• 2020.06.22

4,000万円の住宅ローンが返済できるのは年収900万円!どうしても借りたい場合は?

執筆者: 白坂大介 (ジョインコントラスト株式会社 代表取締役)
4,000万円の住宅ローンに必要な年収

新築マンションの平均購入額は、首都圏で約5,520万円(※1)、関西圏で約4,520万円(※2)。

4,000万円の住宅ローンは、首都圏や関西圏の平均と比べれば、極端に高い金額ではないと言えるでしょう。

一般的に4,000万円の住宅ローンを、無理なく返済できる年収の目安は900万円ほどです

年収500万円程度あれば、4,000万円の住宅ローンを借りること自体は可能ですが、年収に対する返済負担がかなり大きくなってしまいます。

返済が滞ってしまうことはもちろん、せっかくのマイホームなのに生活が苦しくなってしまうっては、元も子もありません。

当記事では、4,000万円の住宅ローンを借りた場合の返済額や、住宅ローンが手取りに占める割合、住宅ローンの借入額を増やすためにできる工夫を解説します。

借入時の年齢や勤務先の定年予定の年齢など、諸条件によっても大きく異なるため、自身の状況と照らし合わせながら参考にしてみてください。

(※1出典:リクルート住まいカンパニー
(※2出典:リクルート住まいカンパニー

この記事を執筆・監修している専門家

執筆者

白坂大介

ジョインコントラスト株式会社 代表取締役

保有資格・検定

2級ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー、証券外務員1種

お客様と一生涯のお付き合いができる仕事に憧れ、大学卒業と同時にハウスメーカーに就職。 2008年にファイナンシャルプランナーの資格を取得。 2013年にはジョインコントラスト株式会社を設立し、webサイト「家計教師.com」を運営。 主にマイホーム購入や住宅ローン、生命保険、資産運用など、一般家庭向けのコンサルティングや講演会を行なっている。

編集者

ナビナビ住宅ローン編集部

住宅ローンを組む時に抱える「どうやって住宅ローンを選べば良いかが分からない」「金利の違いがよく分からない」「一番お得に借りられるローンはどれなの?」といった疑問・不安を解決できるように解説していきます。

4,000万円の住宅ローンを借りるなら年収900万円が理想

冒頭でも触れたように、4,000万円の住宅ローンを借りるのであれば、年収900万円以上はあることが理想です

前年の年収(額面)に対する住宅ローンの年間返済額の割合を返済負担率といい、多くの金融機関では返済負担率は35%以下でなければなりません。

年収500万円でも、返済期間が35年であれば返済負担率は35%以下に収まりますが、4,000万円の住宅ローンはおすすめはできません。

なぜなら、年収500万円で返済期間35年・金利1.300%で4,000万円の住宅ローンを借りた場合、年間の返済額は約140万円となり、手取り収入に占める住宅ローン返済の割合は36.1%と4割近くを占めてしまうためです

家族構成やライフスタイルなどの諸条件にもよりますが、手取り収入の4割近くを住宅ローンの支払いに充ててしまうと、毎月の生活費が苦しくなることは想像つくでしょう。

年収900万円の場合、返済額は手取りの21.3%になる

年収900万円の場合、手取り年収は約650万円のため、手取り収入に占める返済額の割合は21.3%となります。

住宅ローンを無理なく返済していける金額としては、手取り年収に占める返済額の割合が20~25%以内が目安です

そのため、4,000万円の住宅ローンを無理なく返していけるであろう年収は、900万円程度となります。

年収ごとの返済割合は、記事後半の「【年収別】4,000万円の住宅ローンが手取りに占める割合」で紹介します。

4,000万円の住宅ローンを借りた場合の月々の返済額

固定金利(年1.300%)で、4,000万円の住宅ローンを借りた場合の返済額は、以下の通りです。

返済期間 月々の返済額
10年 35万5,649円
20年 18万9,360円
30年 13万4,241円
35年 11万8,592円

上記の表によると、返済期間30年と35年では約1万6千円もの差が生じます。

返済期間によって月々の返済額も大きく異なるため、4,000万円の住宅ローンを借りる際は、自身の返済期間に対する月々の返済額についてしっかりと把握しておくことが大切です。

【年収別】4,000万円の住宅ローンが手取りに占める割合

年収によって、4,000万円の住宅ローンが手取りに占める割合も異なります。 

返済期間35年・固定金利1.300%で、4,000万円の住宅ローンを借りた場合の手取りに占める返済率は、以下の通りです。

年収 月給手取り 手取りに占める返済率
500万円 32万2,536円 36.1%
600万円 38万1,442円 30.5%
700万円 43万6,799円 26.7%
800万円 49万1,595円 23.7%
900万円 54万7,850円 21.3%
1,000万円 107万6,742円 19.3%

(出典:酒居会計事務所「年収別手取り金額一覧(年収100万円~年収1億円まで対応)」)

年収が足りなくても4,000万円の住宅ローンを借りる方法

理想とする返済割合に年収が満たない場合でも、その他の条件次第では4,000万円の住宅ローンを安心して借りることも可能です。

では、年収が満たない場合、どうすればよいのでしょうか。

ここでは、4,000万円の住宅ローンを年収500万円でも安全に返すための方法と注意点を解説します。

夫婦で収入を合算して住宅ローンを借りる

夫の年収だけでは借り入れられる額が足りない場合、夫婦で収入を合算することで4,000万円の住宅ローンを借りられるケースがあります。

「収入合算」では、二人分の収入を合計して計算するため、住宅ローンの借入可能額を増やすことが可能です

借入可能額が増えることで、比較的高価格な住宅も購入しやすくなります。

手取り収入も合算して、住宅ローンの返済額との割合を算出してみてください。

一方が働けなくなっても返済は続く点に注意!

収入合算は一方が住宅ローンの連帯保証人となるため、夫婦のどちらか一方が働けなくなってもローンの返済は続きます

妻が出産や育児で勤めている会社を退職または休職した場合、収入が減少している期間は夫の返済負担が重くなることも珍しくありません。

また、夫婦で収入を合算することで借入可能額が増えるため、住宅ローンを多く借りてしまうといったリスクがあります。

借入額を増やした分、当然のことながら毎月の返済額も増えることとなります。

しかし、収入が減っても返済額が減ることはないため、離職や退職で収入が減った時のことも想定して慎重に検討する必要があります

頭金を増やす

どうしても購入したい物件があるが、年収に対する住宅ローンの返済額の割合でこれ以上多く借りられない

という場合には、自己資金を増やすことも一つの方法です。

自己資金を多く用意することで、融資額が多くなったり、融資条件が良くなるケースがあります。

また、借入金利が低ければ、毎月の返済額も少なくなり、結果として収入に対する割合も下げることができます

また、頭金を増やすことで、無理のない返済額を維持しつつ、住宅の購入予算を上げることが可能です。

しかし、手元の預貯金の多くを頭金として使いすぎることで、住宅取得に必要な諸鶏歩の支払いで困ったり、不測の事態に対応できず生活費に困ったりするケースもあります。

そのため、自己資金の支払いにも計画的な資金計画が重要となります。

まとめ

住宅ローンを無理なく返済できる一般的な目安は、手取り収入に対して20~25%以内です。

4,000万円の住宅ローンであれば、年収900万円が安心して返済できる目安ということですね。

もし購入したい住宅に対して年収が足りない場合、夫婦で収入を合算して住宅ローンを借りたり、頭金を増やしたりすることで、4,000万円の住宅ローンを借りることができます。

ただし、借入可能額が増えることにより、住宅ローンを借りすぎてしまい、返済負担が重くなるリスクもあります。

「毎月の返済額が、家計にとって無理のない金額なのか」を必ず確認した上で、住宅ローンの返済プランを考えましょう。

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