ろうきんの住宅ローンの特徴は? 金利や諸費用、審査方法について解説

ろうきん住宅ローン特徴
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「ろうきん」という言葉は聞いたことある人は多いと思いますが、実際に何をしていて、誰が利用できるか詳細をご存知でしょうか。

これから住宅ローンを利用しようとされている方は、少しでも「ろうきん」について知っておけば、選択肢の幅が広がります。

この記事では、「ろうきん」のしくみや業務内容、住宅ローンの特徴まで、住宅購入を控えている方に向けた情報をお伝えしています。ぜひ、参考にしてください。

ろうきんとは?ろうきんのしくみや業務内容を紹介

ろうきんとは

ろうきん(労働金庫)は、関東1都7県エリアに中央労働金庫(中央ろうきん)があり、北海道ろうきん、近畿ろうきんなど各地方に13の金庫があります。また各地方には支店や出張所、ATMがあります。

平成28(2016)年からはイーネット、ローソン・エイティエム・ネットワークスATMでの提携サービスを拡大しています。

また、ろうきんは銀行とは違い営利を目的とした運営はされておりませんが、業務内容は銀行と同じく、預金や住宅ローンなどの取り扱いがあります。

会員になると一般の人(個人会員)よりお得なサービスが受けられ、会員は、ろうきんに出資している労働組合(に加入している人)だけでなく、生活協同組合(に加入している人)も会員となります。

会員

  • 団体会員の構成員(ろうきんに出資している団体の構成員)
    ※労働組合、国家公務員・地方公務員等の団体など
  • 生協会員の組合員および同一生計家族の方

一般

  • 上記の会員に該当しない方  

ろうきんのホームページでは、生協会員しか記載がありませんが、全労済や県民共済の利用者も対象となります。

また生協会員であっても所属先によってはろうきんの会員扱いにならない場合もあります。会員かどうかは所属している生協の団体に直接問い合わせてください。

ろうきんの住宅ローンの特徴

ろうきんの特徴

ろうきんの住宅ローンはどのような特徴があるのでしょうか。ここではろうきんの住宅ローンについて解説していきます。なお、金利など具体的な数値は中央ろうきんのもの(2019年7月現在)を使用しています。

ろうきんの住宅ローン 概要(抜粋)

融資金額 30万円以上1億円以下(1万円単位)
融資期間 最長35年(完済時年齢 満76歳未満)
保証料 (1) 一括前払い方式(融資時に一括して払う)
(2) 月次後払い方式(金利に保証料率を上乗せして払う)
団体信用生命保険
※3タイプあり
  • 団体信用生命保険(ろうきん団信)
    ※金利に保険料相当額の上乗せなし
  • 就業不能保障団信
    ※金利に0.1%の上乗せ
  • オールマイティ保障型団信
    (3大疾病保障特約・障害特約付団体信用生命保険)
    ※金利に0.3%の上乗せ
不動産担保取扱手数料
  • 会員 10,800円(税込)
  • 一般 32,400円(税込)

(2019年7月現在)
詳細:ろうきん 住宅ローン(不動産担保型)

変動金利型(全期間引下げ型)

  • 標準金利:2.475%
  • 引下げ後:0.625%
    ※条件:①給与振込み指定 ②カードローン(マイプラン)

変動金利型は返済期間中、4月1日と10月1日に見直しが行われ、それぞれ7月と翌年1月(の約定返済日の翌日)から新金利となります。

また、上限金利を設定できるLooF10(上限金利特約型10年)という商品もあります。金利の変動幅の上限を設定できますが、金利は変動金利型より高くなります。
(2019年7月現在)

関連記事住宅ローンの変動金利は怖くない!リスクを抑えてメリットを活かす賢い使い方

全期間固定金利型(当初期間引下げ型)

  • 標準金利:3.100%
  • 引下げ後:1.250%
    ※条件:①給与振込み指定 ②カードローン(マイプラン)

全期間固定金利型は、返済期間中、金利の変動がないタイプです。当初期間引下げ型とありますが、全期間固定金利型の金利引下げ期間は、契約終了までの全期間です。
(2019年7月現在)

関連記事住宅ローンの全期間固定金利型を選んだほうがいい人・ダメな人

金利ミックス型

  • 最大引下げ後金利 全期間固定金利型1.250% + 変動金利型0.575%

※変動金利型と全期間固定金利型又は固定金利特約型20年(当初期間引下げ型)との金利ミックスを利用し、かつ借入総額の30%以上が全期間固定金利型または固定金利特約型20年(当初期間引下げ型)の場合の金利

金利ミックス型は、全期間固定金利型と変動金利型を混ぜ合わせたタイプです。

全期間固定金利型だけだと金利が高いですが、変動金利型を加えることで金利が低くなり、また変動金利型に全期間固定金利型を加えることで金利が変動するリスクを抑えることができます。
(2019年7月現在)

固定金利特約型(3・5・10・20型) 当初期間引下げ型

標準金利 最大引下げ後金利
3年 2.400% 0.700%
5年 2.450% 0.750%
10年 2.500% 0.800%
20年 3.000% 1.150%

固定金利特約型は、一定期間金利が固定されるタイプで、特約期間終了後に再度、金利タイプを選択します。このタイプは、当初期間引下げ型と全期間引下げ型の両方があります。

全期間引下げ型は、上記の当初期間引下げ型より0.3%高くなります。

関連記事住宅ローンの固定金利の選び方を解説!全期間と期間選択を正しく使い分けよう

当初期間引下げ型のしくみ

当初期間引下げ型は、固定金利特約型、LooF10(上限金利特約型)、全期間固定金利型で選択できますが、全期間固定金利型以外は、期間終了後は「標準金利より0.4%引き下げ」となります。

金利タイプの選び方について詳しく知りたい方は「おすすめ住宅ローンの金利比較!選び方からシミュレーション方法まで徹底解説」を参考にして下さい。

ろうきんの審査の流れや注意点

ろうきん審査の流れ

ろうきんの住宅ローンについて解説してきましたが、ろうきんの住宅ローンを利用するにはどうすればいいのでしょうか。ここでは住宅ローンの審査や流れについて解説していきます。

申し込みできる人

ろうきんの住宅ローンに申込みができるのは以下の通りです。年齢や収入、勤続年数を確認しておきましょう。

  1. 団体会員の構成員、生協会員の組合員(同一生計家族含む)、一般勤労者
  2. 満20歳以上で完済時年齢が満76歳未満
  3. 安定継続した年収が150万円以上
  4. 同一勤務先に1年以上勤務(自営業者は原則3年以上同一事業を継続)
  5. 団体信用生命保険への加入
  6. 保証協会の保証を受けられること

審査期間や審査の流れ

融資の承認を得るためには、仮審査と本審査をクリアする必要が。団体会員の場合は仮審査なしで申し込むことができる場合もありますが、一般的には窓口かweb上で仮審査の申込みを行います。

審査の流れ

ろうきんの仮審査期間は1週間が目安で、書類の不備などがあれば遅れることもあります。また本審査は新築や購入、建売か注文住宅によって異なりますが、1ヵ月程度かかる可能性があります。

審査における注意点

審査を申し込むときの注意点について確認しておきましょう。仮承認を受けてから1ヵ月程度で正式申込をしましょう。

時間が経ちすぎると再度、仮審査をしなければなりません。また仮審査で承認されたとしても本審査で承認されないこともあります。

次のような点にご注意ください。

  • 仮審査の申込内容と正式申込の内容が異なる
  • 団体信用生命保険に加入できない
  • 借入中のローンに返済の遅れたことがある、滞納がある

など

仮審査申込と正式申込では提出する書類が異なります。仮審査ではすぐに確認できる、勤務先や年収などが中心となりますが、正式申込では物件の状況や担保評価、団体信用生命保険の告知内容などより具体的な審査が行われます。

この申込内容の差で、仮承認を受けたとしても本審査で承認されないことがありますので、書類の記入漏れや誤りがないように注意しましょう。

住宅ローンの借り換え審査について詳しく知りたい方は「住宅ローン借り換え審査の内容とクリア方法」を参考にして下さい。

ろうきんを利用するとお得な人

労金利用でお得

団体組合の構成員や生協組合の会員の方であれば、ろうきんの住宅ローンのメリットを多く受けられます。

会員の方が利用するメリットは、主に下記の3つです。

  • 手数料が一般会員の3分の1になる
  • 仮審査なしで正式申し込みできる場合もある
  • 建物の完成前に融資を受けられる

ただし手数料は一般会員の3分の1にはなりますが、手数料とは別に保証料が必要であることには注意しましょう

団体会員の構成員の方が、借入年数35年・借入金額3000万円のローンを借り入れる場合、保証料は約71万円ほど必要です。

会員だからといって、諸費用がすごく少なくなるというわけではないので注意してくださいね。

借り入れ当初の諸費用を抑えたい場合には、融資事務手数料が定額の「新生銀行の住宅ローン」がおすすめです。

まとめ

ろうきんの特徴や住宅ローン商品について解説してきましたが、ろうきんの会員に該当しない場合で、ろうきんの利用を考えている方はまず会員になることを検討しましょう。金利の引き下げや事務手数料が減額されるのでお勧めです。

また審査の書類は正確にもれなく書くことでスムーズに審査が進みます。ご不明な点は相談窓口にお問い合わせください。

自身にライフプランにあったローンを見つけるためにも、しっかりと住宅ローンを比較して、検討してくださいね。

執筆者情報

F&J FP事務所

F&J FP事務所 ファイナンシャル・プランナー

ファイナンシャルプランナー・住宅ローンアドバイザーとして、住宅ローンや保険の相談・アドバイスをしております。これから住宅ローンを利用しようとしている方々に向けて、公正中立な立場で役に立つ情報を発信できればと考えております。

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