住宅ローンの利息と金利の違いは?利息や元金返済の負担を減らす方法

住宅ローン利息の違い
じぶん銀行
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

住宅ローンに限らず、ローンでは「利息」という文字を目にすることが多いです。
他にも金融機関では利子や金利など似たようなワードがありますが、それぞれの意味や違いを知っていますか?

  • 利息、利子、金利の意味と違いを知りたい!
  • 利息と元金、どちらが早く減る?
  • 住宅ローンに頭金は必要?

住宅ローンの利用を検討されている方は、利息で分からない部分や元金の返済について、頭金を用意した方がいいのかといった疑問や不安を持つ方は多いはずです。

損をしないためにも利息や金利の意味を理解し、どうすれば返済の負担が軽くなるのか考える必要があります。
今回は利息や元金の返済方法、頭金を利用するメリットなどをご紹介していきます。

利息と利子、金利の違い

まずは利息と利子、さらに金利とはどういった違いがあるのかを見てみましょう。
用語の意味を理解することで、住宅ローンを検討する際にも詳しく比較検討することができます。

利息と利子は同じ意味で使われることが多い

基本的に「利息」と「利子」に大きな違いはなく、金融機関が貸したお金に対してかかる費用のことを指します。
ただし、利息は支払う際に使う言葉として、利子は受け取る際に使う言葉として用いることが多いです。

銀行などの金融機関ではほとんどがそうした使い分けを行なっています。
ただ、呼び方が異なるだけで言葉の意味合い的には同じです。

利息と金利の違い

続いて、利息と金利の違いですが、こちらは明確な違いがあります。
例えば利息をいくら支払わなければいけないのかという計算をする時に使用するレートが金利です。

つまり金利によって詳しい利息を算出することができます。
一般的に金利というのは1年間で発生する利息の元本に対する割合となります。

金利について詳しく知りたい際は「住宅ローンの金利とはそもそも何?「金利」の意味や違いについて解説します!」を参考にして下さい。

金利の数値が総返済額を増やす

金利は1年間金融機関からお金を借りた時にかかる利息の割合なので、金利の数値が高ければ高い程利息は多くかかってくることになります。
例えば、1,000万円の借入金を20年返済で返していく時、全期間固定で金利が1%だったとします。
この時、総返済額は1,000万円+利息分となるため、1,200万円となります。

では、同じ条件で金利が0.8%だった場合、総返済額は1,160万円となるのです。
金利がたった0.2%違うだけで、40万円もの差が生まれます。

こうしたことから、金利の数値が高ければその分総返済額を増やすことになるでしょう。
低金利の住宅ローンを選ぶべきと言われているのは、このためでもあります。

利息額の求め方

実際に利息額を求めるには、以下の計算方法を利用します。

利息額=借入額×金利×返済期間(年)

この計算式を上記で使用した例(借入金:1000万円、返済期間:20年、全期間固定、金利:1%)を参考に当てはめてみましょう。

利息額=1,000万円×0.01(金利)×20年=200万円

20年かけて返済していった場合、利息は200万円分借入額にプラスされるということがわかります。

ちなみに、上記の利息は20年分の利息となるので、毎月かかる利息を知りたい場合は、年数をかけるのではなく、借入額×金利で出た1年間にかかる利息を12ヶ月で割りましょう。
そうすると1ヶ月分の利息が算出できます。

これはあくまでも全期間固定の場合です。
変動金利の住宅ローンを選択した場合、半年ごとに金利が見直しされるため、ずっと同じ利息分を支払うというわけではありません。

変動金利は全期間固定に比べて低金利の商品が多くみられるので魅力的ですが、半年ごとに金利が見直しされること、金利が上昇してしまうとその分利息も増えて返済総額が増えてしまうリスクがあることを念頭に置きながら選ぶようにしましょう。

関連記事住宅ローンの変動金利は怖くない!リスクを抑えてメリットを活かす賢い使い方

金利は金融機関や商品によって異なる

総返済額や利息に大きな影響を与える金利ですが、金利は各金融機関によって異なってきます。
こうした金利はあらかじめ金融機関が決めていることで、借り入れる側も商品を比較することができます。

商品によって金利に違いがあるのは、借り入れ時の条件が違うという点が挙げられるでしょう。
金融機関は金利をどのように決定しているのかというと、貸出期間の長さや担保があるかどうか、資金の使い道などの情報を参考に決めていきます。

例えば貸出期間が長いと借り入れた人が返済できなくなってしまうリスクも増えるため、金利は高めに設定されています。

また、担保がある場合は万が一返済できなくなってしまった場合でも、担保があることで返済の充てにすることができます。
そのため、担保が必要な商品の場合は担保を必要としない商品よりも低金利に設定されている場合が多いのです。
こうして、返済のリスクに応じて金融機関は金利を決定しています。

ただ、本質の相場としては市場金利の影響を大きく受けており、市場金利が上昇すればその分住宅ローンの金利も上昇しますし、逆に市場金利が低下していれば住宅ローンの金利も低下していきます。

市場金利と借り入れ時の条件などによって、住宅ローンの金利が変わってくることを覚えておきましょう。

元金が減らない理由と対処法

住宅ローンは借りた元金と共に利息の支払いも必要ですが、なかなか元金が減らないと悩む人もみられます。
特に返済が始まったばかりの時点は減りにくいため、完済できるかと不安になる人も多いです。
なぜ元金が減らないのか、その理由を解説していきます。

元金よりも利息から

住宅ローンをはじめとしたローンの返済では、まず利息が先に減っていく仕組みとなっています。
利息は元金の割合よって決まるため、元金が多い返済当初は利息が多く、元金がなかなか減らないのです。

例えば、3000万円の融資を受け、年利3%で元利均等返済を行った場合で考えてみます。
3000万円×3%=90万円となるので、返済が始まった1年目は90万円の利息がかかるのです。
毎月10万円の返済で年間120万円を返済した場合、利息が90万円なので元金はたったの30万円となります。

計算してみると利息の割合がかなり大きいですが、返済が進めば元金も少なくなるので利息の割合も少なくなるのです。
上記の例で2年目の利息を割り出してみると、2970万円×3%=89万1000円となります。

まだ利息の割合は大きいですが、年間120万円から利息分を引けば30万9000円が元金となるため、1年目と比べて元金の返済がわずかに増えていることが分かるでしょう。

金利の数値が利息に関わるため、金利の低い住宅ローンを選ぶことが元金を早く減らすのがポイントです。

金利上昇で返済期間が延びる

元金の返済は低金利なほど有利なので、金利が上がると利息が増えて元金が減りにくくなるため、返済期間が延びてしまう恐れがあります。
特に毎月の返済額を少なめに設定している場合は、利息の割合が大半を占めてしまうため、元金の返済がなかなか進まないでしょう。

固定金利の場合は借り入れ当初の金利なので安心ですが、変動金利タイプの場合は半年に1回、金利の見直しがあるので注意が必要です。
現在は低金利が続いているため変動金利でも大きな上昇はないものの、わずか1%の数値でも返済額を増やし、返済期間が延びてしまう可能性があります。

金利は毎月変動しているので、見直しのタイミングや固定金利期間が終わって変動金利に以降するタイミングで上昇すると、総返済額が増えてしまうことを理解しておきましょう。

元金均等返済で返す

返済方法には元金均等返済と元利均等返済の2種類があり、元金をコツコツ返済したいのであれば元金均等返済が最適です。

まず元利均等返済は毎月の返済額が一定なので返済計画を立てたい場合には便利ですが、元金にあてられる割合が低いので総返済額が多くなる特徴があります。

一方、元金均等返済の場合は、毎月支払う元金が一定額なので最初は利息の割合が大きくても、返済を続けるうちに利息の割合が減るので最終的に総返済の負担を軽減することが可能です。

借り入れ当時の返済負担が大きいので、審査に影響する年収も高めとなりますが、元金を早く返済して総返済額を抑えたい人には最適でしょう。

繰り上げ返済で元金を減らす

毎月の返済とは別に繰り上げ返済で元金を減らしていく方法も有効です。
繰り上げ返済の場合、元金と利息の組み合わせではなく、全て元金に回る仕組みとなっています。
なので、繰り上げ返済でコツコツ元金を減らしていけば、利息の割合も減り総返済額の負担が軽くなり、元金もより返済しやすくなるのです。

また、繰り上げ返済には毎月の返済額を減らしていく返済額減額型と返済期間を短縮する期間短縮型があります。
返済額減額型は今後出費が増える場合に最適ですし、期間短縮型は返済期間が長かったり金利が高かったりする場合に効果的です。
両方の特徴や今後のライフスタイルに応じて、適した繰り上げ返済を活用して元金を減らしていきましょう。

繰り上げ返済を上手に活用する方法は「住宅ローンの繰り上げ返済はタイミングが肝心!賢く活用する5つのコツ」を参考にして下さい。

頭金で利息が減る?

住宅の購入や新築で住宅ローンを借りる時、頭金を用意して住宅ローンを利用される方もいらっしゃいます。
頭金の用意は住宅ローンの返済を軽減できるとされていますが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
こちらの項目では頭金のメリットや頭金の目安、頭金を貯める方法をご紹介します。

頭金とは

頭金とは家を買ったり建てたりする際、住宅ローンの借り入れとは別に現金としてあらかじめ出せるお金のことです。
例えば、3500万円の家を購入する場合、頭金を500万円用意すれば住宅ローンで借り入れする金額は3000万円で済みます。

頭金のメリット

頭金を用意して住宅ローンを借りると、次のメリットがあります。

  • 審査が通過しやすくなる
    住宅ローンの審査基準は様々なものがありますが、年収に関しては影響が大きいと言えます。
    年収により借り入れできる金額が異なるため、融資額を低く設定できれば審査に通過しやすいメリットがあるのです。
    特に低所得の世帯にとっては嬉しいメリットと言えます。
  • 毎月の返済額が減る
    融資を受けるのは頭金を除いた購入費や建設費なので、借入額が少なければ月々の返済額も減るメリットがあります。
    毎月の返済負担を少しでも減らしたい人に最適でしょう。
  • 利息が減る
    利息は元金から割り出されるため、借入額が少なければ利息も少なくなります。
    余計な利息を支払わず、住宅を手に入れられるでしょう。
  • 返済期間を短縮できる
    借入額が少ないほど返済がしやすくなるため、返済期間を短縮できるメリットがあります。

    住宅ローンは長期的な返済となりますが、返済期間が長いほど利息も増えるため、短期返済になるほど返済総額を減らすことが可能です。
    繰り上げ返済も上手く活用すれば、より返済期間を短くできるでしょう。

総資産と将来の支出から考える

どのくらい頭金を用意するか悩んだ場合、まずは総資産を明確にしましょう。
そして、10年先の支出を見積もり、総資産から差し引いてください。

今後、経済状況が変化することも配慮し、学費や車購入費など大きな支出に関しても手元金として残せるように、差し引きましょう。
他にも住宅ローン以外の残債があればその分も差し引き、少し多めに支出を見積もります。

総資産から将来の支出を差し引いた金額が、現在頭金として出せる目安です。
貯金から出せるだけ出そうとは考えずに、将来の支出に配慮して無理のない金額を出しましょう。

頭金を貯める方法

コツコツ貯める貯金は時間がかかってしまいます。
手っ取り早く貯める方法として株式やFXなどの投資がありますが、失敗するリスクもあるので最適な貯め方とは言えません。
即効性を求めるなら、次の貯め方がおすすめです。

  • 車など財産の売却
    車を使う機会が少ない場合、交通便の良い土地に家を建てることを前提に車を売って頭金に当てる方法が一つの手段です。
    車はガソリン代や税金など維持の負担もあり、車を手放せば維持コストを頭金に回すことも可能でしょう。

    いざ車がないと不便に思いますが、カーシェアリングなら好きな時だけ利用できるので便利です。
    車以外にも売却できる財産があれば売ってしまうと良いでしょう。
  • 生命保険の見直し
    たくさんの生命保険に加入している場合は、見直して保険料や解約料を頭金に当てる方法も有効です。
    住宅ローンは契約者が死亡すると住宅ローンの返済は不要になる団信があるので、万が一の時でも住まいは確保ができます。
    必要な保険だけを選び、不要と思った保険は解約してみましょう。
  • 親からの贈与
    住宅購入で親や祖父母から援助をしてもらう手段もあります。
    この場合は贈与税が発生しますが、年間110万円以下の贈与なら非課税です。
    相続時精算課税制度であれば相続税として贈与税を先延ばしにすることもできます。

頭金は早いうちから余剰金を貯めておくと良いですが、足りない場合はこの3つの方法から実現できる方法で貯めていくと良いでしょう。

住宅ローンの頭金について詳しく知りたい際は「住宅購入に必要な住宅ローンと頭金について」を参考にして下さい。

まとめ

住宅ローンの利息の意味や元金を減らす方法、頭金のメリットをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
利息は金利に影響するので、住宅ローンを借りる際は金利の比較が大切です。
他にも元金が減りやすい返済方法や頭金を用意し、利息の負担を軽減していきましょう。

また、利息を減らす方法の1つとして住宅ローンの借り換えをするという方法もあります。
住宅ローンの借り換えについては、「住宅ローンの借り換えで返済負担を軽減しよう!得する条件・タイミングを解説」で解説していますので、参考にしてみて下さい。

スポンサーリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
住宅ローン シミュレーション
じぶん銀行
おすすめ住宅ローン
住信SBIネット銀行
満足度
4.5
住信SBIネット銀行
最低金利
0.418%

変動金利

2019年9月適用金利

借り換え金利

総合人気ランキング
1位 じぶん銀行
満足度
4.7
じぶん銀行
最低金利
0.380%

当初固定2年

2019年9月適用金利

2位 住信SBIネット銀行
満足度
4.5
住信SBIネット銀行
最低金利
0.418%

変動金利

2019年9月適用金利

借り換え金利

3位 三菱UFJ銀行
満足度
4.4
三菱UFJ銀行
最低金利
0.390%

当初固定3年

2019年9月適用金利

総合人気ランキングを全て見る

人気の記事

新着記事

たった1分 住宅ローン シミュレーション
■当サイトに関する注意事項
  • 当サイトで提供する商品の情報にあたっては、十分な注意を払って提供しておりますが、情報の正確性その他一切の事項についてを保証をするものではありません。
  • お申込みにあたっては、提携事業者のサイトや、利用規約をご確認の上、ご自身でご判断ください。
  • 当社では各商品のサービス内容及びキャンペーン等に関するご質問にはお答えできかねます。提携事業者に直接お問い合わせください。
  • 本ページのいかなる情報により生じた損失に対しても当社は責任を負いません。
  • なお、本注意事項に定めがない事項は当社が定める「利用規約」 が適用されるものとします。

「ナビナビ住宅ローン」は、エイチームフィナジーが運営するサービスです。

株式会社エイチームフィナジーは、株式会社エイチーム(東証一部上場)のグループ企業です。
証券コード:3662