• 2020.08.21

住宅ローンには事務手数料が必要!金額の目安と安く抑える方法

監修者: 中野良唯 (ジョインコントラスト株式会社)
事務手数料のアイキャッチ

住宅ローンの見積もりに書かれた「融資事務手数料」という見慣れない文字。

金額も数十万円とかなり大きいため、「何のために必要な費用なの?」と疑問に思いますよね。

融資事務手数料とは、金融機関に対して「住宅ローンの申し込み手続きの報酬」として支払う費用のことで、住宅ローンの契約時には必ず必要です

金額はネット銀行では「借入金額×2.2%」で設定されていることが多く、住宅ローンの諸費用の中でも大きな割合を占めています。

この記事では、

  • 住宅ローンの事務手数料とは何なのか
  • 事務手数料はどれくらいの金額が普通なのか
  • 保証料とは何が違うの?
  • 事務手数料の他にも費用がかかるのか

最後まで読んでいただければ、住宅ローンの事務手数料についてしっかりと理解できますよ。

また事務手数料が安い住宅ローンも紹介していますので、「少しでも借入当初の諸費用を抑えたい」と考えている方は参考にしてくださいね。

この記事を執筆・監修している専門家

監修者

中野良唯

ジョインコントラスト株式会社

保有資格・検定

AFP、宅地建物取引士

大手ハウスメーカーでの営業所長を経て、生命保険会社へFPとして転職。 その後、独立系FPとしてコンサルティングの幅を広げるためジョインコントラスト株式会社へ移籍。 現在は「家計教師.com」に所属するFPとして、家計の個別コンサルティングや各種セミナー、企業や学校などで講演会なども行なっています。

執筆者

中澤悠生

ナビナビ住宅ローン編集部

保有資格・検定

3級ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士、住宅ローンアドバイザー、

住宅ローンアドバイザー、3級ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士。「家を買いたいけど、ローンをどう選べば良いかわからない」「不動産屋さんに勧められるままにローンを契約したけど後悔している」などの悩みを持っている方が多くいらっしゃいます。このような悩みを解決するべく、当サイトではどこよりも分かりやすい住宅ローン情報を届けることをモットーに執筆・編集をしています。

編集者

ナビナビ住宅ローン編集部

住宅ローンを組む時に抱える「どうやって住宅ローンを選べば良いかが分からない」「金利の違いがよく分からない」「一番お得に借りられるローンはどれなの?」といった疑問・不安を解決できるように解説していきます。

事務手数料は住宅ローン契約時に必要な費用

冒頭でも触れたように、住宅ローンを借り入れる際には、事務手数料が必ず必要になります

事務手数料とは、住宅ローンの申し込み手続きの報酬として金融機関に支払う費用のこと。

マイホーム購入時には住宅ローン以外にも様々な費用が必要になりますが、その中でも特に大きな割合を占めているのが事務手数料です。

基本的に住宅ローンの返済とは別で支払う必要があるため、借り入れ当初には、ある程度まとまった資金が必要になることを認識しておきましょう

金融機関によっては「融資事務手数料」と書かれているケースもありますが、「事務手数料」と同じものになります。

事務手数料の金額の目安

住宅ローンの事務手数料の相場は、ネット銀行とメガバンクによって異なります。

ネット銀行とメガバンクの事務手数料の目安

  • ネット銀行…「借入金額×2.2%
  • メガバンク…「約3万円

「保証料型」と「事務手数料型」の2つに分けられる

事務手数料は「保証料型」と「事務手数料型」の2つに分けられます。

保証料型と手数料型の違いの図

メガバンクや地方銀行では「保証料型」、ネット銀行では「事務手数料型」を採用しているケースがほとんどです。

事務手数料の金額だけを見れば、メガバンクのほうが低めに設定されています。

しかしメガバンクでは、事務手数料のほかに「保証料」と呼ばれる費用が必要になるため、「事務手数料+保証料」の総額で見れば大きな金額差はありません

諸費用は「事務手数料+保証料」で考える

以下はネット銀行とメガバンクを「事務手数料+保証料」で比較した表です。

ネット銀行とメガバンクの事務手数料・保証料の比較
  ネット銀行
(auじぶん銀行)
メガバンク
(みずほ銀行)
事務手数料  660,000円 33,000円
保証料  0円 618,330円
合計  660,000円 651,330円

※借入金額3,000万円、返済期間35年、変動金利の場合
※それぞれ各銀行の公式サイトのシミュレーションツールを使用して算出

事務手数料型のauじぶん銀行が660,000円に対して、保証料型のみずほ銀行は651,330円。

手数料の金額差では1万円以下のため、極端に大きな金額ではないことがわかります。

そのため「保証料0円」といった片方だけの情報を気にするのではなく、住宅ローンを選ぶ際は、事務手数料と保証料の合計額をチェックしておきましょう

【金融機関別】事務手数料・保証料の比較

以下は新規で借り入れた場合の事務手数料と保証料を比較した表です。

【金融機関別】事務手数料・保証料の比較表
金融機関 商品名 保証料 事務手数料
新生銀行 変動金利(半年型)タイプ
<変動フォーカス>
無料 変動フォーカス:借入金額×2.20%(税込)
その他:55,000円(税込)※1
ソニー銀行 住宅ローン
変動セレクト住宅ローン
固定セレクト住宅ローン
無料 住宅ローン:44,000円(税込)
固定セレクト住宅ローン:借入額×2.20%(税込)
変動セレクト住宅ローン:借入額×2.20%(税込)
楽天銀行 住宅ローン(金利選択型) 無料 330,000円
auじぶん銀行 全期間引下げプラン 無料 借入額×2.20%(税込)
住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 無料 借入額×2.20%(税込)
イオン銀行 金利プラン(新規お借入限定) 無料 定額型:110,000円(税込)※2
定率型:借入金額×2.20%(税込)
三菱UFJ銀行 ネット専用住宅ローン 無料 借入額×2.20%(税込)
三井住友銀行 WEB申込専用住宅ローン 無料 借入額×2.20%(税込)
みずほ銀行 ネット住宅ローン/住宅ローン 一括前払い型:借入金額により変動
利息組込み型:金利+0.2%
33,000円
りそな銀行 住宅ローン(融資手数料型) 無料 借入額×2.20%(税込)
住宅ローン(保証料一括前払い型) 借入金額により変動 無料
住宅ローン(保証料金利上乗せ型) 金利+0.2% 無料
三井住友信託銀行 リレープランフレックス(融資手数料型) 無料 借入金額×2.20%(税込)
リレープランフレックス(保証料型) 一括前払い型:借入金額により変動
利息組込み型:金利+0.2%
33,000円(税込)

この表からもわかるように、事務手数料が安くてもその分保証料が高い場合がほとんどです。

その中でも以下2つの金融機関については、事務手数料も保証料も低い為、諸費用を抑えることができます。

  新生銀行 楽天銀行
事務手数料 55,000円(税込)※変動フォーカス以外 33,000円(税込)
保証料  0円 0円
合計  55,000円 33,000円

特徴について解説していきます。

諸費用が低く抑えられる!新生銀行住宅ローン

新生銀行住宅ローンの特徴解説

新生銀行住宅ローンでは、事務手数料が「定額55,000円(税込) ※」かつ、保証料が無料という特徴を持った金融機関です。※変動フォーカス以外の場合

一般的なネット銀行では「借入金額×2.2%」のため、例えば3,000万円の住宅ローンでは「66万円」の事務手数料が必要です。

それに対して新生銀行は55,000円なので、60万円以上 もお得になります。

新生銀行と他のネット銀行の手数料比較
  新生銀行 一般的なネット銀行
事務手数料 55,000円 660,000円
保証料 0円 0円
合計 55,000円 660,000円

※借入金額3,000万円の場合
※新生銀行は公式サイトのシミュレーションツールを使用して算出
※ネット銀行はauじぶん銀行住宅ローンの公式サイトのシミュレーションツールを使用して算出

ただし新生銀行の住宅ローン商品のなかでも「変動金利(半年型)タイプ<変動フォーカス>」だけは、「借入金額×2.2%(税込)」の事務手数料が必要になるため注意しましょう

新生銀行は金利も低く、総返済額を抑えたい人におすすめの金融機関ですよ!

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変動金利 0.450%

2020年09月適用金利

当初10年
固定
0.700%

2020年09月適用金利

自己資金10%以上

当初20年
固定
0.950%

2020年09月適用金利

自己資金10%以上

全固定25年 1.050%

2020年09月適用金利

自己資金10%以上

全固定35年 1.350%

2020年09月適用金利

自己資金10%以上

保証料 事務手数料 繰上げ返済
手数料
無料 1,変動フォーカス:借入金額×2.20%、2,その他:55,000円(税込) 無料
審査期間 返済方法 来店
2週間程度 元利均等返済 不要
固定期間 借入可能額 対応地域
1~35年 ~1億円 全国

「うれしい0円」!保証料・一部繰上返済手数料・団体信用生命保険・ATM出金手数料が全て0円。また、事前審査(仮審査)がなく審査が1回のみのためスムーズに審査が進みます。 来店不要で契約まで可能。

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ソニー銀行住宅ローンの特徴

ソニー銀行は、通常の住宅ローンの事務手数料のみ「定額44,000円(税込)」となります。

金利の低い変動セレクト・固定セレクトを選ぶ場合は、事務手数料が借入金額×2.2%かかってしまうので注意しましょう。

事務手数料は「定額44,000円(税込)」と新生銀行よりも低いですが、金利が新生銀行よりも高くなっています。

ソニー銀行はがん団信50が無料で付帯します。手厚い保障を求める人にはおすすめの金融機関ですよ!

変動金利 0.457%

2020年09月適用金利

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新規購入で自己資金10%以上

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新規購入で自己資金10%以上

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固定
1.062%

2020年09月適用金利

固定セレクト

新規購入で自己資金10%以上

全固定25年 1.425%

2020年09月適用金利

住宅ローン

新規購入で自己資金10%以上

全固定35年 1.425%

2020年09月適用金利

住宅ローン

新規購入で自己資金10%以上

保証料 事務手数料 繰上げ返済
手数料
無料 1. 固定金利:44,000円(税込) 2. 変動金利:借入額×2.20%(税込) 無料
審査期間 返済方法 来店
4週間程度 元利均等返済 不要
固定期間 借入可能額 対応地域
2~35年 500万円以上2億円以下(10万円単位) 全国

他の金融機関、特に店舗型の金融機関と比べ、金利が低く魅力的です。一定以上の頭金を準備することでさらに金利が低くなります。他にはあまりない特徴として、変動金利型を選択中、一部を固定金利型に変更でき、固定金利型の割合と期間も自由に決めることができます。

事務手数料以外の費用もチェックしておこう

ここまでは住宅ローンの事務手数料について解説してきましたが、住宅ローンの契約には他にも様々な費用が必要です。

印紙税や抵当権設定費用など、あまり馴染みのない費用も必要になってくるため、ここで全体感を知っておきましょう。

諸費用の図

保証料

記事の前半でも触れたように、メガバンクでの借り入れには「保証料」が必要です

保証料とは、なんらかの理由で住宅ローンの返済ができなくなった際、金融機関が保証会社から保証を受けるための費用です

住宅ローンは数千万円という大きな金額なので、貸している銀行側としては、きちんと返してもらえないと大きな損に繋がる恐れがありますよね。

そこで融資を実行する条件として、保証会社との契約を義務付けているのです

保証料は50万円~150万円ほど

保証料の金額は、50万円~150万円ほどを見ておくと良いでしょう

保証料は住宅ローンの借入金額と返済期間によって決まるため、具体的な金額を知りたい場合は「住宅ローンシミュレーションツール」もご活用ください。

また繰り返しにはなりますが、「保証料が0円」の金融機関では事務手数料が必要になります。その場合の事務手数料の金額は借入金額×2.2%(税込)が一般的です。

必ず事務手数料と保証料の合計金額を確認しておきましょう。

抵当権設定費用

住宅ローンを契約する際には、抵当権の設定費用が必要です。

「抵当権」という言葉には馴染みがないと思いますが、いわゆる「担保」のことだと思うと分かりやすいでしょう。

抵当権設定の手続きは、基本的に司法書士が代行してくれるため、

  • 司法書士に支払う報酬
  • 法務局へ支払う税金

という2つの費用をまとめて「抵当権設定費用」としています。

具体的な金額は担当の司法書士によっても異なりますが、100,000円ほどを見ておきましょう

印紙税

住宅の売買契約書や、住宅ローンの契約書を交わす際には「印紙税」と呼ばれる税金が必要です。

契約を交わす金額によって印紙税の金額は異なり、住宅ローンの借入金額が1,000万円~5,000万円であれば、印紙税の金額は「2万円」です

住宅ローン代行手数料

住宅ローン代行手数料は、不動産会社に住宅ローン手続きを代行してもらう際に必要な費用です。

不動産会社が書類の提出や、金融機関とのやり取りをしてくれるというメリットはありますが、10万円ほど掛かるケースもあります

ただし代行というだけあって、実は自分自身でもできる作業です。

少しでも費用を節約したい場合は、自身で書類を準備して、金融機関とやり取りをすることも検討しましょう。

住宅ローンの事務手数料についてよくある質問

多くの金融機関では「借入金額×2.2%」で設定されています。 例えば3,000万円の住宅ローンを組む場合では、「3,000万円×2.2%=66万円」が必要です。

事務手数料は返ってくることはありません。メガバンクで支払う「保証料」は、繰り上げ返済の際に一部が返ってきますが、事務手数料はあくまでも「手続きに対する報酬」として支払う費用だからです。

新生銀行ソニー銀行など、いくつかの金融機関は事務手数料が安く設定されています。

一般的なネット銀行が「借入金額×2.2%」に対して、

  • 新生銀行では「55,000円~(税込)」
  • ソニー銀行では「44,000円~(税込)」

で設定されています。

またメガバンクでは事務手数料は「3.3万円」など低めの金額が設定されていますが、事務手数料とは別に「保証料」が必要になるため、諸費用の総額ではネット銀行と比べて大きな違いはありません。

トータルコストで見れば、金利の低い銀行のほうがお得になるケースは多くなります。しかし借り入れ条件によって異なる場合もあるため、借り入れシミュレーションで具体的な返済額をチェックしておきましょう。

まとめ

この記事では、住宅ローンの事務手数料について詳しく解説してきました。

事務手数料は、住宅ローン申込み手続きの報酬として、金融機関に支払う費用です。

事務手数料の金額は、

  • ネット銀行では「借入金額×2.2%」
  • メガバンクでは「約3万円」

で設定されているケースがほとんどですが、メガバンクでは別で保証料が必要になるため、諸費用の総額では大きな違いはありません。

住宅ローン借入当初の費用を抑えたい場合は、事務手数料が低い住宅ローンを利用しましょう。

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新生銀行
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住信SBIネット銀行
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