住宅ローン付帯の保険・団信への4つの疑問を徹底解説!

住宅ローン保険付帯と団信
じぶん銀行
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住宅ローンを借り入れる際、ほとんどの住宅ローンでは団信(団体信用生命保険)への加入を条件としています。
この団信というのは、住宅ローンを検討する上でも重要なポイントの一つとなってくるため、このような不安・疑問を抱えている方は少なくありません。

  • そもそも団信とはどういった生命保険なのか?
  • 普通の団信と特約付きの団信は何が違うのか?
  • 一般的な生命保険に加入していれば加入しなくてもいいのではないか?
  • 保険料はどれくらい上乗せされるのか?

こうした不安・疑問を今回徹底的に解説していきます。
現在、住宅ローンを検討されている方はぜひ今回の記事を参考に、団信についての知識を身に着けましょう。

疑問1・そもそも団信(団体信用生命保険)とは何か?

団信は住宅ローンを組む際に多くの方が加入する生命保険ですが、保障内容が多様化しつつあるため選び方がわからないという方もいることでしょう。
ここでは団信とは何なのか、仕組みや各金融機関の保障内容について解説していきます。

団信とは?

団信は、住宅ローンの債務者が返済期間中に死亡してしまう、または高度障害に陥った場合に、本人に代わって住宅ローンの残高を支払ってくれるというものです。

住宅ローンの借入額は高額になるため、通常返済にかかる期間も長期に渡ることが多いです。
そのため返済中に万が一のことが起きてしまって借金が残されてしまうと、家族が大きな負担を抱えてしまうことになります。

住宅ローンを返済し続ける経済力がなければ、マイホームを売却して借金を返済するという形になってしまう可能性もあります。
こうしたリスクを回避するためにあるのが団信(団体信用生命保険)です。

団信の仕組み

ほとんどの民間金融機関は、団信に加入することが住宅ローンを組む時の要件になっています。

返済者に万が一のことが起きた場合は、その時点で住宅ローン残高が金融機関によって支払われることになりますが、必ずしも団信に加入できるとは限りません
契約する本人の健康状態によっては審査が通らないこともあるので注意してください。

保険料については、別途支払いが発生することはなく金利に含まれているのが特徴です。

各金融機関の団信

各金融機関に設けられている団信の保障内容について、ほんの一部をご紹介していきます。

▼ りそな銀行

死亡、高度障害、3大疾病以外に、所定の要介護状態、16項目にあてはまる病気やケガの状態になっても住宅ローンの残高を支払う保障内容になっています。

16項目の中には、人工膀胱、心臓ペースメーカー、人工弁、両耳の聴力がなくなってしまった時などがあてはまります。
ケガに関しては、スポーツや交通事故などによる突発的な事故で、片足が完全に麻痺してしまったり、片手の指5本が無くなってしまったりした場合です。

▼ みずほ銀行

死亡、高度障害状態、3大疾病、所定の病気やケガになった時、住宅ローン残高が全額保障されます。

▼ じぶん銀行

死亡、高度障害状態、ガンと診断された場合には住宅ローンの残高の半額が保障される「ガン50%保障団信」があります。

▼ 住信SBIネット銀行

死亡・高度障害状態、精神障害などによる病気やケガで働けなくなった場合に、月々の返済が保障されます。
働けない状態が12ヶ月続くと住宅ローンの残高が全額保障されます。

住宅ローンと団信について詳しく知りたい際は「住宅ローン借入時に必要な保険は?住宅ローンと団体信用生命保険の関係を解説」を参考にして下さい。

疑問2・団信と特約付き団信、何が違うのか?

団信には標準タイプのものと特約付きの団信があることをご存知でしょうか?
ここでは、通常の団信と特約付きの団信の違いについて解説していきます。

特約付きには3つのタイプがある

特約付き団信は、以下のように3つのタイプに分けることができます。

▼ がん保障特約

がんと診断された時に保険金で住宅ローン残高が全額返済される保障内容です。
加入以前にがんを患ったことがある人は、加入できません。

保障されるまでの免債期間は90日間で、皮膚がんの場合は対象外です。
医師により最終的に「がんです」と確定診断された場合に有効になります。

▼ 3大疾病保証特約

3大疾病とは「がん、脳卒中、急性心筋梗塞」を発症し働けなくなった場合、一定期間返済が補填されたり、住宅ローン残高が清算されたりする保障です。
がんが確定診断された場合にローンが全て完済されます。

▼ 8大疾病特約

上記の3大疾病に加えて5大疾患で働けなくなった場合に適用される保険です。
5大疾患には「高血圧症、肝硬変、慢性腎不全、糖尿病、慢性膵炎」が当てはまります。
これらの疾病や疾患によって1年以上働けない状態が続くと、住宅ローン残高が全額返済されることがほとんどです。

ここでの特約付き団信はほんの一例になりますが、今は一生涯で2人に1人はがんにかかる時代と言われています。

住宅ローンという多額の負債を背負う場合は無視できないリスクであるため、3大疾病や8大疾病が保障されている特約付き団信に加入する人は、非常に増えてきているようです。

保険料に違いはみられる?

上記のように特約付き団信になると、有料になるケースが多く保険料のかかり方も様々です。

▼ 金利上乗せ

特約を付ける条件で、住宅ローンの金利が0.1~0.4%程度上乗せになります。
保障内容によって変わってきますが、最近はこのタイプが主流です。

▼ 保険料支払い

住宅ローン返済とは別に保険料を支払っていくシステムです。
金利上乗せと違うのは、途中で解約することができたり、住宅ローン残高が少なくなった段階で解約することができるという点です。

▼ 無料

金融機関側が全て費用を負担するという仕組みになります。

特約付き団信を選ぶ際に気を付けたいこと

住宅ローンを申し込む際に気をつけたいことは、途中から特約付き団信に変更することはできないことです。
最初の契約時に迷って決められなかったといっても、後から追加で付けることができません。

また、最初から金利上乗せを選んだ場合、途中で特約を外すことができないので注意してください。
住宅ローンの返済が厳しくなりコストを抑えたいと思っても、残念ながら最後まで継続するしかありません。

特約のない団信で住宅ローン自体を借り換える方法もありますが、借り替え費用が発生してしまうのであまりおすすめしません。
住宅ローンを契約する最初の段階で、慎重に検討することが大切になります。

疑問3・一般的な生命保険とは何が違うのか?

団信の仕組みやどのような団信があるのかはわかっていても、一般の生命保険との大きな違いなどはあるのでしょうか?
また、保険の内容は何を比べると良いのでしょうか?

保険料の違い

住宅ローンを借りる時に同時に加入するのが団信で、これは借りた人が死亡した場合や高度障害状態になった場合に保障の対象となります。
保障内容は住宅ローンの債務が0円になり、残りの返済を保険会社が代わりに一括で支払ってくれます。

このように万が一の事態に備えることができる団信ですが、一般の生命保険の場合、年齢によって保険料が異なり保障範囲も変わってきますが、団信の場合は年齢によって保険料の違いがなく、保険料を負担することもありません

一般の生命保険の場合は、保険の契約者が保険会社に保険料を支払っていますが、団信の場合は金融機関の住宅ローンであれば保険料が毎月返済の金利に組み込まれているため、この保険料のみを支払う必要がありません。

受取人の違い

一般的な生命保険の場合、保険金の受取は保険に加入した人が指定した人が受け取ることができますが、団信の場合は金融機関が受取人となる代わりに残った債務を支払ってくれる仕組みになっています。

保険期間の違い

一般的な保険期間は保険の商品や契約内容によって期間が決まっていますが、団信の場合は住宅ローン完済までが保険期間となり、途中で解約することが原則的にできなくなっています
そのため、よく保険の条件を確認してから加入するようにしましょう。

加入条件の違い

今まで団信の生命保険というと、住宅ローン期間中に死亡や高度障害のみを保障する保険だったため、一般の生命保険にも加入していた方も多いでしょう。

ですが、最近は団信の保険であってもオプションを付けることによって、様々な保障を付けることができるようになりました。

死亡や高度障害などだけでなく、幅広い疾病にサポートしてくれる団信があることで、以前よりも身近に感じる保険となりつつありますが、間違えてはいけないのが生命保険との違いです。

一般的な生命保険の場合、受取人として指定された家族などが受け取ることができるので、残された家族の生活を保障することができますが、団信の場合受取人は金融機関となるため、生活を保障する保険ではありません

団信の保険は、住宅ローンが返済できるようにかける保険になるので間違えないようにしましょう。

疑問4・保険料はどれだけ上乗せされるのか?

団信生命保険にこれらの特約をつけた場合、保険料はどれくらい上乗せとなるのでしょうか?

また、以前はフラット35において、返済とは別に保険料の支払いがありましたが、現在では金利に組み込まれているので別々に支払う必要もなくなりました
そのことで、さらに保険料としてどれくらいの金額がかかるのかわかりにくい面もあるので、簡単に保険料をご紹介します。

各金融機関の上乗せ金利はどれくらいなのか?

特約をつけた場合、保険料はどれくらいになるのでしょうか?

一般的な生命保険と同じように考えてみるとわかりやすいです。

例えばがん保障の場合、保障される疾病はがんのみですが、これに3大疾病保障をつければ脳卒中や急性心筋梗塞まで保障の対象となり、さらに8大疾病保障にしたらどうでしょうか。

カバーできる範囲が広がってくるほど、特約保険料は高くなっていきます。
特約保険料は各金融機関で0.1%~0.4%が一般的であり、一般的に現在の金利に上乗せされていきます。
現在の平均金利0.3%で計算してみましょう。

この0.3%に保険料が上乗せされていき、借入条件が3,000万円で返済期間が35年、全期間固定金利が2.0%でボーナス払いなし、元利均等返済の場合に特約金利が0.3%上乗せとなった場合、保険料が返済期間35年間で1ヶ月4,681円、総額約197万円になります。

フラット35団信特約料がローンと一つに!どんなメリットがある?

フラット35は以前、団信生命保険は住宅ローンとは別で支払いする必要があり、毎年保険料の支払いがありましたが、2017年10月にフラット35の機構団信特約料の支払い方法と保障内容が変更になりました。

改正点は大きく2つあり、借入してから毎年団信特約料を別で支払っていましたが、今後は毎月の返済額に団信特約料を含めて支払いできるようになりました。

また、保険金支払いの条件が死亡と障害者福祉法上の障害1級か2級に該当することに変更されました。

団信特約料は引き落としができないと保障も受けられなくなることもあり、支払い忘れによってリスクを背負ってしまう場合がありましたが、支払い方法が変わったことでリスクが減り、また保障範囲が身体障害者手帳や介護認定等公的制度と関連付けられたことで、保障内容も充実したものとなるなどメリットが増えました。

団信特約料として0.28%上乗せされることになりますが、借入条件が3,000万円で返済期間が35年、融資率9割以下で1.09%の金利で計算した場、保険料が35年間で約168万円となり、現在の総保険料は約204万円なので、新制度の方が安くなります。

団信について見直したい際は「住宅ローンと生命保険は同時に考える!団信や保険の見直し方法」を参考にして下さい。

まとめ

団信は大まかなことしか知らずにいる方も多いと思いますが、今回で団信と一般的な金融機関の保険との違いや保障内容、保険料についても知ることができたのではないでしょうか?

団信に加入することで様々な保障を受けることができますが、保険料がどれくらい加算されるのかも、金利計算同様に前もって行っておく必要があります
ただ、上記でも紹介したようにフラット35の団信では、今までよりも利用しやすいような形へと変更されました。

もちろん、保険料が変わったわけではありませんが、それでも保険料をまとめて支払ったり、保障範囲が広がったりしたことで、より多くのメリットを得られるようになったのです。
特約を付けることで充実した保障内容にすることができます。

団信の保障内容を見ながら、将来の住宅ローン返済における不安を解消していきましょう。

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