明確にしてから、適切な相談先を決めましょう。

ここからは、各相談先の特徴や、適している相談内容を具体的に紹介します。

銀行へは商品中心の相談をするのに適している

「各銀行における住宅ローンの内容を詳しく知りたい」という人は、銀行への相談をおすすめします。

住宅ローンを提供している銀行に直接相談することは、最もポピュラーな方法だと言えるでしょう。

銀行は主に「商品中心」の相談に適しており、具体的には以下のような悩みや疑問を持つ人におすすめです。

  • どんな住宅ローンを取り扱っているのか知りたい
  • 審査基準が知りたい
  • 住宅ローンを借りる際の流れが知りたい

FPへは自身の資金計画を相談するのに適している

住宅ローンは、多額の借り入れを行うため、お金に関する悩みや不安を持つ人も非常に多いでしょう。

銀行は、提供している住宅ローンの詳しい仕組みから、実際に住宅ローンを借りる際の流れなどの基本部分を深く知ることができます。

しかし、以下のようなお金に関する相談は、FPの方が適切だと言えるでしょう。

  • 各銀行の住宅ローンを比較したい
  • 無理なく返済できる適切な借入額を知りたい
  • 住宅ローン控除について知りたい

不動産会社は住宅ローンの基礎知識を聞くのに適している

「住宅ローンについて知識がない」など全体的に不安を抱えている人は、不動産会社への相談をおすすめします。

銀行やFPは住宅ローンのよくある相談先としても知られていますが、実は不動産会社でも住宅ローンの相談をすることができます。

不動産会社では、以下のように「住宅ローンに関する幅広い悩み」に対応できます。

  • 住宅ローンの仕組みが知りたい
  • 住宅ローンごとに付帯する保障内容の違いが知りたい
  • 月々の返済額・返済期間はどれくらいか知りたい

住宅ローンの相談先は3つある

先述のとおり、住宅ローンには3つの相談先があり、それぞれ得意とする相談内容が変わります。

また、各相談先の立場が違うため、受けられるアドバイスの内容も大きく異なるでしょう。

ここからは、各相談先における費用の有無や、どの立場からアドバイスしてくれるのか、さらに相談できる時間帯まで詳しく紹介します。

あわせて、相談できる基本的な内容も紹介するため、どこに相談しようか迷っている人はぜひ参考にしてください。

【銀行】各金融機関で無料相談が可能

相談料 無料
内容
  • 住宅ローンの仕組み
  • 金利タイプの違い
  • 審査基準
  • 住宅ローンを借りる際の流れ 等
相談窓口の対応時間 平日9:00~18:00
※土日営業あり

※各銀行によって詳細は異なります

銀行には、「その銀行が提供している住宅ローンに関する相談」を受け付ける窓口が存在します。

住宅購入における住宅ローンの契約はもちろん、借り換えや返済条件の変更など、さまざまなシーンで相談ができます。

住宅ローンを提供している銀行から直接アドバイスを受けることができるため、より詳しく住宅ローンについて知ることができるでしょう。

また、相談を行ったうえで仮審査・本審査を受け、実際にどれだけの借入額で住宅ローンを組めるか、という部分まで確認することができます。

ただし、他行が提供する住宅ローンについてはそれほど詳しくありません

そして、基本的に銀行では住宅ローンに関する相談を無料で受け付けています。

相談窓口の営業時間は平日の9:00~18:00であることがほとんどですが、平日に定休日が設けられている銀行もあります。

また、多くの銀行では通常の相談窓口の他、「住宅ローン相談会」も定期的に開催しています。

定期的に開催される住宅ローン相談会は、土日祝の休日に開催されていることが多いため、平日は忙しくてなかなか相談に行けないという人におすすめです。

【FP】第三者視点での相談を有料で実施

相談料 1時間あたり、5,000~10,000円
内容
  • 各銀行における住宅ローンの比較・提案
  • 無理なく返済できる適切な借入額
  • 住宅購入後の資金計画
  • 住宅ローン控除について 等
相談窓口の対応時間 9:00~20:00

※各FPによって詳細は異なります

FPは、主に「資金計画・お金に関する相談」を受け付けています。

銀行で対応してくれる相談は、「その銀行が提供している住宅ローンに関連する内容」が基本です。

そのため、さまざまな銀行が提供している住宅ローンの特徴や、付帯する保障内容の違いなどを知ることができません。

また、住宅ローンを提供している銀行に相談しても、デメリット部分がしっかり説明されない可能性も考えられます。

一方で、FPは各銀行における住宅ローンのメリット・デメリットもしっかり説明したうえで、適切な住宅ローンを提案してくれます

第三者からアドバイスを受けられる点は、大きな魅力だと言えるでしょう。

そして、相談料は相談先のFPにより大きく異なりますが、1時間あたりで料金が変動するケースが一般的です。

住宅ローンに精通しているFPであれば、「住宅ローン相談会」を開催している場合もあります。

【不動産会社・住宅会社】住宅ローン相談会として実施

相談料 無料
内容
  • 住宅ローンの仕組み
  • 月々の返済額・返済期間
  • 収入に対して最大の借入額の算出
  • 提携先銀行の審査基準・金利 等
相談会の開催日程 不定期

※各不動産会社によって詳細は異なります

売買・仲介を行っている不動産会社では、住宅ローン相談会を開催しています。

住宅ローンの基本的な仕組みや、わかりづらい金利タイプなど、住宅ローンの基礎知識についてアドバイスを受けることができます。

また、不動産会社は特定の銀行と提携していることが多く、提携先銀行の住宅ローンや審査基準なども幅広く知ることができるでしょう。

一方で、提携先ではない銀行の住宅ローンについては、適切なアドバイスを受けられない可能性がある点がデメリットです。

加えて、不動産会社とひとくちにいっても、住宅ローンに関してFP並みに豊富な知識を持つ人もいれば、偏った知識しか持っていない人も存在します。

相談会を開催する不動産会社によって、受けられるアドバイスが大きく異なる場合もあることを覚えておきましょう。

相談する前に準備する書類を紹介

住宅の購入を考えている人によって住宅ローンの疑問点は異なりますが、

どのような条件で、いくらまで借りられるの?

という悩みを持つ人は特に多いでしょう。

銀行・FP・不動産会社のどこに相談をしても、上記の内容は必ず出てくる話題の一つです。そのため、あらかじめ世帯収入や資金額を確認しておきましょう。

もちろん、あくまでも「相談」をするだけであるため、おおよその収入額を把握していれば問題はありません。

しかし、より具体的なアドバイスを受けたいのであれば、収入を証明する書類は必須です。

さらに、購入する物件がすでに決まっている場合とそうでない場合でも、準備すべき書類は異なります。

ここからは、住宅ローンに関する相談で主に必要となる書類から、購入物件が決まっている・決まっていない場合に必要な書類までを紹介します。

必要な書類

住宅ローンに関する相談の際は、年収・勤め先がわかる源泉徴収票を用意することが基本です。

もちろん、源泉徴収票の準備は必須ではないため、もし源泉徴収票が手元になければ、手取り額・ボーナス額を合算した年収を伝えるだけでも問題ありません。

しかし、不安な場合は相談先にあらかじめ「何を準備しておけば良いか」を聞いておきましょう。

購入物件が決まっている場合

購入物件がすでに決まっている場合、相談先は購入物件の情報も把握する必要があるため、必要となる書類が増えます

源泉徴収票など、年収・勤め先がわかるもの
物件チラシなど、購入物件の場所や規模・値段がわかるもの

購入物件が決まっている場合は、より具体的な相談をすることになるため、もし手元にあれば重要事項説明書・売買契約書も準備しておくと良いでしょう。

もちろんこれらの書類は、署名・調印する前のものでも問題ありません。

購入物件が決まっていない場合

購入物件がまだ決まっていない状態で、住宅ローンに関する相談をする際は、以下の書類を準備しておきましょう。

源泉徴収票など、年収・勤め先がわかるもの
健康保険証など、社会保険に加入していることがわかるもの
ローン残高証明書など、住宅ローン以外に契約しているローンの残高がわかるもの

まだ返済していないローンが残っているにも関わらず、ローン残高を提示しないままおおよその借入可能額を算出しても、実際の借入可能額とは大きく異なる可能性があります

もし住宅ローン以外に何らかのローンを返済している場合は、必ずローン残高を証明できるものを用意しておきましょう。

FPへ相談に行く場合

FPへの相談では、住宅ローンで最も気になるポイントである「お金」に関するアドバイスを受けることができます

より具体的に資金計画を立てたいのであれば、以下の書類を準備しておきましょう。

源泉徴収票など、年収・勤め先がわかるもの
健康保険証など、社会保険に加入していることがわかるもの
家計簿・通帳など、支出額・貯金額がわかるもの
年金定期便など、年金加入履歴がわかるもの

これらの書類を準備しておけば、無理のない借入可能額をスムーズに算出することができます

もちろん、上記の書類の準備が必須というわけではありません。

しかし、FPへの相談は基本的に相談料が発生するうえ、どの相談先よりもお金に関する細かなアドバイスを受けることができるため、可能な限り準備しておくことをおすすめします。

書類以外の準備

何度も述べているとおり、FPへの相談は基本的に相談料が発生します。

あらかじめ疑問点を整理しておかなければ、後になって「聞いておきたかった」と悔やんでしまう可能性があります。

そのため、相談前には質問内容をメモしておくことをおすすめします。

【メモ例】
  • 今後、教育費などの支出が増えていくが、無理なく住宅ローンを返済できるのか?
  • 物件のリフォームが必要となった際、リフォーム費用は用意できるのか?
  • 住宅ローンの審査に落ちないためにしておくべき準備は? 等

    これに注意!相談の時に気を付けたいポイント

    銀行・FP・不動産会社は得意分野が異なるものの、住宅ローンを借りたいと考えている人のさまざまな疑問に対応することができます。

    住宅ローン相談で気をつけるべきポイント

    ここからは、2つの気を付けるべきポイントをより詳しく説明します。

    ポイント1:銀行への相談は複数行くべき

    住宅ローンを提供している銀行に直接相談することは、特定の住宅ローンをより詳しく把握するために最もおすすめの方法です。

    しかし裏を返せば、相談先の銀行が提供している住宅ローンしか把握できない、ということになります。

    そのため、他行の住宅ローンと比較してもらうことはできません。

    住宅ローンは、金利タイプや保障内容が各銀行によって細かく異なる複雑な商品です。

    さまざまな銀行の住宅ローンを知りたいのであれば、複数の銀行に相談へ行くべきだと言えるでしょう。

    ポイント2:不動産会社は住宅ローンの専門家ではない

    不動産会社が開催している住宅ローン相談会では、住宅ローンに関する知識をある程度持った営業マンに相談することができます

    しかし、不動産会社の営業マンにとって住宅ローンの相談対応は、物件の購入希望者が不安なく物件を購入するためのお手伝いの一環だと言えます。

    もちろん、FP資格を持って相談を受ける営業マンも存在しますが、ほとんどの営業マンは住宅ローンの専門家ではありません。

    そのため、返済額の妥当性や資金計画については、住宅ローンを提供している銀行や、お金に関する知識をしっかり持ったFPの方が頼りになることを覚えておきましょう。

    相談に行く場合の流れ

    各相談先の特徴や必要な書類、さらに相談の際に気を付けるべきポイントを知っても、住宅ローンに関する相談をする際の流れがわからないという人は多いでしょう。

    そのような人に向けて、住宅ローンの相談に行く場合の流れをステップごとに詳しく説明します。

    ■住宅ローンの相談に行く場合の流れ

    STEP1 何を相談したいのか洗い出す
    STEP2 悩みや質問内容に適した相談先を決める
    STEP3 予約をする
    STEP4 相談前の準備をする
    STEP5 相談に行く

    STEP1:何を相談したいのか洗い出す

    具体的に聞きたい内容を整理できていなければ、いくら相談しても納得することはできません。

    そのため、相談をする前に「何を相談したいのか」「何を聞いておきたいのか」を洗い出すことが必須です。

    STEP2:悩みや質問内容に適した相談先を決める

    自身の悩みを明確にしたうえで、適切な相談先を決めましょう。

    • 特定の住宅ローンについて知りたい 
      銀行
    • 資金計画などお金に関することについて知りたい 
      FP
    •  住宅ローンの基礎知識について知りたい 
      不動産会社

    STEP3:予約をする

    大まかな相談先が決まれば、実際に電話・メールフォームにて問い合わせをし、相談の予約を取りましょう。

    問い合わせの際は、名前や住所などの基本的な情報、希望の日程などを伝える必要があります。

    スムーズに予約を取りたいのであれば、電話での問い合わせがおすすめです。

    また、メールフォームであれば24時間受け付けているところがほとんどです。

    特に急いでいない人や、忙しくて受付時間内に電話ができないという人は、メールフォームから問い合わせましょう。

    STEP4:相談前の準備をする

    予約の問い合わせをした後は、予約日時の直前になって慌てて必要な書類を準備する、ということがないよう、早い段階で必要な書類を準備しておきましょう。

    相談時に必要な書類は先述のとおりですが、不安な人は問い合わせや予約がとれた際の電話にて、必要な書類をあらかじめ聞いておくことをおすすめします。

    STEP5:相談に行く

    ここまでの準備が完了したら、あとは決められた日程に相談に行くのみです。

    あらかじめ準備した質問内容のメモや書類を忘れずに、相談先に訪れましょう。

    住宅ローンは、一生のうち何度も借りるものではありません。

    少しでも疑問や不安を抱えたまま住宅ローンを借りると、失敗のリスクも高まってしまいます。

    不安なく住宅ローンを借りられるよう、納得いくまで相談することをおすすめします。

    まとめ

    ここまで、銀行・FP・不動産会社という3つの相談先の特徴から、相談の際に必要な書類や気を付けるべきポイント、さらに実際に相談をする際の流れまで紹介しました。

    複数の相談先に相談をしたり、お金をかけてFPに相談をしたりすることが面倒だと感じる人も多いでしょう。

    しかし、スムーズにかつ安心して住宅ローンを借りるためには、早い段階での準備が非常に重要です。

    まずは、「今抱えている住宅ローンについての悩みや疑問は何なのか」を明確にして、適切な相談先を探しましょう。
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