• 2020.10.07

住宅ローンの借り換えは簡単にできる!借り換えの手順をステップごとに徹底解説

執筆者: 政所温也 (株式会社Choices 代表取締役)
住宅ローンの借り換えは簡単にできる!借り換えの手順をステップごとに徹底解説
住宅ローンの借り換えをしたいけど、手続きが面倒そう……

と感じてためらっている方は多いのではないでしょうか。

今の住宅ローンには満足していなくても、書類を準備したり、金融機関に相談に行ったりという手間を考えると、ついつい腰が重くなってしまいますよね。

しかし実は、ひと昔前と違って、現在の住宅ローンの借り換え手続きは随分楽になっています。

  • 店舗へ行かなくてもスマホやパソコンで書類をアップロードできる
  • 審査期間もかなり短くなった

といった改善により、簡単に借り換えの手続きができる金融機関が増えているのです。

さらに現在は、金融機関の顧客獲得競争により、住宅ローンが歴史的な低金利になっていますので、借り換えのチャンスですよ。

当記事では、住宅ローンの借り換え手順やかかる費用、必要になる書類などについて、お金の専門家であるFPがわかりやすく解説していきます。

「借り換えに興味はあるけど、手続きの手間が気になる」という方は、ぜひ参考になさってくださいね。

この記事を執筆・監修している専門家

執筆者

政所温也

株式会社Choices 代表取締役

保有資格・検定

2級ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士、損害保険募集人、損保自動車専門試験合格

2010年にファイナンシャルプランナー(FP)として独立し活動中。過去に大手金融ニュースメディアや損保公式サイトでも執筆活動を行った実績があり、「読みやすく理解しやすいライティング」を得意としている。2020年9月現在で、1,700記事以上の執筆実績がある。

編集者

ナビナビ住宅ローン編集部

住宅ローンを組む時に抱える「どうやって住宅ローンを選べば良いかが分からない」「金利の違いがよく分からない」「一番お得に借りられるローンはどれなの?」といった疑問・不安を解決できるように解説していきます。

借り換えの手順

住宅ローンを借り換える際の、大まかな手順は以下のとおりです。

<ステップ別住宅ローンの借り換え手順>

STEP1 借り換え先を選ぶ
STEP2 仮審査の申し込み
STEP3 本審査の申し込み
STEP4 現在借入中の金融機関に「全額繰上げ返済したい」という旨を伝える
STEP5 新しい金融機関と契約を結ぶ
STEP6 司法書士に依頼して抵当権の設定を行う
STEP7 融資実行

上記を見ると「7つもステップがあるの?」と思われるかもしれませんが、スムーズに進めれば1か月程度でステップ7まで完了できますよ。

各ステップを不備なく進めるための重要ポイントを解説していきますね。

ステップ1:借り換え先を選ぶ

まずは、自分が借り換えたい金融機関を選びましょう。

金利や借り換えにかかる諸費用をシミュレーションし、自分がどこに借り換えるのがお得になるのかチェックしてみてください。

ツール借り換え比較シミュレーション

なお、場合によっては金融機関の審査に通らない可能性もあるので、借り換え先の候補を2~3個見ておくのがおすすめです。

おすすめの借り換え先に関しては、以下の記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

ステップ2:仮審査(事前審査)の申し込み

借り換え先をチェックしたら、いよいよ仮審査(事前審査)の申し込みです。金融機関にもよりますが、審査期間の目安は即日~1週間程度

現在、ほとんどの金融機関でWEB上の仮審査が可能になっているため、忙しい方でも自宅にいながら申し込みができますよ。

仮審査では以下のような情報が必要になるので、事前に書類などを用意しておくことをおすすめします。

借り換えの仮審査で必要になる情報

  • 収入に関する情報(源泉徴収票など)
  • 借入物件の情報
  • 返済中のローンに関する情報(返済予定表、残高証明書など)

金融機関によっては必要な情報や書類が異なる場合もありますので、必ず公式サイトなどでチェックしてください。

なお、借り換えの際は新規の借入時よりも審査が厳しくなる傾向があるため、審査通過が不安な場合は複数の金融機関で仮審査を申し込むのも1つの手段です。

ステップ3:本審査の申し込み

仮審査に通過したら、いよいよ本審査の申し込みへ進みます。一般的に、本審査にかかる期間の目安は2週間~3週間程度

ネット完結型住宅ローンなら、本審査もWEB上で手続きすることも可能なので、ご自身の都合に合う方法で申し込み手続きを進めましょう。

仮審査はあくまで大まかな条件での審査なのに対し、本審査はあらゆる視点で融資可否を判断されることになります。

仮審査での必要書類に加え、必要になる書類も増えるので、記載ミスがないよう特に気をつけてくださいね。

借り換えの本審査で必要になる書類

  • 借入の申込書
  • 本人確認書類(運転免許証など)
  • 収入確認用の書類(源泉徴収票など)
  • 返済中のローンに関する書類(返済予定表、残高証明書など)
  • 直近のローン返済履歴を確認できる返済用口座の通帳コピーなど
  • 印鑑証明書、住民票など

仮審査時の必要情報と同じく、金融機関によっては必要な書類が異なる可能性がありますので、ご注意ください。

借り換えの審査は新規借入時よりも厳しいのが一般的

借り換え時の審査は厳しい

住宅ローンの借り換え審査は、新規借入れ時に比べて、個人の信用に対する評価が厳しい傾向にあります。

理由は、借り換えの場合、新規借入時よりも物件の担保としての評価が下がってしまうため。担保の価値が低いぶん、「本当に返済ができるのか」という個人の信用が重視されるのです。

個人の信用力を確保する上で特に注意したいのが、「ローン以外の借入れ状況」です。

実は、マイカーローンやクレジットカードのリボ払い残高があるなどローン以外の借入れが残っていると、「返済負担率(年収に占める返済の割合)が高い」と判断され、審査に影響してしまう可能性があります。

借り換えでより良い条件の住宅ローンを契約するためにも、他の借入れはできる限り完済しておきましょう

ステップ4:現在借入中の金融機関に「全額繰上げ返済したい」という旨を伝える

住宅ローンの借り換えでは、現在借入れ中の金融機関と、借り換え先の金融機関とのやり取りが必要です。

本審査に通過したらすぐに現在借入れ中の金融機関へ連絡して、「借り換えのため、全額繰り上げ返済したい」と伝えましょう。

実際に全額繰り上げ返済ができるのは融資実行日なので、この時点では全額繰り上げ返済の意思を伝えるだけでOKです。

ただ、全額繰り上げ返済の対応や手数料は金融機関によって異なるので、あらかじめ詳細な内容を確認しておくようにしてくださいね。

ステップ5:新しい金融機関と契約を結ぶ

借り換え先の金融機関と契約を結びます。

ネット完結型の場合はWEB上で契約手続きを進めることができますが、対面型の場合は金融機関に出向く必要がありますので注意してくださいね。

金融機関に出向いて契約する際は、多数の書類に対する説明、記入・捺印を繰り返すので、数時間かかることもあります。

金融機関と事前に打ち合わせて、早めに日程を確保するようにしましょう。 

ステップ6:司法書士に依頼して抵当権の設定を行う

金融機関との本契約を終えたら、抵当権の抹消と設定を行います。

抵当権に関する手続きは借り換え先の金融機関指定の司法書士に依頼するのが一般的なので、ご自身で司法書士を探す必要はありません。

ただし、司法書士との手続きは面談が必須です。

司法書士との面談では、抵当権抹消→抵当権設定登記の順で手続きを行います。

手続き自体に大きな時間はかかりませんが、面談必須なので早めに日程を調整しておくとスムーズですよ。

ステップ7:融資実行

融資実行当日、借換え先金融機関から、現在借入れ中の金融機関の返済口座に資金が振り込まれます。

融資実行金が振り込まれると、借入れ中の住宅ローンの全額繰り上げ返済が完了します。

繰り上げ返済完了後は、借り換え前の金融機関から抵当権抹消書類を受け取り、司法書士に渡す必要があります。

抵当権抹消書類の受け取りは、借入れ者本人に限る場合や司法書士に直接渡してくれる場合など、金融機関によって対応が異なります。

スムーズに手続きを終わらせるためにも、早々に司法書士へ渡せるよう段取りしておきましょう。
 
司法書士に抵当権抹消書類を渡せば、司法書士が法務局にて登記手続きを行います。

ここまでの7ステップが、融資実行時の一般的な流れです。

借り換えにかかる費用

住宅ローンの借り換えには各種の諸費用がかかります。

諸費用は住宅ローンの借入金額が高ければ高いほど高額になるので、注意しておいてくださいね。

借り換えを申し込んだ後に資金不足で慌てないように、事前に必要な諸費用の目安を知っておきましょう。

ここでは、一例として借入金額2,500万円で住宅ローンを借り換えた場合の目安をご紹介します。

<一般的な借り換え諸費用の目安>

保証料

一般的には以下のケースが多い。

  • ネット銀行→保証料なし
  • 都市銀行、地方銀行→借入金額×2.2%(税込)
    ※借入金額や金融機関によって異なる

>住宅ローンの保証料について詳しく見る

融資事務手数料

一般的には以下のケースが多い。

  • ネット銀行→借入金額×2.2%(税込)
  • 都市銀行、地方銀行→3万3,000円(税込)
    ※借入金額や金融機関によって異なる

>住宅ローンの事務手数料について詳しく見る

印紙税
  • 借入金額により、1万円~6万円
登録免許税
(抵当権設定手数料)
  • 通常は、借入金額×0.4%
司法書士報酬
(抵当権設定手数料)
  • 住宅の種類により
    2万5,000万円~5万円程が一般的
火災保険料・地震保険料
  • 現在の保険契約を継続すれば、0円

>火災保険について詳しく見る

現在の住宅ローン完済に必要な手数料
(全額繰上返済手数料、抵当権抹消手数料など)
  • 金融機関によって異なるが、
    2万5,000円~6万円程度が一般的
合計
借入金額2,500万円の場合の概算値


約70万円

諸費用の詳細は金融機関によって異なりますが、上記のように70万円以上かかるケースも珍しくありません。

諸費用の負担が気になる場合は、金利だけでなく、諸費用額もしっかり比較・検討したうえで借り換え先を決めることが大切ですよ。

以下のツールを使えば、借り換えにかかる諸費用の目安も試算できますので、ぜひ活用してみてください。

ツール借り換え比較シミュレーション

諸費用ローンは審査が厳しくなるのでおすすめできない

諸費用をローンに含めて借り換えできる住宅ローンもありますが、審査が厳しくなる可能性があるのであまりおすすめしません。

借り換え審査をスムーズに通過するためにも、諸費用は必ず現金で用意するようにしましょう。

借り換えにかかる時間は約1か月~1か月半

借り換えにかかる時間は約1か月~1か月半です。

書類の不備などがなく、契約日や司法書士との面談日をスムーズに調整できれば、申し込みから1か月で借り換えることも可能ですよ。

借り換えを早く終わらせるために何より大切なのは、必要書類の準備と正確な記入(オンラインであれば入力)です。

あらかじめ書類をしっかり準備しておけば記入間違いも防げますし、仮審査から本審査への手続きもスムーズに進めることができます。

スムーズに借り換えるためにも、「必要書類を準備して見ながら記載する」を徹底するようにしてくださいね。

まとめ

住宅ローンの借り換えは、諸費用の準備から始まり、仮審査~本審査、契約完了後に抵当権設定が終わって、融資実行という流れで進みます。

不備がなければ、申し込みから1か月~1か月半ほどで借り換えを完了することができますよ。

借り換えをよりスムーズに進めるための重要なポイントは、

  1. 審査を有利にするためにも、借り換え諸費用はしっかり準備し、他の借入れも完済させておく
  2. 借り換えの必要書類は新規借入れ時とほぼ同じだが、返済予定表など一部取り扱いが異なる
  3. 審査時に記入する書類に不備があれば手続きも遅れるので、仮審査時から書類をしっかり用意しておく

の3つです。

各ポイントに気を付けて、より良い住宅ローンへの借り換えを実現してくださいね。

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