住宅ローン返済中にがんになったら?万一に備える方法

じぶん銀行
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大金を借りるのは住宅ローンが初めての人は多いでしょう。住宅ローンは数十年に渡り、数万円、数十万円の返済をしなければなりません。返済中に、がんなどの病気になったら住宅ローンはどうなるかも心配ではないでしょうか。

民間の金融機関の場合、住宅ローンを利用するためには、団体信用生命保険に加入しなければなりません。最近では、団体信用生命保険の保障が充実しており、借りることへの不安を解消してくれるかもしれません。そこで今回は、団体信用生命保険の基本的な保障内容に触れ、住宅ローン返済中に病気やケガをした場合にどのような保障があり、どのように選べばよいか解説していきます。

住宅ローンを利用する際に加入する団体信用生命保険

住宅ローンを利用する際に、民間の金融機関であれば団体信用生命保険に加入しなければなりません。団体信用生命保険は団信と略され、住宅ローンを返済している人が死亡した場合所定の高度障害になった場合には保険金で住宅ローンを返済する仕組みとなっています。収入のある人が亡くなれば住宅ローンの返済は厳しくなると考えられますので、万一の時のために加入しておくと残された家族は引き続き自宅に住むことができます。

ただ収入がある人が亡くなった場合だけでなく、病気で働けなくなった場合も住宅ローンの返済は厳しくなる可能性があります。特にがんなどの大病の場合、治療費も必要となりますので、これから住宅ローンを利用しようとしている人にとっては不安要素の一つではないでしょうか。

団信の選び方

ここから様々な保障内容を紹介していきますが、どのように選んでいけばいいのでしょうか。

まず、保障内容が充実するほど保険料の負担が増えるのが一般的です。団信の場合、保険料は金利の上乗せという形で支払います。住宅ローンの金利が0.5%、団信の保険料が+0.1%なら、金利は0.6%になります。ただ保障内容を充実させても金利の上乗せがない金融機関もあります。保険料の負担がなければ保障内容はなるべく充実していた方が安心でしょう。

住宅ローンを選ぶ際には、金利や諸費用に注目します。ただ病気になった場合やケガをした場合に収入が減っても問題ないか考える必要があります。これから長い期間に渡り返済することを考えると、その間に何が起こるか分かりません。このように考えると、住宅ローンを選ぶときには金利と諸費用、団信の保障内容の3点を中心に比較検討し、総合的に判断するとよいでしょう。このことが団信の選び方につながります。

では、実際にどのようなパターンがあるのか、具体的に見ていきましょう。

団体信用生命保険の保障を充実させる

住宅ローンの利用者が抱く様々な不安を解消するために、団体信用生命保険の保障を充実させるためのプランが数多く用意されています。ここでは金融機関が扱う団信の保障内容について紹介していきます。なお保障内容は金融機関によって異なりますし、同じような保障でも違いがありますので、詳細につきましては各金融機関にお問い合わせください。

ガン保障特約付き団信

ガン保障特約付きの団信は、ガンと診断されたら、それ以降の住宅ローン返済がなくなる保険です。ガンになった場合、医療保険やガン保険に加入しているかどうかによって医療費の負担は異なりますが、住宅ローンの返済がなくなるのは助かります。

またこの特約がどのような保障内容になっているかを確認しておきたいところです。どのようなガンでも対象となるのかローン実行日から保障は開始されるのか保険料はどのくらいかなどの確認事項があります。

参考:イオン銀行
 ※イオン銀行もこれから紹介する8大疾病保障付き団信を取り扱っています。

3大疾病保障特約付き団信

3大疾病は、がん急性心筋梗塞脳卒中を指すのが一般的です。所定の症状になると、以降の住宅ローンの返済がなくなります。がんだけでなく、急性心筋梗塞や脳卒中にも対応していますので、より安心して住宅ローンを利用することができるでしょう。

また3大疾病それぞれの支払要件を確認しておきましょう。がんはローン実行日(責任開始日)から90日を過ぎないと保障されないことが多く、上皮内がんなど対象外のがんもあります。急性心筋梗塞や脳卒中は発病してから60日以上症状が続いたり、労働が制限されたりなどの要件があるのが一般的です。

参考:りそな銀行

8大疾病補償付き団信

最近は、3大疾病だけでなくさらに8大疾病まで保障範囲を広げている金融機関が増えています。詳細を確認すると保障内容に違いがありますので、必ず確認するようにしましょう。ここでは8大疾病保障付きの団信を扱う金融機関をいくつか紹介いたします。

8大疾病補償プラス(みずほ銀行)


みずほ銀行の8大疾病は3大疾病高血圧糖尿病慢性腎不全肝硬変慢性膵炎の5つを指し、多くの金融機関では対象となる疾病は同じですが、支払要件や保障内容が異なります。みずほ銀行の場合は、「8大疾病補償プラス」で、8大疾病以外の病気やケガにも対応しており、8大疾病以外の病気やケガの場合は、最長1年間のローン返済が不要となる保障もついています。

8大疾病以外のすべての病気やケガに対応しているわけではありません(例外があります)ので、対象外となる場合も確認が必要ですが、みずほ銀行のように充実した保障を付加している金融機関が増えています。

参考:みずほ銀行

長期8疾病就業不能保障特約付き団信(楽天銀行)

8大疾病については前述しましたが、楽天銀行が取り扱う団信には、「長期8疾病就業不能保障特約」があります。「就業不能保障」は、働けなくなった場合の保障ですが、楽天銀行の場合、就業不能状態1年超続いた場合、住宅ローンの返済が不要となるものです。

また楽天銀行の場合、年0.2%の金利上乗せで介護保障特約を付けることもできます。介護保障特約は、公的介護保険制度と連動し、要介護2以上と認定された場合や公的介護保険制度に関係なく所定の要介護状態が180日以上続いた場合に住宅ローンが完済となります。

参考:楽天銀行

全疾病保障付き団信

住信SBIネット銀行には、全疾病保障付き団信と呼ばれる団信があります。全疾病と言っても、全ての病気やケガで住宅ローンの返済が免除されるわけではありません。8大疾病であるがん、急性心筋梗塞、脳卒中、高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎と8大疾病以外の病気やケガに分類されており、その点で、みずほ銀行の保障と似ています。

保障内容は、通算36回を限度とする月々の返済を保障するタイプとローンの返済が不要となるタイプに分けられます。つまり、要件を満たせば、一定期間のローン返済が免除されたり、以降の返済が免除されたりします。

参考:住信SBIネット銀行

8大疾病を保障する一例として、名称の異なる、みずほ銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行の保障内容を紹介しましたが、他の金融機関でも扱っています。要件を満たすと以降の返済が免除になるものと一定期間免除になるものがありますので、比較しながらどのような保障が必要か検討してください。

ワイド団信

ワイド団信は、これまで解説した保障を追加する保険ではなく、一般的な団信(死亡時と高度障害時にローン免除となる保険)の加入条件が緩やかになっている保険です。団信は保険ですので、健康状態によっては加入できない人も出てきます。このワイド団信は、一般的な団信では加入できい人でも加入できる可能性がある保険になります。

参考:じぶん銀行:ワイド団信

持病や既往症のある人が申込しやすい団信

では、すでに持病や既往症のある人が団体信用生命保険に加入できるでしょうか。持病や既往症があっても加入できる可能性のあるのが、先程紹介したワイド団信です。ワイド団信の登場で、これまで健康上、住宅ローンを組むことができなかった人も利用できるようになりました。

ただワイド団信でも加入が厳しい人もいらっしゃるでしょう。団信は、返済している人の収入が途絶え、金融機関が資金を回収できなくなることを防ぐためのものでもあります。そのため、借入希望金額が少ない場合十分な貯蓄がある場合など、団信なしでも借りれることはあります。健康上どうしても団信に加入できない人は、資金準備をしっかりしてから金融機関に相談しましょう。

まとめ

今回、様々な団信に付加する特約の保障内容について解説してきました。団信が多様化している背景には、金利を下げる競争が限界を迎えていることがあるのかもしれません。金融機関によっては団信の保障を充実させると保険料として金利が上がりますので、住宅ローンを選択する際には、金利や諸費用に加え、団信の保障内容にも注目するといいでしょう。

執筆者情報

F&J FP事務所

F&J FP事務所 ファイナンシャル・プランナー

ファイナンシャルプランナー・住宅ローンアドバイザーとして、住宅ローンや保険の相談・アドバイスをしております。これから住宅ローンを利用しようとしている方々に向けて、公正中立な立場で役に立つ情報を発信できればと考えております。

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