労金の住宅ローン金利は引下げ制度が魅力!労金住宅ローン金利についてFPが解説

住宅ローン金利引下げ制度
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住宅ローンを検討している方であれば、誰しもが気になる「金利」。労金の住宅ローンを検討している場合も例外ではなく、「他社より金利が低いかどうか」が決定打になるケースも多いでしょう。

しかしながら、労金の住宅ローンは他社より利用要件が多く、また金利の引き下げにも条件があります。また、「労金」と一言で言っても、地域によって取り扱う商品内容や設定金利が異なります。

この記事では、中央労働金庫の住宅ローン金利を例に挙げて、詳しく解説していきましょう。

労金が取り扱う住宅ローンは金利の引下げ制度が魅力

労金が取り扱う住宅ローンは特定の条件を満たすことで、金利優遇を受けることができます。労金の金利引下げ幅は、選択する金利タイプによっても異なります。まずは、労金住宅ローンの金利引下げ条件に触れていきましょう。

金利引下げ条件

労金住宅ローンの金利引下げ条件は、下記のようになっています。

労金住宅ローン金利引下げ条件
対象金利タイプ ・固定金利特約型
・LooF10(上限金利特約型)
・全期間固定金利型
・固定金利特約型
・LooF10(上限金利特約型)
・変動金利型
金利引下げ方式 当初期間引下げ型 全期間引下げ型
個人引下げ項目 取引引下げ1 ①給与振込指定
②財形貯蓄またはエース預金

標準金利より1.55%引下げ

個人引下げ項目1、2から計2項目以上該当の方

※1、2より各1項目以上必須

標準金利より1.25%引下げ

個人引下げ項目1、2から計2項目以上該当の方

※1、2より各1項目以上必須

取引引下げ2 ③カードローン(マイプラン)
④公共料金2種目以上
⑤ダイレクトバンキング

会員引下げ

(※対象は、以下1.2.のどちらかに該当している方となります)

1.中央労働金庫に出資のある以下団体の構成員の方
①労働組合
②国家公務員、地方公務員等の団体
③勤労者のための福利共済活動を目的とする団体
2.中央労働金庫に出資のある、生協組合融資を導入している生協の組合員および同一生計の家族

標準金利より0.15%引下げ
マイバンク引下げ 変動金利型のみ標準金利より0.45%引下げ
最大引下げ幅 標準金利より1.70%引下げ

標準金利より1.40%引下げ

変動金利型のみ1.85%引下げ

金利ミックス型

(※対象は、以下1.2.のどちらかに該当している方となります)

※全期間固定金利型または固定金利特約型20年(当初期間引下げ型)と
変動金利型の組み合わせで標準金利より0.5%引下げ
※借入総額の50%以上が全期間固定金利型
または固定金利特約20年(当初期間引下げ型)であることが条件

標準金利より最大1.9%引下げ

上記のように、労金の住宅ローン金利は引下げ条件が規定されています。しかしながら、少しわかりにくい部分があるので、例を挙げてご説明しましょう。

金利引下げ例

労金会員で給与振込、公共料金引落し2種目を満たしている方が、全期間固定金利型を選択した場合

標準金利3.1%→引下げ後 1.4%

上記表に記載されている「当初期間引下げタイプ」とは、固定金利期間中のみ引き続き金利優遇を受けられるタイプです。

したがって、全期間固定金利型であれば、当初の借入から完済まで1.4%の金利で返済し続けることになります。対して、「全期間引下げ型」とは、金利タイプを変更しない限り、継続して金利優遇を受けられるタイプになっています。

注意点として、固定金利特約型で当初期間引下げ型を選択した場合、当初期間を経過した後は、標準金利より0.4%のみの引下げとなります。したがって、その他のタイプより金利引下げ幅が小さくなるケースがありますので、注意してください。

労金住宅ローン金利タイプの種類

労金が取り扱う住宅ローンの金利タイプは、

  • 固定金利特約型(3,5,10,20年)
  • 変動金利型
  • LooF10(上限金利特約型10年)
  • 全期間固定金利型

の4種類になっています。それぞれ解説していきましょう。

固定金利特約型(3,5,10,20年)

借入から一定期間は、金利変動のないタイプです。借入初期は返済額も変動しないため、安定的に返済を行うことができます。特約期間終了後は、

  • 固定金利特約型(3,5,10,20年型)
  • LooF10(上限金利特約型10年)
  • 変動金利型

のいずれかから金利タイプを選択することができます。

当初契約している固定金利特約型の同期間タイプを選択したい場合は、そのまま手続きせずとも自動更新になります。

固定金利特約型に適しているケース

  • 借入当初の期間は金利変動リスクを避けたい
  • 支出の多い時期は固定金利、それ以降は状況に応じた金利タイプを選択したい

固定金利特約型は、借入当初の金利変動リスクを避けられる金利タイプです。

例えば、教育費の支出が多い期間中のみを固定金利に設定し、以後は変動金利へ変更するなど、柔軟な返済計画を立てるのも賢い選択肢でしょう。借入期間も複数の選択肢がありますので、ライフスタイルの変化に強い金利タイプだといえます。

ただし注意点として、今後の金利上昇が予想される局面では、当初期間経過後、金利タイプを再度選択する際に上昇した金利が適用され、返済額も増加してしまうリスクがあります。

したがって、金利市場を想定しつつ選択する必要があるでしょう。

変動金利型

市場金利の変動に応じ、適用金利も変化する金利タイプです。労金の住宅ローンは、半年に1度金利の見直しを行います。また、返済額も5年おきに見直されるため、金利の上昇によって返済額が増加する可能性があります。金利が下落した場合は、当初予定した返済期間よりも完済までの期間が短くなります。

変動金利型はその他の金利タイプよりも、低い金利が適用されます。しかし当然ながら金利変動リスクもありますので、市場を想定しつつ借入する必要があります。

変動金利型に適しているケース

  • 借入額が小さく、貯蓄にも余裕がある
  • 短期プライムレートが当分の間上昇しないと想定される場合

変動金利型が適しているのは、将来的な金利変動リスクがあったとしても、リスクをコントロールできる経済状況にあるケースです。例えば、将来的に金利変動があったときに繰上げ返済を行い、借入金を減らすことでリスクを軽減できれば、変動金利型のメリットを最大限活かすことができます。

また現況のように、長期的な政策によって変動金利が下落している場合も、変動金利を選択しやすい局面だといえるでしょう。

関連記事住宅ローンの変動金利は怖くない!リスクを抑えてメリットを活かす賢い使い方

LooF10(上限金利特約型10年)

変動金利型に上限金利を設定した金利タイプです。変動金利型がベースなので金利の影響は受けますが、当初設定された10年間は上限金利以上の金利にはなりません。わかりやすくいえば、「一定期間リスクの上限が設定されている変動金利」と捉えることができます。

特約期間の10年が終了した後は、上限金利特約型もしくは固定金利選択型のどちらかで再契約することができます。もし特約期間後に何の指示もしなかった場合は、変動金利型が適用されます。

LooF10(上限金利特約型10年)に適しているケース

  • 金利上昇リスクを抑えつつ、低金利で借入したい
  • 変動金利が有利な局面だが、急なプラン変更は避けたい

LooF10(上限金利特約型10年)に適しているのは、「低金利で借入しつつ、金利の変動リスクは抑えたい」というケースです。

例えば、借入から10年以内は大きな支出が考えられるなど、金利の変動リスクによって家計に影響が出てしまいそうなケースでは、LooF10(上限金利特約型10年)を選択することで、発生するリスクに上限を設けることができます。変動金利型にはこのような上限がありませんので、変動によるリスクを軽減したい場合に適しています。

全期間固定金利型

借入当初の金利が完済まで継続する金利タイプです。金利変動によるリスクを避けることができるため、安定的に返済を行うことができます。ただし、変動金利より高い金利が設定されているため、金利下落局面でのメリットを得ることはできません。

全期間固定金利型に適しているケース

  • 金利変動を気にせず完済まで返済し続けたい
  • 今後の金利上昇が想定されているような局面

全期間固定金利型は、やはり金利や返済額が変動しない「安心感」が大きなメリットです。金利変動によって戸惑う必要もないため、精神的な負担も小さいでしょう。また、金利市場が今後上昇しそうな局面で選択すれば、将来発生する金利リスクを避けることができます。

労金住宅ローンの金利シミュレーション

労金住宅ローンは、金利タイプによって適用金利が大きく異なります。また、金利引下げ条件を満たしていなければ、他社よりも高い金利が適用されてしまう可能性があるため、できる限り条件を満たしてから住宅ローンを利用するようにしてください。

金利タイプ別返済シミュレーション

先述したように、労金の金利タイプは4種類に分かれます。しかしながらそれぞれの適用金利が異なるため、「どれくらい返済額が変わってくるのかな?」という疑問をお持ちの方も多いでしょう。ここでは、金利タイプ別に返済シミュレーションを行っていきましょう。

※全て、借入金額3,000万円、借入期間30年、元利均等返済方式、金利引下げ最大値で試算しています。

※2018年4月現在の表示金利で試算しています。将来の返済額を決定付けるものではありませんので、あらかじめご了承ください。

固定金利特約型(3,5,10,20年)

固定金利特約型は複数の期間がありますので、ここでは全期間引下げ型の10年を選択し、そのまま自動更新したケースで試算します。なお、借入~完済まで金利変動はないものとして想定しています。

固定金利特約型10年の返済シミュレーション
適用金利 1.1%
借入元金 3,000万円
毎月の返済額 97,876円
総返済額 35,235,171円
内利息額 5,235,171円

※端数は切捨てにて計算

固定金利特約型を利用する上での注意点

固定金利特約型を利用する上での注意点は、「固定期間後の金利変動リスクがある」という点です。上記は、固定期間終了後も同様の金利が継続される想定で試算しています。

したがって、10年毎の特約期間中に金利が上昇した場合、上記の試算よりも返済額が増加する形になります。逆に、金利の下落があった場合は、特約期間後の返済額が少なくなります。

変動金利型

変動金利型は、市場金利の変動によって総返済額、返済額ともに変化します。このシミュレーションでは、0.625%の金利が完済まで変動しなかった想定として試算を行います。

変動金利型返済シミュレーション
適用金利 0.625%
借入元金 3,000万円
毎月の返済額 75,786円
総返済額 32,907,937円
内利息額 2,907,937円

※端数は切捨てにて計算

変動金利型を利用する際の注意点

変動金利型を利用する際の注意点は、「市場に連動して金利が変化する」という点でしょう。金利が変化することで総返済額も変わりますし、返済額も5年毎に見直されます。ただし、金利が上昇したとしても、返済額の増加はそれまでの返済額の1.25倍が限度となります。

LooF10(上限金利特約型10年)

LooF10(上限金利特約型10年)は、変動金利型をベースとしつつも、当初期間の10年間は金利の上限が設けられている金利タイプです。ここでは、全期間引下げ型を選択し、特約期間終了後も同様の金利で完済まで継続した場合のシミュレーション結果を見てみましょう。

LooF10(上限金利特約型10年)の返済シミュレーション
適用金利 1.350%
借入元金 3,000万円
毎月の返済額 101,390円
総返済額 36,500,392円
内利息額 6,500,392円

※端数は切捨てにて計算

LooF10(上限金利特約型10年)を利用する上での注意点

<loof10(上限金利特約型10年)を利用する上での注意点>

LooF10(上限金利特約型10年)を利用する上での注意点は、変動金利型と同様「金利変動リスク」でしょう。当初期間の10年間は上限金利が規定されているため、著しい金利変動があったとしても、上限金利以上に設定金利が上昇することはありません。

ただし、当初期間後は異なる金利タイプを選択するか、同様の金利タイプで更新する形になりますので、金利が上昇している局面では、当初予定していた金額よりも総返済額が増加してしまう可能性があります。

全期間固定金利型

借入から完済まで金利が固定されている金利タイプが、「全期間固定金利型」です。このタイプで完済まで継続した場合は、当初期間引下げ型の設定金利が全期間適用になります。下記のシミュレーションをご参考ください。

全期間固定金利型の返済シミュレーション
適用金利 1.250%
借入元金 3,000万円
毎月の返済額 99,975円
総返済額 35,991,009円
内利息額 5,991,009円

※端数は切捨てにて計算

全期間固定金利型を利用する上での注意点

全期間固定金利型は、金利変動リスクを避けられる金利タイプです。しかしながら金利下落局面では、変動金利型のようにメリットを得ることができません。

金利の安い住宅ローンをお探しの際は「金利の低い金融機関を知りたい!金利でみる住宅ローンの比較の仕方」を参考にして下さい。

まとめ

労金の住宅ローンは、金利引下げ制度によってお得に利用できる内容になっています。返済シミュレーションを参考にしつつ、ご自身のライフスタイルに合った金利タイプを選択するようにしましょう。

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