10年固定の住宅ローンにも金利上昇リスクはある!デメリットと対策

10年固定にも金利上昇リスクはある!デメリットと対策を解説します。
じぶん銀行
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10年固定金利とは名前の通り、借り入れ当初から10年間の金利が固定される住宅ローンです

固定期間中は金利上昇の影響を受けないため、金利の変動リスクを抑えられるのが魅力。

さらに全期間固定や20年固定と比べると金利も低く設定されているため、固定金利の安心感を受けながらも、低金利のメリットも受けられます

住宅ローンの10年固定金利とは

「金利も低いし、安心感もあるなら、10年固定金利ってすごく良さそう!」と思ったかも知れませんが、もちろん10年固定にも注意しなければならない点があります。

10年固定では固定期間の終了後は、変動金利として返済を続けていくのですが、金利状況によっては、このタイミングで毎月の返済額が大きく上昇してしまう可能性があります

お得なローンだと思っていたけど想定外に負担が大きくなってしまった……なんてことになってしまわないためにも、この記事を読んで10年固定金利のローンの知識をしっかり身につけてくださいね。

住宅ローン(10年固定)の
比較をすぐに見る

【結論】10年固定金利の住宅ローンが向いている人

10年固定金利の住宅ローンが向いている人

忙しい方のために結論を先に伝えておくと、10年固定が向いているのは下記のような人です。

10年固定金利が向いている人
自己資金に余裕がある人
固定期間終了までに、収入が増える見込みがある人
教育費や車のローンが落ち着く予定の人
金利状況にあわせて、適切な行動ができる

10年固定が向いているかどうかを判断するポイントは、固定期間が終わるタイミングに金利が上昇していても、問題なく返済を続けていけるかどうかです。

借り入れ当初の10年間は金利が固定されるため安心感がありますが、固定期間が終わり、変動金利に切り替わるタイミングでは金利上昇の影響を受けます。

金利が上昇していれば毎月の返済額も大きくなるので、自己資金に余裕のある人や、毎月の収入が増える見込みのある人などに、10年固定は向いています

それぞれ詳しく解説していきます。

自己資金に余裕がある人

自己資金に余裕がある人は、10年固定金利での借り入れに向いています

10年固定金利タイプでは、変動金利の「125%ルール」が適用されないため、固定期間終了時に支払金額が大きく上昇してしまう可能性があります

(詳しくは記事後半「10年固定金利のメリット・デメリット」で解説しています)。

 

しかし自己資金に余裕がある人であれば、金利が大きく上昇したとしても、繰り上げ返済を活用するなどの対策を取れます

10年固定金利のデメリットを抑えられるため、自己資金に余裕がある人は向いていると言えます

 

また毎月、返済額の25%以上を貯蓄しておける人であれば、変動金利を選ぶという選択肢もあります。

変動金利と10年固定金利の違いについては記事後半「変動金利と10年固定金利の違い」で解説しています。

固定期間終了までに、収入が増える見込みがある人

10年間の固定期間が終わるまでに、収入が増える見込みがある人も10年固定金利に向いています

理由は自己資金に余裕がある人と同様で、金利が上昇して返済負担が大きくなった場合でも、対応しやすいためです

たとえば、

  • 個人事業主で、収入が増加する見込みがある
  • 公務員で、将来の収入増加が確定している

などがイメージしやすいかと思います。

ただし、あくまでも当初10年間の返済を余裕をもって返済できるという前提です

もし当初10年間の時点で、毎月の返済がギリギリの家計なのであれば、頭金の割合を増やすか、マイホームの購入計画自体を見直しましょう。

関連記事住宅購入に必要な住宅ローンと頭金について

教育費や車のローンが落ち着く予定の人

上では収入が増加する予定の人でしたが、10年後までに固定の支出が少なくなる方でも、10年固定の住宅ローンは利用しやすいでしょう

収入自体が増えていなかったとしても、固定支出が減れば住宅ローンの返済に充てられる余裕が生まれるからですね。

たとえば10年後には子どもが大学を卒業するので余裕が生まれる場合自動車ローンや他の借り入れが完済できるので自由に使えるお金が増える場合などが当てはまります。

金利状況にあわせて、適切な行動ができる人

10年固定金利では、固定期間終了までの金利状況にあわせて行動をして、リスクをコントロールしていく必要があります。

金利が上昇しそうであれば借り換えをする、繰り上げ返済を使って毎月の返済額を調整する…などですね。

これらの行動をするためには普段から金利の状況をチェックしつつ、さらに実際に行動ができる人のほうが向いています

10年固定の住宅ローンを比較!人気銀行を3段階で評価

ここからは主要銀行9社の10年固定金利の住宅ローンを、金利や団体信用生命保険の充実度などを含めて比較していきます。

住宅ローン商品の評価基準について

それぞれA~Cの3段階で評価していますが、1点注意して欲しいのは、住宅ローンの審査は必ず通過できるとは限らないということ

審査に落ちれば、もちろん融資実行のタイミングも遅くなってしまうため、仮審査は2~3社に申し込んでおくことをオススメします

[A評価]三井住友信託銀行 リレープランフレックス

三井住友信託銀行のリレープランフレックスは、当初10年の金利の低さと、固定期間終了後の優遇幅の大きさが魅力です

さらにネット銀行の住宅ローンでは「対面相談ができないこと」がデメリットのひとつとなりますが、三井住友信託銀行では店舗窓口での対面相談にも対応しています

三井住友信託銀行のリレープランフレックスなら、安心して返済できるプランを立てつつ、金利の低さのメリットも受けられます。

三井住友信託銀行
適用金利
変動金利
0.475%

2019年9月適用金利

当初10年固定
0.600%

2019年9月適用金利

当初20年固定
1.000%

2019年9月適用金利

保証料 事務手数料 審査期間
32,400円 借入金額×2.16% 1ヵ月半~2ヵ月
返済方法 来店 繰上げ返済手数料
元利均等返済/元金均等返済 必要 0円~32,400円
固定期間 借入可能額 対応地域
2~30年 100 万円以上 1 億円以内(10 万円単位) 全国

都市銀行同様、金利タイプが豊富で、変動金利型や固定金利期間選択型、フラット35に加え、変動金利型と固定金利型を組み合わせるミックス型も扱っています。金利は都市銀行と比べて低く、ネット銀行と比べても金利差は小さくなっています。ただ諸費用は標準的ですので、総返済額を比較すると負担は重くなるかもしれません。

公式サイトはこちら

[A評価]イオン銀行 住宅ローン

イオン銀行住宅ローンは固定期間終了後の優遇幅の大きさと、イオングループでの買い物が5%オフになるという特典のある商品です。

さらに保障を充実したい人に向けて、がんと診断確定された場合にローン残高が0円になる保障を、金利上乗せ+0.1%で付帯できます。

他の金融機関では、がん保障を充実させる場合の上乗せ金利は+0.2%以上で設定されていることが多いため、もしもの保障を充実させながらも、金利の低いローンを利用したい方に向いています

イオン銀行
適用金利
変動金利
0.520%

2019年9月適用金利

当初10年固定
0.690%

2019年9月適用金利

保証料 事務手数料 審査期間
無料 定額型:108,000円定率型:借入金額×2.16% 2~3週間程度
返済方法 来店 繰上げ返済手数料
元利均等返済 不要 無料
固定期間 借入可能額 対応地域
2~10年 200万円~1億円 全国

万一の場合住宅ローン残高が0円になる安心制度!8疾病保証付の住宅ローン。さらに、住宅ローンご契約のお客さま限定特典!イオングループでのお買い物が毎日5%OFFになります。

公式サイトはこちら

[B評価]三菱UFJ銀行 ネット専用住宅ローン

三菱UFJ銀行住宅ローンも、上で紹介した2つと同様に固定期間終了後の優遇幅が大きい点がメリットです

借り入れ当初の金利もネット銀行並みの低さに設定されているため、住宅ローンにかかるトータルコストを抑えやすくなっています

三菱UFJ銀行
適用金利
変動金利
0.525%

2019年9月適用金利

当初10年固定
0.590%

2019年9月適用金利

当初20年固定
0.990%

2019年9月適用金利

全固定25年
1.190%

2019年9月適用金利

全固定35年
1.490%

2019年9月適用金利

保証料 事務手数料 審査期間
一括前払い型と利息組込み型により変動 32,400円 4週間程度
返済方法 来店 繰上げ返済手数料
元利均等返済/元金均等返済 不要 インターネット無料
固定期間 借入可能額 対応地域
1~35年 30万円~1億円(10万円単位) 全国

三菱UFJ銀行の住宅ローンはご利用額12年連続No.1。 全国766店舗ある大手金融機関です。 全国に店舗がありますので、無料相談会などを利用して対面で相談することができます。 ※全期間固定25年と全期間固定35年は、ネット専用住宅ローンでは取扱なし。

公式サイトはこちら

[B評価]みずほ銀行 ネット住宅ローン

みずほ銀行も期間終了後の優遇幅が大きめに設定されていますが、それだけではなく契約完了まで来店不要などの特徴があります

忙しくてなかなか店舗に行く時間が取れない方にとって、来店不要で手続きを進められるのは嬉しいですよね。

みずほ銀行
適用金利
変動金利
0.525%

2019年9月適用金利

当初10年固定
0.600%

2019年9月適用金利

当初20年固定
1.100%

2019年9月適用金利

全固定25年
1.075%

2019年9月適用金利

全固定35年
1.105%

2019年9月適用金利

保証料 事務手数料 審査期間
一括前払い型と利息組込み型により変動 32,400円 4週間程度
返済方法 来店 繰上げ返済手数料
元利均等返済/元金均等返済 不要 インターネット無料
固定期間 借入可能額 対応地域
2~35年 50万円~1億円(1万円単位) 全国

公式サイトはこちら

[B評価]楽天銀行 住宅ローン

楽天銀行では固定期間終了後の優遇幅は大きめなのですが、借り入れ当初の金利が高めに設定されています

しかし全疾病特約が無料で付帯するなどの特徴があり、就業不能状態が15日以上続いている場合には当月の支払いが保障されたり、所定の就業不能状態が1年以上続いた場合にはローン残高が0円になったりといった保障を受けられます。

金利の上乗せをするほどではないけど、ある程度は保障を充実させておきたい方に向いている住宅ローン商品と言えますね

楽天銀行
適用金利
変動金利
0.527%

2019年9月適用金利

保証料 事務手数料 審査期間
無料 324,000円 2週間程度
返済方法 来店 繰上げ返済手数料
元利均等返済/元金均等返済 不要 無料
固定期間 借入可能額 対応地域
2~10年 500万円~1億円 全国対応(離島は除く)

楽天銀行の住宅ローンはネット銀行の強みを生かした商品性で、金利が低いだけでなく、事務手数料は定額となっているため、借入金額が1,500万円を超えると、他行の諸費用より安くなる可能性があります。基本的には電話やメールでのやり取りとなり、自分のタイミングで申込を進めることができます。

公式サイトはこちら

[C評価]ソニー銀行 固定セレクト住宅ローン

ソニー銀行住宅ローンでは、がんと診断確定された場合にローン残高が50%になる保障が0円で付帯できます

しかし固定期間終了後の優遇幅が小さく、11年目以降の返済額が大きくなってしまう可能性があるため注意が必要です。

ソニー銀行
適用金利
変動金利
0.457%

2019年9月適用金利、変動セレクト、新規購入で自己資金10%以上

当初10年固定
0.580%

2019年9月適用金利、固定セレクト、新規購入で自己資金10%以上

当初20年固定
0.842%

2019年9月適用金利、固定セレクト、新規購入で自己資金10%以上

全固定25年
1.237%

2019年9月適用金利、住宅ローン、新規購入で自己資金10%で以上

全固定35年
1.237%

2019年9月適用金利、住宅ローン、新規購入で自己資金10%で以上

保証料 事務手数料 審査期間
無料 住宅ローン43,200円、変動セレクト住宅ローン借入金額×2.16% 4週間程度
返済方法 来店 繰上げ返済手数料
元利均等返済 不要 無料
固定期間 借入可能額 対応地域
2~35年 500万円以上1億円以下(10万円単位) 全国

他の金融機関、特に店舗型の金融機関と比べ、金利が低く魅力的です。一定以上の頭金を準備することでさらに金利が低くなります。他にはあまりない特徴として、変動金利型を選択中、一部を固定金利型に変更でき、固定金利型の割合と期間も自由に決めることができます。

詳しく見る

[C評価]ジャパンネット銀行 住宅ローン

ジャパンネット銀行住宅ローンは当初10年間の金利は、他の銀行と比べてもトップクラスに低く設定されています

しかし固定期間終了後の優遇幅は一般的なのと、無料で付帯する団信の内容も一般的となっています。

ジャパンネット銀行
適用金利
変動金利
0.415%

2019年9月適用金利

当初10年固定
0.580%

2019年9月適用金利

当初20年固定
1.240%

2019年9月適用金利

全固定35年
1.450%

2019年9月適用金利

保証料 事務手数料 審査期間
無料 借入金額×2.16% 1週間程度
返済方法 来店 繰上げ返済手数料
元利均等返済 不要 インターネット無料
固定期間 借入可能額 対応地域
2~35年 500万円以上2億円以下 全国

ジャパンネット銀行が新しく住宅ローンの取り扱いを開始!業界内でも低い金利水準で登場しました。金利以外の面でも、一般団信の保険料・収入印紙代・一部繰上返済手数料が無料で、費用負担の少ない住宅ローンとなっています。

公式サイトはこちら

[C評価]じぶん銀行住宅ローン

じぶん銀行住宅ローンは無料で付帯する保障は充実していますが、固定期間終了後の優遇幅は小さめです

計画的に借り換えをできる人など、常に金利状況をチェックしていられる人向けの住宅ローンですね。

じぶん銀行
適用金利
変動金利
0.457%

2019年9月適用金利

当初10年固定
0.590%

2019年9月適用金利

当初20年固定
0.841%

2019年9月適用金利

全固定35年
2.220%

2019年9月適用金利

保証料 事務手数料 審査期間
無料 借入金額×2.16% 2週間程度
返済方法 来店 繰上げ返済手数料
元利均等返済/元金均等返済 不要 無料
固定期間 借入可能額 対応地域
2~35年 500万円~1億円 全国

低金利なのに金利の上乗せ無しで手厚い保障が受けられる、人気の住宅ローン!がん診断されるだけで住宅ローン残高が50%になるがん団信や、全ての病気やケガ(※)で180日以上入院すると借入残高が0円になる全疾病団信が無料でついているネット銀行はここだけ!他にも一部繰上返済手数料・収入印紙代が無料など、お得がたくさん。三菱UFJ銀行とKDDIの共同出資なので安心感もあります。※精神障害を除く

公式サイトはこちら

[C評価]住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン

住信SBIネット銀行住宅ローンも、じぶん銀行と同様に、計画的な借り換えや繰り上げ返済などを行える方に向いています

固定期間終了後の優遇幅が小さめのため、総返済額が大きくなりがちな点には注意が必要です。

住信SBIネット銀行
適用金利
変動金利
0.447%

2019年9月適用金利

当初10年固定
0.650%

2019年9月適用金利

当初20年固定
1.200%

2019年9月適用金利

全固定35年
2.420%

2019年9月適用金利

保証料 事務手数料 審査期間
無料 借入金額×2.16% 1ヵ月~2ヵ月
返済方法 来店 繰上げ返済手数料
元利均等返済/元金均等返済 不要 無料 ※固定金利特約期間中の全額繰上返済は所定の手数料がかかります。
固定期間 借入可能額 対応地域
2~35年 500万円~2億円 全国

団信はもちろん、すべての病気・けがをカバーする全疾病保障が「保険料無料」「金利の上乗せもなし」で付帯! 働けなくなったら、月々の返済額を保障いたします。働けないまま12ヵ月経過したら、住宅ローンの残高が0円になります。 魅力的な金利と安心の保障がついた住宅ローンです! ※掲載の金利は所定の条件を満たした場合の金利です。

公式サイトはこちら

ここまで金融機関ごとの10年固定住宅ローンの比較をしてきました。

しかしそもそも10年固定金利って、どういうメリット・デメリットがあるの?ということが気になる方もいるかと思います。

そこで次の章では、10年固定金利のメリット・デメリットを解説していきます。

10年固定金利のメリット・デメリット

10年固定金利の住宅ローンのメリット・デメリット

10年固定金利は、固定期間中は金利変動の影響を受けないため安心感がある住宅ローンです

しかし固定期間終了後に、毎月返済額が上昇してしまうなどのリスクも存在しています。

それぞれのメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

メリット1:当初10年間の金利上昇リスクを避けられる

10年固定金利のもっとも大きなメリットは、借り入れ当初10年間の金利上昇リスクを避けられることです

金利が大きく動いた場合でも、当初10年間は毎月の返済額が変わらないため、安定した返済を続けられます。

子どもが学校を卒業するまでは、金利上昇のリスクを避けておきたい…という方に適していますね。

メリット2:固定期間中の金利が低い

固定期間中の金利の低さも、10年固定金利のメリットのひとつです

特に2019年9月時点では、10年固定は金利がかなり低く設定されていて、変動金利との差も少なくなっています

▼主要銀行の変動金利と、10年固定金利の一覧

  変動金利 10年固定金利
住信SBIネット銀行 0.447%

2019年9月適用金利

 0.650%

2019年9月適用金利

SBIマネープラザ  0.457%

2019年9月適用金利

  0.660%

2019年9月適用金利

新生銀行  0.450%

2019年9月適用金利

  0.800%

2019年9月適用金利

じぶん銀行  0.457%

2019年9月適用金利

  0.590%

2019年9月適用金利

au住宅ローン  0.457%

2019年9月適用金利

  0.590%

2019年9月適用金利

ソニー銀行  0.457%

2019年9月適用金利、変動セレクト、新規購入で自己資金10%以上

  0.580%

2019年9月適用金利、固定セレクト、新規購入で自己資金10%以上

楽天銀行  0.527%

2019年9月適用金利

  0.879%

2019年9月適用金利

イオン銀行  0.520%

2019年9月適用金利

  0.690%

2019年9月適用金利

三井住友銀行  0.500%

2019年9月適用金利

  1.000%

2019年9月適用金利

みずほ銀行  0.525%

2019年9月適用金利

  0.600%

2019年9月適用金利

三菱UFJ銀行  0.525%

2019年9月適用金利

  0.590%

2019年9月適用金利

三菱UFJ信託銀行  0.525%

2019年9月適用金利

  0.590%

2019年9月適用金利

三井住友信託銀行  0.475%

2019年9月適用金利

  0.600%

2019年9月適用金利

固定金利の安心感を得ながらも、低金利で借りられるため、変動金利と全期間固定金利のメリットをバランスよく受けられる金利タイプと言えますね

しかし金融機関によっては、固定期間終了後の金利が高い住宅ローンもあります

次は10年固定金利のデメリットを見ていきましょう。

デメリット1:固定期間終了後の金利が高い商品もある

10年固定では借り入れ当初の金利が低めに設定されていますが、11年目以降の金利が高めに設定されている住宅ローン商品もあります

当初10年間の金利だけを見ているとお得に見えていても、11年目以降の金利も考慮すると、実は思っていたよりもコストが大きくなってしまうケースもあります。

対策:固定期間終了後の金利優遇幅をチェックする

このデメリットに対策するには借り入れ前に、固定期間終了後の金利優遇幅をチェックしておきましょう

どの銀行の住宅ローンでも「基準金利は◯%」「固定期間終了後の優遇幅は◯%」のように、金利と優遇幅が設定されています。

金融機関によっては0.5%以上も違うケースもあるので、必ず固定期間終了後の金利優遇幅をチェックしておきましょう。

11年目以降はどれくらいの金利になりそうなのか」「11年目以降の返済額は、自分にとって余裕で返済できる金額なのか」を確認しておいてくださいね。

デメリット2:金利上昇時に125%ルールが適用されない

10年固定金利の住宅ローンでは、固定期間が終わってからは、基本的に変動金利として返済を続けていきます。

しかしここで注意が必要なのが、固定期間の終了時には変動金利の125%ルールが適用されないという点です

はじめから変動金利で借りている場合は、「金利が大きく上昇しても、毎月の返済額は125%までしか上昇しない」というルールが適用されるため、急激に負担が増えてしまい、家計が破綻してしまう…ということはありません。

しかし10年固定金利から変動金利に切り替わるタイミングでは、この125%ルールが適用されないため、固定期間終了時の金利状況によっては、毎月の返済額が大きく上昇してしまう可能性もあるのです。

対策:金利が上昇した場合にどうするか、を考えておく

金利が上昇への対策は、早い段階から金利が上がったときにはどのように行動をするのかを決めておくことです

住宅ローンを別の金融機関に借り換えるのか、繰り上げ返済を利用して利息負担を軽減するのか、もしくは数千円程度の負担であれば気にせずに返済を続けていくのか、など取れる対策は様々です。

自身の経済状況と照らし合わせた上で、どのように行動するのかを考えておきましょう。 

変動金利の125%ルールについては、下記の記事で詳しく解説しています。

関連記事住宅ローンの変動金利の仕組み

変動金利と10年固定金利の違い

住宅ローンの借り入れの際、10年固定金利と比べられやすいのが変動金利です。

変動金利は金利の低さが魅力ですが、金利上昇に対するリスクがあるなど、デメリットも存在しています

どちらが自身に合っている住宅ローンなのかを知るためにも、それぞれの特徴を確認しておきましょう。

10年固定金利と変動金利を比べた場合の、メリット・デメリットは下記の表の通りです。

  変動金利 10年固定金利
メリット ・適用金利が低い
・金利上昇時に125%ルールが適用される
・当初10年は金利が固定される
デメリット 当初から金利変動の影響を受ける ・変動金利より適用金利が高い
・固定期間終了時に125%ルールが適用されない

前の章でも触れましたが、10年固定金利タイプは固定期間終了時に125%ルールが適用されません

しかし当初10年間の金利が固定されるのは、変動金利にはないメリットです

また変動金利では借り入れ当初から金利変動の影響を受けるため、借り入れから早い段階で金利が上昇した場合には、変動金利の方がコストが大きくなるケースがあります。

金利上昇による総返済額の違い

金利上昇のタイミングによって、どれぐらいのコスト差が生まれるのかを見てみましょう。

下記は、「借り入れ金額3000万円、返済期間35年、元利均等返済」で住宅ローンを組んでいて、金利が1.5%上昇した場合の総返済額の違いを記載した表です。

 金利上昇のタイミング 変動金利 10年固定金利
5年後 38,992,801円 37,476,559円
10年後 36,959,379円 37,476,559円
15年後 35,310,687円 35,813,619円
20年後 34,040,491円 34,532,101円
25年後 33,142,091円 33,625,305円
30年後 32,607,952円 33,085,993円
変動なし 32,429,893円 32,906,161円

※借り入れ当初の金利は、変動金利0.450%、10年固定は0.600%で計算。
※10年固定金利の11年目以降は、基準金利2.475%、優遇幅-2.000%で計算。
※金利上昇のタイミング以降は、金利変動がないものとして計算。

今回調査した条件では、借り入れから5年後に金利が1.5%上昇した場合には、変動金利の方がコストが大きくなる結果となりました

また変動金利で5年後に金利が1.5%上昇すると、毎月の返済額は18,000円ほど上昇します

毎月の固定費が18,000円増加するとなると、少し負担が大きいですよね。

それに対して10年後以降に金利が上昇した場合には、10年固定金利のほうがコストが大きくなっています。

具体的な年数については金利の上昇幅によって変わりますが、金利上昇のタイミングが早ければ、10年固定金利の方がお得になることが分かりますね

 

金利がどのタイミングで上昇するのかは誰にも分かりませんが、どれくらい金利が上昇すると、毎月の返済額やトータルコストにはどれくらいの影響が出るのかは認識しておいてくださいね。

まとめ

この記事では10年固定金利に向いている人や、メリット・デメリット、10年固定の住宅ローンの比較を紹介してきました。

10年固定金利を選ぶ際のポイントは、固定期間終了時に金利が上昇していた場合でも、問題なく返済を続けていけるのかどうかです。

また金利上昇のタイミングによっては、変動金利のほうがコストが低くなることもありますので、自身の家計の状況と照らし合わせた上で、住宅ローンを選んでくださいね。

 

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じぶん銀行
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住信SBIネット銀行
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満足度
4.5
住信SBIネット銀行
最低金利
0.418%

変動金利

2019年9月適用金利

借り換え金利

3位 三菱UFJ銀行
満足度
4.4
三菱UFJ銀行
最低金利
0.390%

当初固定3年

2019年9月適用金利

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