• 2019.05.09
  • 2019.10.03

クレディセゾンのフラット35は4種類!金利の優遇を受けられるサービスもあり

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現在、様々な金融機関がフラット35を取り扱っています。フラット35の基本的な内容はどの金融機関も同じですが、各々の金融機関がすでに持っている強みを付加して、他の金融機関にはない商品を販売しています。最近は、他の金融機関の商品を扱ったり、代理店制度を活用したりと、同じ商品名でも中身が異なるケースもよく見られます。

フラット35であれば全て同じ商品だと考えていると間違った選択をしてしまうかもしれません。「こんなはずではなかった」と感じても契約後であれば後の祭りです。そのため住宅ローン一つひとつをよく調べる必要があります。

そこで今回は、クレディセゾンのフラット35に的を絞り、どのような特徴があり、メリットやデメリットは何かについて解説していきます。

執筆者情報

F&J FP事務所

F&J FP事務所 ファイナンシャル・プランナー

ファイナンシャルプランナー・住宅ローンアドバイザーとして、住宅ローンや保険の相談・アドバイスをしております。これから住宅ローンを利用しようとしている方々に向けて、公正中立な立場で役に立つ情報を発信できればと考えております。


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クレディセゾンのフラット35は4種類

クレディセゾンは、クレジットカード会社でセゾンカードやUCカードを取り扱っています。UCカードはみずほ銀行のキャッシングカードと一体化しているものもありますので、すでにご利用されている人もいらっしゃるでしょう。ここでは、そのクレディセゾンが販売するフラット35について解説していきます。

フラット35

フラット35には機構買取型と保証型がありますが、クレディセゾンのフラット35は機構買取型で、多くの金融機関が取り扱うタイプと同じです。そのため、金利は住宅金融支援機構が毎月決定する金利の範囲内で、販売者側が決めることになります。現状、ほとんどの金融機関で最低金利を採用していますので、金利で比較しても差がつくことはまれです。

フラット35はどの金融機関でも保証料は無料ですので、融資事務手数料で差がつきます。

クレディセゾンの場合、定率タイプが「融資金額×2.20%(税込)」、「定額タイプが+55,000円(税込)」となっています。

フラット35S

フラット35Sは一定の条件を満たした、省エネ性や耐震性を備えた住宅を取得する際に利用できる住宅ローンです。金利引き下げ幅は性能の違いによってAプランとBプランに分けられ、Aプランでは当初10年間は年▲0.25%、Bプランでは引き下げ期間が5年間となります。フラット35Sには予算がありますので、予算金額に到達すると受付終了となります。

フラット35PLUS

フラット35やフラット35Sは、他の金融機関との差が生まれにくいため、フラット35に独自のサービスを付加する金融機関が見られます。フラット35PLUSはクレディセゾン独自のパッケージ商品で、さらにセゾンカードやUCカードの会員の人は融資金利が0.8%優遇されます(2019年3月31日まで)。

フラット35PLUSを利用するためには、フラット35の融資率が90%以上100%未満で、フラット35PLUSが最大融資率10%の組み合わせをする必要があります。また10%部分は当初5年固定金利となり、金利が5年ごとに見直されます

フラット35PLUS

金利は長期プライムレート(みずほ銀行)の+2.0%で、2017年7月11日からずっと1.0%ですので、住宅ローンの金利は3.0%となります。セゾンカードやUCカードの会員の人は、この3.0%から0.8%引かれ、2.2%となります。

フラット35つなぎローン

注文住宅を希望する場合、土地の取得資金、住宅着手金、中間金などフラット35の融資を受ける前に資金が必要となります。つなぎ融資はフラット35の融資を受けるまでの間だけ借り、融資時に返済しますので借入期間は短いですが、金利は一般的な住宅ローンの金利と比べて高くなります。クレディセゾンのつなぎローン金利は、2.475%(2019年3月現在)となっています。

ホームアシストローン

ホームアシストローンは住宅ローンにかかる諸費用に対するローンです。最高500万円まで借り入れることができ、融資期間は最長35年となっています。ホームアシストローンの金利と融資事務手数料は次のとおりです。

<Aプラン>

  • 融資金利:長期プライムレート(みずほ銀行)+2.5%
  • 融資事務手数料:55,000円(税込)

<Bプラン>

  • 融資金利:長期プライムレート(みずほ銀行)+1.5%
  • 融資事務手数料:132,000円(税込)

クレディセゾンのフラット35の金利・手数料

これまで紹介したクレディセゾンのフラット35の金利と融資事務手数料をまとめておきます。他の金融機関と比較する際の参考にしてください。

<フラット35 新団信(一般) 金利>        2019年5月現在

融資率 融資事務手数料 借入期間 金利
90%以内 定率タイプ 融資金額×2.0%(税抜) 20年以下 1.23%
21年以上35年以下 1.29%
定額タイプ 50,000円(税抜) 20年以下 1.53%
21年以上35年以下 1.59%
90%超 定率タイプ 融資金額×2.0%(税抜) 20年以下 1.67%
21年以上35年以下 1.73%
定額タイプ 50,000円(税抜) 20年以下 1.97%
21年以上35年以下 2.03%

<フラット35S 新団信(一般) 金利>      2019年5月現在
<金利Aプラン>

融資率 融資事務手数料 借入期間 金利
当初5年 6年目~10年目 11年目以降
90%以内 定率タイプ 融資金額×2.0%(税抜) 20年以下 0.98% 1.23%
21年以上35年以下 1.04% 1.29%
定額タイプ 50,000円(税抜) 20年以下 1.28% 1.53%
21年以上35年以下 1.34% 1.59%
90%超 定率タイプ 融資金額×2.0%(税抜) 20年以下 1.42% 1.67%
21年以上35年以下 1.48% 1.73%
定額タイプ 50,000円(税抜) 20年以下 1.72% 1.97%
21年以上35年以下 1.78% 2.03%

<フラット35PLUS 金利>2019年10月現在

融資事務手数料 金利
融資金額×2.20%(税込) 2.95%

<フラット35つなぎローン 金利>2019年10月現在

融資事務手数料 金利
110,000円(税込) 2.475%

クレディセゾンの団信・保障

住宅支援機構の団信は機構団信と呼ばれ、これまで団信の保険料を含めない金利を表示していましたが、今では団信の保険料を含めた金利となり、従来の団信と比較し新機構団信と呼ばれることもあります。また保障内容も充実されています。平成29年10月1日以後の申し込みに新団信が適用されます。なお、団信が不要な人は、表示されている金利から0.2%を引いた金利が適用金利となります。

クレディセゾンの団信は、住宅金融支援機構の団信となり、一般の団信、3大疾病があります。一般の団信は契約者が死亡した場合や所定の高度障害状態になった場合に保障され、3大疾病は一般団信に3大疾病保障がついた保険です。だた機構団信の3大疾病は、3大疾病に介護保障がついています。

保障内容の概要は下記のサイトを参照していただきたいのですが、がん保障は、上皮内がんなど対象外のがんがあること、90日の免責期間があり保障開始日から90日以内は保障されないことなど、一般的な保障内容となっています。急性心筋梗塞と脳卒中は初診日から60日以上労働制限が継続したなどの要件があります。

一方、介護保障は公的介護保険制度に連動し、要介護2から要介護5までのいずれかに認定された場合や所定の要介護状態に該当し180日以上要介護が継続した場合に保障の対象となります。

なお、3大疾病団信は+0.24%の金利上乗せとなります。

※出典:住宅金融支援機構「新機構団体信用生命保険制度」

クレディセゾンのフラット35のメリット

フラット35は多くの金融機関で取り扱いがありますが、クレディセゾンのフラット35にどのようなメリットがあるか解説していきます。

フラット35PLUSとの併用で利息額が軽減できる

クレディセゾンのフラット35を利用するメリットは、融資率100%のうち10%部分をフラット35PLUSで活用する点にあります。

2019年1月の金利をベースに解説しますと、融資率100%(定率タイプ・返済期間21年以上)の場合、金利が1.77%です。

これを、フラット35を90%とフラット35PLUSを10%の割合で借り入れると、フラット35PLUSはカード会員で2.2%(3.0%-0.8%)となりますが、フラット35は1.33%とグッと金利が下がるため、利息を含めた総返済額が減少します。借入金額3,000万円、返済期間35年でシミュレーションしましたので、ご確認ください。

※それぞれ2019年1月時点の金利で計算しています。

<クレディセゾンのフラット35 シミュレーション例>

総返済額 利息総額 利息差額
フラット35100% 4,027万円 1,027万円
フラット35PLUSとの併用
(会員)
3,810万円 810万円 217万円
フラット35PLUSとの併用
(非会員)
3,864万円 864万円 163万円

上記のシミュレーションでは、非会員でも利息額が163万円減ることが分かります。借入条件によって利息額は変わりますので、皆さんの借入条件で一度確認してみてください。

つなぎローンを利用できる

クレディセゾンではつなぎローンの申し込みも受け付けていますので、手軽ですが、借入期間は短期間となるものの利息を支払わなければなりませんので、他のつなぎローンと比較しておきましょう。

ホームアシストローン

ホームアシストローンは、住宅ローンに係る諸費用の借り入れができるローンです。クレディセゾンの場合、融資事務手数料が「借入金額×2.20%(税込)」かかりますので、借入金額が3,000万円なら、64.8万円必要となります。

クレディセゾンのフラット35のデメリット

ここではクレディセゾンのフラット35のデメリットについて見ていきましょう。人によってはデメリットと感じないかもしれませんので、一つひとつ確認してください。

変動金利や固定金利期間選択型の取扱はない

クレディセゾンはフラット35を中心とした商品しか扱っていませんので、変動金利型や固定金利期間選択型を希望する人は選択肢になりません。

クレディセゾンのフラット35が向いている

これまでのメリットやデメリットを通して、どのような人がクレディセゾンのフラット35に向いているか考えていきましょう。

向いている人

フラット35など全期間固定金利を希望している人は、諸費用を含めてシミュレーションし、他の金融機関と比較検討してみましょう。特にフラット35PLUSとの併用が選択肢になる人はクレディセゾンのフラット35が向いているかもしれません。

向いていない人

クレディセゾンの融資事務手数料は「借入金額×2.20%(税込)」ですので、フラット35PLUSとの併用をしない場合、返済負担が大きくなるかもしれません。またフラット35PLUS部分は5年固定金利で、金利の見直しがありますので、返済額が変動する可能性があります。借入金額の10%ですので、返済額への影響は小さいですが、念のため、金利が上昇した場合のシミュレーションをしておくと安心です。

クレディセゾンのフラット35の審査

ある程度、借入先を絞り込むと、審査について関心が出てくると思います。そこで、最後にクレディセゾンの審査について解説しておきたいと思います。

審査の厳しさ

フラット35には、住宅金融支援機構が定めている借入条件があります。例えば、年収400万円未満の総返済負担率は30%以下、年収400万円以上の場合は35%以下となっています。総返済負担率は、年収に占める年間合計返済額の割合のことです。このように具体的な条件について、金融機関によって違いは出ませんが、あいまいな条件は金融機関によって違いが出る可能性はあります。たとえば、安定した収入に対する考え方は金融機関によって差が出ると思われますので、審査が厳しいかどうか、気になるかもしれません。

ただ審査基準の詳細は非公開ですので、比較することはできないため、厳しいかどうかは分かりません。借入基準ギリギリで審査が心配な人は直接相談してみるといいでしょう。

審査のスピード

審査スピードに関して、公式サイトに記載はありません。審査が他の金融機関に比べても遜色なければメリットとして広告するだろう、ということを考えますと、標準的な審査期間と考え、1ヶ月〜1ヶ月半程度はかかると見ておいた方がいいでしょう。

審査の流れ

クレディセゾンの審査の流れを確認しておきます。

審査の流れ(クレディセゾン)

  1. 問い合わせ・相談:資金計画の相談
  2. 申込書・必要書類送付:不動産業者を経由しない場合は、原則、クレディセゾンで面談
  3. ローン審査:確認事項や書類の内容について打ち合わせ
  4. 審査結果の連絡:審査結果の連絡と契約の日程、契約の必要事項の確認
  5. 契約:クレディセゾンと面談
  6. 融資:借入金額の振込

※出典:クレディセゾン「お申し込みの流れ」

まとめ

クレディセゾンのフラット35は、融資率100%で借り入れを考えている人は、フラット35PLUSとの併用で負担が軽くなる可能性があります。借入条件によって有利不利が出てくると思いますので、借入金額や返済期間をある程度決めたらシミュレーションして比較してみましょう。

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