様々な相場を知って、安心して住宅ローンを利用しよう

住宅ローン相場
じぶん銀行
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これから住宅を購入または建築し、住宅ローンを利用することを考えている人にとって、他の人がどのような住宅ローンを選んでいるか気になるのではないでしょうか。

どの住宅ローンが適しているかは、収入や支出の状況、将来の計画、考え方によって異なります。そのため、最終的には資金計画を立てて住宅ローンを選んでいただきたいのですが、住宅や住宅ローンに関する様々な「相場」も参考になると思います。

そこで今回は、一般公開されている調査結果から参考になるデータをピックアップして紹介していきます。

相場を知ろう!住宅ローンはどのような人が利用しているか?

住宅ローンに関する調査は、国土交通省や住宅金融支援機構などが行っています。

調査の方法はもちろん、調査年度や調査対象者によって誤差が出ますので、ここでは住宅金融支援機構「民間住宅ローン利用者の実態調査」の調査結果を中心に紹介していきます。

みんなは何歳で借りている?年齢の相場

調査対象となった2017年4月から2017年9月までに借り入れた、全国20歳以上60歳未満の1,495人の年齢内訳は次の通りです。

▼ 住宅ローンの年齢別利用者数

利用者数
20歳代 140(10)
30歳代 790(50)
40歳代 451(25)
50歳代 114(4)

住宅ローンの年齢別利用者数

※( )は利用者全体のうちフラット35の利用者数
※出典:住宅金融支援機構「民間住宅ローン利用者の実態調査」(24ページ参照)

住宅ローン利用者の年齢を見ると、30歳代が最も多く、30歳代から40歳代が全体の83%を占めています。完済時年齢を考えるとこの年齢層になるでしょう。

みんなの年収はどのくらい?世帯年収の相場

調査対象となった2017年4月から2017年9月までに借り入れた、全国20歳以上60歳未満の1,495人の世帯年収は次の通りです。

▼ 住宅ローンの世帯年収別利用者数

利用者数
400万円以下 118(10)
400万円超~600万円以下 448(37)
600万円超~800万円以下 405(17)
800万円超~1,000万円以下 261(14)
1,000万円超~1,500万円以下 200(9)
1,500万円超 63(2)

住宅ローンの世帯年収別利用者数

※( )は利用者全体のうちフラット35の利用者数
※出典:住宅金融支援機構「民間住宅ローン利用者の実態調査」(24ページ参照)

世帯年収ですので、共働き世帯の場合は合算された収入となります。400万円超~600万円以下の利用者数が最も多く、400万円超~800万円以下の利用者数は全体の57.1%を占めます。

共働きの方や、収入合算については、こちらの記事で詳しくまとめていますので、よければ参考にしてください。
住宅ローンを収入合算で借りたい人が知っておくべき基礎知識

みんなの返済負担率は何%?返済負担率の相場

調査対象となった2017年4月から2017年9月までに借り入れた、全国20歳以上60歳未満の1,495人の返済負担率は次の通りです。

▼ 住宅ローンの返済負担率別利用者数

利用者数
10%以下 308(19)
10%超~15%以下 409(25)
15%超~20%以下 375(20)
20%超~25%以下 219(9)
25%超~30%以下 93(6)
30%超~35%以下 58(7)
35%超~40%以下 14(1)
40%超 19(2)
住宅ローンの返済負担率別利用者数

※( )は利用者全体のうちフラット35の利用者数
※出典:住宅金融支援機構「民間住宅ローン利用者の実態調査」(24ページ参照)

返済負担率は、年収に占める借入金額の割合です。たとえば年収600万円で年間180万円の返済額だとすると返済負担率は30%になります。表を見ると、10%超~15%以下が最も多く、15%超から20%以下も同数程度いらっしゃいます。

仮に年収400万円で返済負担率を15%とすると、年間60万円(月5万円の返済額)となり、現実的ではありません

この調査対象の30%ほどは年収800万円超ですので、仮に年収800万円で計算すると、年間150万円(月12万円の返済額)となりますので納得できる数値となります。

同じく全体の30%ほどを占める400万円超600万円以下の場合は考えてみますと、年収600万円で返済負担率25%とすると年間150万円(月12万円の返済額)となります。年収が高いほど自然に返済負担率が小さくなっている可能性があります。

借入額やライフスタイルによって住宅ローンの月々の返済額は異なりますが、どのくらいが平均的なのか気になる人は、こちらの記事「住宅ローンの月々の平均返済額はいくら?返済額を決める6つのポイント」も参考にして下さい。

みんなの物件価格に対する借入金額は何%?融資率の相場

調査対象となった2017年4月から2017年9月までに借り入れた、全国20歳以上60歳未満の1,495人の融資率は次の通りです。

住宅ローン 融資率

※出典:住宅金融支援機構「民間住宅ローン利用者の実態調査」(8ページ参照)

融資率は、物件価格に対する借入金額の割合のことで、たとえば3,000万円の物件に対して3,000万円の借り入れをすると融資率は100%になります。融資率が低いと金利の優遇がある金融機関もあります。

グラフを見ると、90%超100%以下が6割ほど占めています。ただ融資率90%以下も3割ほどいるようですので、自己資金(頭金)を準備して返済額を軽減させている層もいることが分かります。

融資率は低いことに越したことはありませんが、年齢や引越しタイミングなど総合的に検討することになるでしょう。

年収によって選択する金利タイプは違うの?世帯年収別金利タイプの相場

調査対象となった2017年4月から2017年9月までに借り入れた、全国20歳以上60歳未満の1,495人の世帯年収別金利タイプの割合は次の通りです。

住宅ローン 世帯年収別金利割合

※出典:住宅金融支援機構「民間住宅ローン利用者の実態調査」(7ページ参照)

年収600万円以下の全期間固定型に注目すると、46%ほどを占めています、一方、年収1,000万円以上を見ると、37%が変動型を選択しています。年収が高いほど変動型、年収が低いほど全期間固定型を選択していると思われます。

なぜ年収1,000万円以上の人が変動型を選んだかをグラフから読み取ることはできませんが、資金に余裕があれば金利上昇を感じたときに一括返済してリスクを回避することはできます。

関連記事住宅ローンの変動金利は怖くない!リスクを抑えてメリットを活かす賢い使い方

みんなはどの金利タイプを選んでる?金利タイプの相場

調査対象となった2017年4月から2017年9月までに借り入れた、全国20歳以上60歳未満の1,495人の金利タイプの割合は次の通りです。

住宅ローン 金利タイプの割合

※出典:住宅金融支援機構「民間住宅ローン利用者の実態調査」(3ページ参照)

固定期間選択型と全期間固定型を合わせて変動型と比べると、年度によって固定型の割合が多いですが、どれかに偏っているわけではありません

一定期間だけでも金利が一定の固定型を選択したいという考えの現れでしょう。なお、固定期間選択型は、「固定金利特約付変動金利型」ですので、固定期間選択型を含めて変動型と考えると半数以上が変動型を選択していることになります。

ここでは変動型か固定型という二択ではなく、借り入れ当初に変動型、固定期間選択型、全期間固定型のどれを選んでいるかを確認すればいいでしょう。

相場を知ろう!住宅ローンの金利と諸費用

住宅ローンを選択する際にまず比較するのは金利と諸費用でしょう。保証料の支払い方や団信の種類によっては金利の上乗せがありますので、これらも影響します。

ただこれから住宅ローンを利用しようとしている人はまず、金利や諸費用の相場を知っておくことが肝心だと思います。

住宅ローンの金利の相場は?

住宅ローンの金利には、優遇金利があり、基準金利から割引された金利を適用するのが一般的です。審査により割引率を変える金融機関もあります。金利は単純に比較しにくく、次のような条件で同じ金融機関でも適用される金利が異なります

  • 引き下げ幅
  • 引き下げ幅の適用期間(当初型・全期間型)
  • 団信加入による金利の上乗せ
  • 保証料の有無や支払い方法(一括型・金利上乗せ型)

ここでは、全期間型、金利の上乗せ無しの金利を記載しています。金融機関や金利タイプによって金利に違いがあることを確認してください。

分類 金融機関 変動金利 固定10年 固定20年
都市銀行 みずほ銀行 0.525%

2019年7月適用金利

0.6%

2019年7月適用金利

1.05%

2019年7月適用金利

三菱UFJ銀行 0.525%

2019年7月適用金利

1.34%

2019年7月適用金利

2.69%

2019年7月適用金利

三井住友銀行 0.525%

2019年7月適用金利

1.25%

2019年7月適用金利

りそな銀行 0.47%

2019年7月適用金利

融資手数料型の金利

1.195%

2019年7月適用金利

融資手数料型の金利

2.195%

2019年7月適用金利

融資手数料型の金利

信託銀行 三菱UFJ信託銀行 0.525%

2019年7月適用金利

0.59%

2019年7月適用金利

三井住友信託銀行 0.475%

2019年7月適用金利

0.6%

2019年7月適用金利

1.0%

2019年7月適用金利

ネット銀行等 イオン銀行
※固定10年は当初固定金利
0.52%

2019年7月適用金利

0.69%

2019年7月適用金利

じぶん銀行 0.457%

2019年7月適用金利

1.54%

2019年7月適用金利

1.8%

2019年7月適用金利

ソニー銀行(※1) 0.457%

2019年7月適用金利、変動セレクト、新規購入で自己資金10%以上

0.58%

2019年7月適用金利、固定セレクト、新規購入で自己資金10%以上

0.956%

2019年7月適用金利、固定セレクト、新規購入で自己資金10%以上

住信SBIネット銀行 0.447%

2019年7月適用金利

1.05%

2019年7月適用金利

2.51%

2019年7月適用金利

楽天銀行 0.527%

2019年7月適用金利

0.939%

2019年7月適用金利

※1 ソニー銀行の変動金利は変動セレクト住宅ローン、固定10年・固定20年金利は固定セレクト住宅ローンの金利を記載。それぞれ新規購入で自己資金が10%以上の場合。

住宅ローンの諸費用の相場は?

住宅ローンの諸費用は、抵当権設定費用や保証会社事務手数料、印紙税など様々ありますが、借入金額など融資条件によって異なります
ここでは、借入金額2,000万円、返済期間20年、変動金利として、それぞれの金融機関のシミュレーションツールで算出した結果を掲載します。

なお、保証料(又は融資手数料)が諸費用の大部分を占めます。

2019年7月1日 現在

分類 金融機関 諸費用
都市銀行 みずほ銀行 404,610
三菱UFJ銀行 529,080円
三井住友銀行 476,680円
りそな銀行 614,400
信託銀行 三菱UFJ信託銀行 621,930
三井住友信託銀行 532,200
ネット銀行等 イオン銀行 632,000円
じぶん銀行 632,000円
ソニー銀行 452,000円
住信SBIネット銀行 632,000円
楽天銀行 524,000円

今回の前提条件では上記のような金額になりましたが、保証料は審査の結果によって変動する金融機関もありますので、諸費用がいくらになるかは実際に相談してみなければ分かりません。ただ諸費用も金融機関によって差が出ることが分かります。

こちらの記事「住宅ローンの諸費用は210万円!?出費を抑える賢いローンの組み方を徹底解説」では、諸費用について詳しくまとめていますので、よければ参考にして下さい。

まとめ

今回は、様々な調査結果を見ていただきましたが、参考になりましたでしょうか。調査結果どおりにしなければいけないことはなく、しっかりと家計を見直し、将来の資金計画を立てた上で住宅ローンを選択することが大切です。

相場を知ったうえで、自分にあった住宅ローンはこちらでかんたんに探すこともできますので、よければ参考にしてください。
おすすめ住宅ローンの金利比較!選び方からシミュレーション方法まで徹底解説

今回のグラフやデータを通して、なんとなくでも住宅ローンについて理解していただければ幸いです。

執筆者情報

F&J FP事務所

F&J FP事務所 ファイナンシャル・プランナー

ファイナンシャルプランナー・住宅ローンアドバイザーとして、住宅ローンや保険の相談・アドバイスをしております。これから住宅ローンを利用しようとしている方々に向けて、公正中立な立場で役に立つ情報を発信できればと考えております。

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じぶん銀行
おすすめ住宅ローン
住信SBIネット銀行
満足度
4.5
住信SBIネット銀行
最低金利
0.418%

変動金利

2019年7月適用金利

借り換え金利

総合人気ランキング
1位 じぶん銀行
満足度
4.7
じぶん銀行
最低金利
0.380%

当初固定2年

2019年7月適用金利

2位 住信SBIネット銀行
満足度
4.5
住信SBIネット銀行
最低金利
0.418%

変動金利

2019年7月適用金利

借り換え金利

3位 三菱UFJ銀行
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三菱UFJ銀行
最低金利
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2019年7月適用金利

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