• 2019.12.23

住宅ローンとブラックリスト|審査に通過するための対処法も解説

住宅ローンブラックリスト
じぶん銀行

クレジットカードの支払いを何度も延滞した、消費者金融への支払いが遅れているなどの理由から

「自分はブラックリストに載っているのではないか?

と不安を抱いている人もいるでしょう。

これから家を買うために住宅ローンを借りようと考えている場合であれば、なおさらブラックリストに載っているかどうかは懸念となる存在です。

ブラックリストに載っていると住宅ローンを組めない

というイメージもありますよね。

しかし、ブラックリストに載っているからといって、必ずしも住宅ローンを組めないわけではありません
また、一定時間が経てばブラックリストは消えます

今回の記事では、ブラックリストに載った場合はいつまで待てばよいのか、ブラックリストに載っている状態で住宅ローン審査に申し込む際の注意点を紹介します。

この記事制作に関わる専門家

白坂大介

ジョインコントラスト株式会社 代表取締役

執筆

当サイトの執筆監修を担当しているファイナンシャルプランナーの白坂と申します。マイホームを購入する方にとって、住宅ローンは長く付き合っていくものです。しかし専門用語も多く「よく分からない」とご相談に来られる方は年々増えています。当サイトでは記事を読まれた方が自分にあった住宅ローン探しの参考となるよう「分かりやすい記事」を心掛けています。

ナビナビ住宅ローン編集部

編集

住宅ローンを組む時に抱える「どうやって住宅ローンを選べば良いかが分からない」「金利の違いがよく分からない」「一番お得に借りられるローンはどれなの?」といった疑問・不安を解決できるように解説していきます。

ブラックリストに載っているかは自分で確認できる

ブラックリストに載っているかどうかは、自分で簡単に確認することができます

個人信用情報の事故情報=ブラックリストの確認方法を説明する前に、まずはブラックリストに載る仕組みと信用情報機関について解説します。

各種ローンやクレジットカード決済などの滞納や遅延などの履歴は「事故情報」として個人信用情報に登録されます。

クレジットカードの発行審査や各種ローンの借入審査の際には、本人が同意することで、各金融機関が個人信用情報を照会することができます。

主な信用情報機関と加盟会員は以下のとおりです。

信用情報機関 主な加盟会員
CIC(シーアイシー) クレジットカード会社・信販会社
JICC(日本信用情報機構) 消費者金融
KSC(全国銀行個人信用情報センター) 銀行

それぞれの信用情報機関によって主な加盟会員は異なりますが、CIC・JICC・KSCに登録されている個人信用情報すべての機関で共有されています。

そのため、KSCにしか加盟していない銀行でも、CICやJICCに登録された個人信用情報を確認することは可能です。

「クレジットカードの支払いが延滞していることは銀行にバレないから住宅ローン審査も問題ない」ということにはなりませんので、注意してください。

自分の個人信用情報を調べたいときは、加盟会員の傾向を踏まえて自身と取引のある会社・銀行が利用しているであろう信用情報機関に開示手続きを申し込みましょう。

ここからは、CIC・JICC・KSCに個人信用情報の開示を請求する方法を説明します。

CICとJICCはスマホからでも確認が可能

郵送や窓口でも開示請求を受け付けていますが、CICとJICCではスマートフォンから開示手続きを申し込むことができます

■CICにスマートフォンで情報開示を請求する場合

<開示手続きの流れ>

STEP1 【注意事項の確認】
利用規約や注意事項を確認する
STEP2 【受付番号の取得】
電話をかけて受付番号を取得する
STEP3 個人情報の入力】
スマートフォンから手続きの画面に個人情報を入力する
STEP4 開示報告書の表示】
パスワードを入れて開示報告書を表示する

<受付時間と手数料>

  • 受付時間
    8:00~21:45(年中無休)
  • 利用手数料
    1,000円
    (初回開示から96時間以内に再開示を行った場合は無料)
  • 支払方法
    クレジットカード決済(1回払い)

CICの場合、開示手続きの申し込みから開示報告書の表示まで、すべて公式サイトにてスマートフォンで行うことが可能です。
受付番号を取得してから1時間以内に個人情報を入力しなければならないため、まとまった時間が取れるときに開示手続きを行うようにしましょう。

■JICCにスマートフォンで情報開示を請求する場合

<開示手続きの流れ>

STEP1 アプリのダウンロード】
スマートフォン開示受付サービスのアプリを入れる
STEP2 パスワードの発行】
アプリにメールアドレスを送信してパスワードを入手する
STEP3 個人情報の入力】
アプリ上で個人情報を入力する
STEP4 【本人確認書類の提出】
本人確認書類の撮影データを送信する
STEP5 【支払方法の選択】
開示手数料の支払方法を選択する
STEP6  開示結果の受け取り】
郵送された開示結果を受け取る

<受付時間と手数料>

  • 受付時間
    24時間365日(メンテナンス時間帯を除く)
  • 開示手数料
    1,000円
    (初回開示から96時間以内に再開示を行った場合は無料)
  • 支払方法
    クレジットカード決済・コンビニ支払い・銀行振込・オンラインバンキングでの支払い
    ※クレジットカード決済以外は別途支払手数料が必要

JICCに個人信用情報の開示を請求する場合、まず専用のアプリをダウンロードする必要があります。

アプリのURLは公式サイトに掲載されているため、JICCに開示手続きを申し込む際は公式サイトにアクセスしましょう。

KSCは郵送でのみ確認ができる

KSCでは郵送による申し込みのみを受け付けています。
窓口やスマートフォンから個人信用情報の開示を請求することはできません

本人が郵送で開示手続きを申し込む際は、下記の書類が必要です。

登録情報開示申込書 KSCのサイトからダウンロード可能
手数料  ゆうちょ銀行が発行する1,000円の定額小為替証書
2種類の本人確認書類
(氏名・生年月日が確認できる資料と
現住所を確認できる資料)
  • 運転免許証のコピー
  • 運転経歴証明書のコピー
  • パスポートのコピー
  • 住民基本台帳カードのコピー
  • 個人番号カード(マイナンバーカード)のコピー
  • 在留カードまたは特別永住者証明書のコピー
  • 各種健康保険証のコピー
  • 公的年金手帳(証書)のコピー
  • 各種障がい者手帳(証書)のコピー
  • 戸籍謄本または抄本(発行から3か月以内の原本)
  • 住民票(発行から3か月以内の原本)
  • 印鑑登録証明書(発行から3か月以内の原本)

<送付先>

〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-5-1
一般社団法人全国銀行協会 全国銀行個人信用情報センター

なお、本人以外の第三者がKSCに個人信用情報の開示手続きを申し込む場合は、必要となる書類が変わってきますので、公式サイトの情報を確認してください。

このように、各信用情報機関によって受け付けている開示手続きの方法は異なります。

信用情報機関に開示を請求する場合は、公式サイトに記載された手続きの内容や注意事項をチェックしましょう。

ブラックリストからは5年経つと消える!?

信用情報機関から開示された情報を確認した結果、自分の信用情報に「異動」という記載があれば、いわゆる「ブラックリストに載っている」ことになります。

しかし、個人信用情報に登録された事故情報は永遠に残るわけではありません。
登録された理由にもよりますが、最低5年が経過すればブラックリストからは消えます

登録情報 登録期間
【取引情報】
ローンやクレジットカードの契約内容・返済状況の履歴
契約期間中および契約終了日(完済されていない場合は完済日)から5年を超えない期間
【照会記録情報】
会員がセンターを利用した日、ローンやクレジットカードの申し込み・契約内容
当該利用日から、本人開示の対象は1年を超えない期間、会員への提供は6か月を超えない期間
【不渡情報】
手形交換所の第1回目不渡、取引停止処分
第1回目不渡は当該発生日から6か月を超えない期間、取引停止処分は当該処分日から5年を超えない期間
【官報情報】
官報に公告された破産・民事再生手続開始決定
当該決定日から10年を超えない期間
【本人申告情報】
本人確認資料の紛失・盗難、同姓同名別人と間違えられる恐れがあるなどの本人からの申告内容
登録日から5年を超えない期間
【貸付自粛情報】
本人の浪費癖やギャンブル依存症により本人や家族の生活に支障を生じる恐れがあることから、自らを自粛対象者とする本人からの申告内容
申告日から5年を超えない期間

(出典:一般社団法人 全国銀行協会「センターの概要」

上記の表で示したように、5年から10年の登録期間が経過すると個人信用情報に登録された事故情報は消えます。

ブラックリストに掲載されている間に住宅ローン審査を申し込んだ場合、個人信用情報に事故情報があることで返済能力や信用度が低いと判断されるため、住宅ローン審査は厳しくなります。

つまり、ブラックリストから消えれば、住宅ローンの審査に通る確率はグッと高くなります。

そのため、住宅ローンを借りたいときはブラックリストから消えるまで待つほうが住宅ローンの審査は通りやすくなります。

ブラックリストから消えるまでにやっておきたいこと

ブラックリストから消えるまでには最低でも5年がかかります。その間の時間を有効活用すれば、住宅ローン審査に通る可能性はより上げられるでしょう。

ここからは、ブラックリストから消えるまでにやっておきたいことを紹介します。

頭金を貯める

ブラックリストから消えるまでの期間を活かして、住宅ローンの頭金を貯めておきましょう。

頭金ゼロよりも頭金があるほうが住宅ローンの借入金額が減り、住宅ローン審査に通りやすくなります。

住宅ローンの借入金額が減ると毎月のローン返済額も抑えられ、返済による家計の負担を軽くすることができます。

また、頭金を用意することによって「計画的に貯金できるから返済能力もある」という点を住宅ローン審査時に銀行へアピールできます。

住宅の購入で理想とされる頭金の金額は物件購入代金の約1割~2割と言われています。

たとえば、購入予定の物件が3,000万円の場合は300万円~600万円の頭金を用意することになる計算です。

このような資金を用意するのは決して簡単ではないからこそ、ブラックリストから消えるまでの間にコツコツと頭金を貯めておくことをおすすめします。

他のローンなどがある場合は返済を進める

マイカーローンやカードローンなど、他に借りているローンがある場合は返済しておきましょう。

せっかくブラックリストから消えるまで待っていても、その間に再び他のローン返済などで遅延や延滞をしてしまったら、さらに事故情報が増えてしまうことになりかねません。

また、無事に住宅ローンを借りることができたとしても、他のローンの支払いが終わっていなければ、住宅ローンの返済が加わることによって家計の負担は重くなります

住宅ローンの返済が困難になれば、担保に入れた物件を売却せざるを得ない状況に陥るかもしれません。

せっかく買ったマイホームを手放さないためにも、ブラックリストから消えるまでの間にローンの返済を着実に進めることが大切です。

ブラックリストに載っている状態で申し込む場合にやりたいこと

ブラックリストに載っている間は住宅ローン審査が厳しくなるとはいえ、審査自体に申し込めないわけではありません。

「他の人が買う前にほしい物件を手に入れたい」などの事情により、ブラックリストから消えるのを待たずに住宅ローンを借りたいという人もいるでしょう。

ここからは、ブラックリストに載っている状態で申し込む場合に行っておきたいことを紹介します。

ただし、ブラックリストに掲載された状態で住宅ローンを借りることを推奨しているわけではありませんので、その点だけ注意してください。

頭金を多くし借入金額を減らす

ブラックリストに載っている状態で住宅ローン審査に申し込む際は、頭金を多めに用意しましょう。

頭金が多ければ住宅ローンの借入金額を抑えることができ、住宅ローン審査に通る可能性が高くなります

頭金を多めに用意するのが難しいときは、両親や祖父母に資金を援助してもらうのも手段のひとつです。

頭金は自身で貯めることが望ましいものの、どうしても頭金を多めに準備できなければ、家族に一度相談してみましょう

審査基準が違うフラット35を利用する

ブラックリストに載っているときは、一般的な銀行の住宅ローン審査に申し込んでも簡単には融資承認は出してくれません。

そのため、一般の住宅ローンとは審査基準が異なる「フラット35」の利用をおすすめします。

フラット35とは?

  • 住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して扱う住宅ローン
  • 金利タイプは全期間固定金利のみ
  • 借入時の勤続年数は問われない
  • 事務手数料は必要だが、保証料は0円
  • 団体信用生命保険の加入は任意
  • 原則、繰り上げ返済手数料は不要

一般的な銀行の住宅ローン審査では、年収・勤務先・勤続年数といった住宅ローン契約者の属性が重視されます。
それに対してフラット35の審査は「融資条件をクリアしているか」という点に重きが置かれています。

そのため、ブラックリストに載っている場合でもフラット35であれば審査に通る可能性があると言えるでしょう。

まとめ

個人信用情報に事故情報が登録される=ブラックリストに載ると、住宅ローン審査に通ることは基本的に難しくなります。

ブラックリストに載っているかどうかは、信用情報機関に情報の開示を依頼することで確認できます。

なお、ブラックリストには登録期間があり、事故情報が永遠に残るわけではありません。

それでも、ブラックリストから消えるまでには最低でも5年がかかります

個人信用情報から事故情報が消えるまでの間には、頭金を貯めたり他のローンを返済したりして、住宅ローン審査が通りにくい期間を有効活用しましょう。

ブラックリストに載ったままで住宅ローンを借りたい場合やそれ以外でも住宅ローン審査に不安がある場合は、「頭金を増やす」「フラット35を利用する」という方法を検討してください。
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