• 2017.08.08
  • 2019.10.28

住宅ローン返済の後悔を乗り越える3つの方法

住宅ローン後悔
じぶん銀行

住宅は一生涯の財産と、よく耳にします。

確かに住宅は投資する金額が大きく、一生のうち何度も住宅を購入できる方は少ないでしょう。

住宅購入を考える際に最も重要なことは「住宅ローンの返済ができなくなったとき、どのようにして乗り越えていく」のかです。

家を買うとしている人は「もっと贅沢がしたい」というプラスの欲求と「住宅ローン以外の出費は抑えたい」というマイナスの欲求で揺れますが、住宅ローンの返済で後悔する方は後を絶ちません。

住宅ローンはゆっくり、ジュワジュワ~っとあなたのお金を吸っているヒルのようなもの。

  • 毎月、あたり前のように天引きされ続けるお金
  • このまま何十年も住宅ローンを返し続けていけるのかという重圧感
  • 住宅ローンの他にリフォーム費用の問題

住宅ローンに『人生を吸われ続けている』といっても過言ではないかもしれません。

住宅ローンの組むときに考えてもらいたいことは、リスクとそれに見合う選択です。

30年近く続くローンを目にして心が折れずに耐えられる人はほとんどいないでしょう。

本文では住宅ローンの後悔を乗り越えた事例を3つご紹介いたします。

あなたの後悔を解決できるのか、是非ご覧ください

頭金を考える前に「将来のリスクに備える守りを強化」することが重要です。

執筆者情報

村井一則

ノーリエFP事務所 村井一則 ファイナンシャル・プランナー

当サイトにおいて私は、「お客様に合った住宅ローンが選んでもらいたい」という思いで執筆しています。ファイナンシャルプランナーの私が選んでいただきたい住宅ローンは「お客様が最後まで無理なく返済できる」住宅ローンです。無理なく返済するための条件は2つ。・生活が苦しくなるような返済計画は考えないこと。・返済計画に合った住宅ローンを選ぶことです。


詳細はコチラ

住宅ローンで後悔した事例 ①頭金 

住宅ローン後悔1

ここでは、筆者のFP事務所で行われた相談事例をご紹介し、その特徴や注意点などをご説明致します。

※なお、住宅ローンの組み方はお客様の条件によって同じような結果になるとは限らないことを予めご了承ください。

佐藤さんの場合 「住宅ローンの頭金が多すぎて後悔」

■相談者  :佐藤さん 40代男性(妻、子ども1人)
■職業   :フラワーショップ経営
■手取り所得:約400万円
■悩み   :貯金をほとんど頭金に回してしまい、生活が苦しくなってしまった。

佐藤さんはご夫婦でフラワーショップを経営していました。

平成24年に4,200万円で自宅を購入。住宅ローンの返済額は月87,000円ありますが、手取り所得の26%以内の返済額で問題ないご夫婦でした。

詳しくご相談の内容を確認していくと・・
ここ最近、お店の売上げが落ち込んで、住宅ローンの返済が苦しくなってきたというものでした。

自営業を営んでいる佐藤さんは、住宅ローンを組むときに「頭金はできるだけ用意したほうが、住宅ローン審査の心象はいいだろう」と考えて、自己資金900万円を用意したそうです。

佐藤さんが自己資金として900万円用意したのは間違ってはいません。問題点は、預貯金のほとんどを頭金に使ってしまい生活費に回せるだけのお金がなかったことにあります。

このようなことを避けるためには、最低、月収(手取り)の6ヶ月分は残しておくことが大切です。

頭金の使い過ぎには注意

客観的に判断すると生活資金を頭金に回してしまうのは、やりすぎです。

佐藤さんは自営業であったことから頭金を2割は必要だろう考えて無理をしてしまったそうです。

昔の住宅ローン審査では「頭金は2割」は融資の条件でありましたが、今の審査基準で申し上げますと意味のない数字なのです。

「頭金が2割必要」というのは昔の名残が独り歩きしているようなものです。

筆者の実務経験で申し上げると、自営業の場合、「生活資金(1年分)のキープ」していれば、住宅ローンの返済に悩むことも少なかっただろうと思います。

頭金に充てるお金を用意できれば返済額が楽になりますが、家計に余裕がない人は無理して頭金を作ろうしないでも大丈夫です。

頭金が多すぎることがないように注意しましょう。

頭金なしの住宅ローンについては「頭金なしの満額住宅ローンで住宅を購入できる?」を参考にして下さい。

住宅ローンで後悔した事例 ②返済 

住宅ローン後悔2

長期の住宅ローンを抱えていると一日も早く完済したいというお気持ちは理解できますが、無理して住宅ローンの返済を実行してしまうと家計のバランスが乱れて後悔する場合も少なくありません。

私たちは家を買う時、大半の人は住宅ローンを利用します。

住宅ローンを組まれる方は、繰り上げ返済をする傾向がありますが、無理に住宅ローンを返済する必要はないことを知っておいてください。

斉藤さんの場合 「住宅ローンの返済を無理して後悔」

■相談者  :斉藤さん 30代男性(妻、子ども2人)
■職業   :会社員
■手取り所得:夫約385万 妻 パート収入約96万円
■悩み   :繰り上げ返済しているが、貯蓄できないことに不安を感じている。

斉藤さんは夫婦共稼ぎのご家庭で、繰り上げ返済についての相談でした。

斉藤さんは、住宅ローンを早期完済のために「繰り上げ返済をやらなければ・・・」
と考えていて、定年退職を迎える65歳までには住宅ローン終わらせたいと希望しておりました。

住宅ローンの繰り上げ返済の効果として、利息を減らす効果はありますが、無理に家計簿から住宅ローン完済を急ぐと生活が苦しくなるものです。

考えるべきことは「理想的な暮らし」を維持しながら無理なく返済する方法を見つけることです。

無理なく返済する方法

繰り上げ返済を行うこと事態は間違っていませんし、利息の負担分の軽減が期待できますから良いことなのですが、繰り上げ返済のデメリットが隠されていることに気付く必要があります。

繰り上げ返済のデメリットとは「実行すれば資金が大幅に減る」ということです。

個人がお金を貯めるには相当の期間を要します。短期間に預貯金の残高までに戻すには、収入の増加または遺産を受け取るようなことでもない限り難しいでしょう。

筆者は、現金とは「失業や長期入院に耐え抜くための備蓄金になるもの」、繰り上げ返済は、「金利で得を優先する代わりに家計破綻のリスクを背負うもの」と考えています。

繰り上げ返済を検討しているのであれば、日々の支払いがストップしないよう備蓄金の確保しましよう。

住宅ローンの返済期間は平均すると20年程度といわれますが、繰り上げ返済をやり過ぎは控えましょう。

返済が厳しい場合には「住宅ローン返済が苦しい…重荷を解消し破産しないためのポイント4つ」を参考にして下さい。

住宅ローンで後悔した事例 ③住宅ローン以外の借金 

住宅ローン後悔3

ここでは、住宅ローン以外の借金で苦しんでいる事例を参考に、その特徴や注意点などをご説明致します。

住宅ローンの返済に困っている中には、クレジットカードのキャッシングやカードローンから借金をしてまで住宅ローンを返済する人は少なくありません。

教育資金や入院費などの理由で一時的な借入であれば問題はありません。

しかし、転職や失業などによる生活費の借入が原因の場合は、早急に金融機関に返済条件の変更処置などの対策を行う必要性があります。

5年前に4000万円で一戸建て住宅を購入した山本さんの場合をお話します。

山本さんの場合 「住宅ローンの返済を消費者金融の借入で返済」

■相談者  :山本さん 40代男性(妻、子なし)
■職業   :会社員
■手取り所得:夫約300万 妻 清掃パート 36万円
■消費者金融3社から借金 110万円
■悩み   :住宅ローンと消費者金融の借金で生活が苦しい。

長い人生、一度は二度つまずくことは誰でも起こりえます。

会社の倒産、病気などが原因で年収が大幅に下がったという話もよく耳にしますが、山本さんもその一人でした。

住宅ローンを組んだ当初は、今の生活であれば「住宅ローンは払い続けることができる」「何の問題もない」と思って住宅購入を決めたそうです。ところが今は、住宅ローンの支払を負担に感じ頃、買ったことを後悔するようになったそうです。

5年前に4,000万円で一戸建て住宅を購入した山本さん。

山本さんは長年勤めていた広告代理店が昨年倒産。再就職で運送会社に就職はできたものの、手取りが10万円少なくなり、住宅ローンの返済のために銀行カードローンと消費者金融の利用をしている状況でした。

山本さんの住宅ローン返済額は月13万円。以前は手取りの収入は約30万円。住宅ローンの他に借金を返済していくには楽ではありませんでした。

住宅ローンの返済よりも消費者金融の返済を優先

山本さんの場合、年金利1.85%の住宅ローンの支払いのために、消費者金融から金利18%で借金をして住宅ローン払っている現状だったため、金利が高いローンを優先に完済していくことにしました。

幸いにも山本さんは、住宅ローンの延滞がない状態だったため返済条件の変更(リスケジュール)ができ、消費者借金を優先に処理できました。

現在、山本さんは、家計費の見直で通信費・保険料を削減。奥様のパート収入3万円を加えたことで、5万円相当は借金返済に回すことが可能となり、あと1年ぐらいで完済できる目途がついたそうです。

リスケジュールとは

簡単に条件変更の方法を説明すると主に2つあります。

  • 返済期間の延長をお願いする。
  • 利息分のみを支払って元本返済を一時的に猶予してもらう。

このような方法ことを専門用語ではリスケジュールといいます。

最近の金融機関は、無理に取り立て破産されるよりも、住宅ローンの返済を続けてもらいたいと考えていますので、延滞を起こしていなければリスケジュールに応じてくれる金融機関が多くなりました。

住宅ローン以外の借金を抱えて後悔しないために

実は、山本さんのように、住宅ローンの返済のために、消費者金融から借金するケースは後を絶たないのが現実です。

冷静になって考えれば、低金利のローンで困っている方に高金利のローンが払っていけるはずがないことは誰にでも理解できるはずです。

ところが、催促状などで精神的に追いやられると「何とかしなければ家が差し押さえられる」「他からお金を借りるしかない」と軽率的な行動をしてしまう方が少なくないのです。

ここで一つ釘を刺させていただきます。リスケジュールはあくまでも一時しのぎであることを肝に銘じなければなりません。

一時しのぎの理由とは?

減額を実行すると返済額は減ったように感じてしまうのですが、毎月発生する利息分が変わらず、期間延長分の利息は加算した分を上乗せして払うことになるからです。

山本さんの場合は、家を手放したくないという思いを優先して、「一定期間の返済額減額」で話を進めていきました。

住宅ローンの後悔から立ち直る方法は、借金を含めた収支のバランス(お金の流れをスムーズ)にすることから始まります。

住宅ローンを賢く返済したい際は「知って得する!賢い住宅ローンの返済方法」を参考にして下さい。

まとめ

今回は、住宅ローン返済の後悔を乗り越える3つの方法をご紹介してきました。

住宅購入を考えると楽しいものですが住宅ローンを借りるとなると「本当に買っても大丈夫なのか」「ずっと払っていけるのだろうか」と迷いを感じることもあると思います。

ローンを組んだ後の20年、30年のことは想像しにくいですが、家計を全体的な視点で考えることで、資金不足に備えることは十分に可能だと思います。

住宅ローンが払えないことは、恥ずかしいことではありません。
払うのが苦しくなったら住宅ローンを借りている金融機関に電話一本してください。

住宅ローンを借りていれば、突然の出費で返済が苦しくなる時もあるでしょう。
子育て、病気、離婚、介護などのライフイベントが重なればお金が必要となることが多いものです。

住宅ローンで後悔する要因としては、「多少返済が遅れても大丈夫だろう」という認識があります。

問題の認識が遅くなるほど、後悔し、「もう打つ手なし」という状況に追い込まれてしまいます。

住宅ローンの返済が2.3か月後には苦しいなと思ったら、すぐに金融機関、FPなどの専門家に相談するようにしましょう。

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