• 2020.04.28

心の貧乏にならないために~ライフプランニングとお金の整理整頓で心豊かになる方法~

執筆者: 生川 奈美子 (ファイナンシャルプランナー)
ライフプランニングとお金の整理整頓で心豊かに

マイホームが買いたい、子どもに充分な教育を受けさせたい、海外旅行に行きたい、豊かな老後を過ごしたい……。思い描く将来は人それぞれです。

何となく頭でイメージしているけれど、どうしたらいいかわからない。とりあえず貯金しているけど、これでいいのか不安。

人生の中での夢や希望を叶えるためにはライフプランを立て、具体的な目標を持ち、計画的な資産形成をすることが大切です。そしてお金の整理整頓が必要です。

ここでは、具体的にどうしたらいいか考えていきます。

この記事を執筆・監修している専門家

執筆者

生川 奈美子

株式会社アスト ファイナンシャルプランナー

保有資格・検定

ファイナンシャルプランナー(CFP®)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、住宅ローンアドバイザー、住宅建築コーディネーター、終活カウンセラー、相続診断士

はじめまして、ファイナンシャルプランナーの生川奈美子です。 住宅取得、家計管理、老後資金など、人生に関わるお金についてコンサルティングをしています。 一人一人の価値観を最優先に考え、どれだけお金が増えるかよりもどれだけ楽しい人生を送れるかが大切だと思っています。不安を安心に変えるお手伝いが私の仕事です。 当サイトでも、笑顔になれるような執筆を心がけています。

編集者

ナビナビ住宅ローン編集部

住宅ローンを組む時に抱える「どうやって住宅ローンを選べば良いかが分からない」「金利の違いがよく分からない」「一番お得に借りられるローンはどれなの?」といった疑問・不安を解決できるように解説していきます。

漠然とした不安を抱えながら生活していませんか?

毎日節約し、貯蓄に励んでいても、「これでいいのかしら?」と将来への不安を抱えながら生活している人は少なくありません。

  • 欲しいものを我慢し、買い物に行って衝動買いをした時には罪悪感に襲われる

  • 車や家電を買うなど、大きな出費があると、貯金が減ってしまうことに不安を感じる

など、お金を使うこと自体がいけないことのように思えてくる。

いくら貯金ができても、そんな人生楽しくありませんよね。

「将来が不安だから貯金をする」ということが、貯金の目的になっていませんか?

貯金が目的では、貯金を使ったら不安になるため、使うことができなくなります。

「〇〇のためにいくら貯める」という目的を持って貯金をすることが、将来の不安を解消するために必要なことです。

いつ、いくら必要かを具体的に知りましょう

不安を解消するためには目的を持って貯金をすると言いましたが、目的は一つではありませんよね。

子どもの教育費、マイホームの頭金、車の購入費、老後の生活資金など、人生にはいろんな場面でお金が必要です。

漠然と毎月〇〇円というような貯金ではなく、それぞれの目的別に貯金をしましょう。

そのためには、「いつ」「いくら」必要かを把握しなくてはいけません。

そこで、ライフプランが必要になってくるのです。

価値観やライフスタイルは人ぞれぞれです。自分はどんな人生を送りたいのかを考え、具体的なライフプランを立ててみましょう。

具体的に「いつ」「いくら」必要かを知るために、ライフプランの中で三大資金といわれる「教育資金」「住宅資金」「老後資金」について考えてみます。

教育資金

子どもの教育資金の中で最も重要なのが大学費用です。大学に行ったらたくさんお金がかかりそうだということはわかっていても、学資保険に入っているからなんとかなるだろうなんて思っていたら大変なことになります。

大学にかかる費用は入学金を含め4年間で、国公立なら約250万、私立文系で約400万、私立理系で約540万となっています。

(参照)文部科学省:国公私立大学の授業料等の推移平成30年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果

国公立に進学できれば、学資保険の満期金でなんとかなるかもしれませんが、私立大学に進学したり、国公立でも下宿したりすると学資保険だけで足らない場合もでてきます。

私も経験がありますが、いくら国公立大に行ってほしいと親が願っても、子どもはその願いを叶えてくれるとは限りません。

自分の子どもが私立大学に行くことになっても慌てないよう準備しましょう。

例えば0歳の子なら、高校3年生の秋(17年後)までに私立理系の540万を貯めると決めたら、学資保険で200万、児童手当を全部貯めて180万、残り160万は月々8000円ずつ積み立てるなど、具体的に書き出していきます。

受験料や下宿代なども考慮に入れて考えることも大切です。

住宅資金

マイホームが欲しいと思ったら、まずは資金計画です。

最初に物件から探し出すと夢が膨らみ、無理な買い物をしがちです。住宅ローンを払いながら、子どもの教育資金の準備や老後資金は確保できるかなど、長期的なライフプランをしっかりと立て、その上で、住宅ローンはどれくらい払えるか、頭金はどれくらい必要か試算します。頭金についてはいつまでにいくら貯めるという目標をしっかり持ち、貯金します。

このように、最初にしっかりと予算を決めることが大切です。その上で、物件探しを始めます。

例えば、30歳の人が35歳までにマイホームが持ちたいという夢があるとします。無理なく払える返済額が月10万円、返せる期間は退職までの30年、固定金利1.24%(2020年3月フラット35金利)から試算すると借りられるのは3004万円です。

(参照)フラット35│毎月の返済額から借入可能金額を計算

現在の貯蓄が300万円あるとして、35歳までの5年間で300万貯めることができれば、諸経費込みの住宅予算は3600万ということになります。

5年間で300万を貯める具体的な計画として、現在の家賃が75,000円だとしたら、住宅ローンを払うことを考えて差額分25,000円を貯金、さらにボーナスより15万で300万となります。

ここでのポイントは、無理のない資金計画です。マイホーム購入がゴールではありません。購入してからがスタートです。夢のマイホーム生活がローンの返済負担が大きすぎて我慢だらけの生活になってしまっては元も子もないですよね。マイホームに住んでいる自分がどのような生活を送りたいかを想像しながら資金計画を練ってください。

老後資金

老後なんてまだまだ先だからと、考えるのを先延ばしにしていませんか? もちろん先のことなんてわかりません。

しかし、人生100年時代と言われる現在、長い老後を過ごすためにはもちろんお金が必要です。教育資金や住宅資金とは別に、老後のための貯金も考えましょう。

老後資金をするには公的年金制度を知り、公的年金で足らない部分はいくらなのかを考えることが大切です。

老後2000万円問題が一時期話題になりましたが、これは夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職の世帯では毎月の不足額の平均は約5万円であり、20年~30年生きると1300万~2000万が不足するというもの。しかしこれは全員に当てはまるものではなく、年金だけで生活できる人もいれば、毎月10万以上不足する人もいます。

自分は老後、どのような生活を送りたいか、公的年金はいくらもらえるのか、退職金はいくらかを具体的に考えて、足らない分を補えるような老後資金計画を立てましょう。

長い人生の中で、住宅の頭金を貯めている時期や教育資金が大変な時期など、思うように貯金ができない時期もあるかもしれません。

ライフプランを立ててシュミレーションすることにより、お金がたくさんかかる時期は少しだけ、あまりお金がかからない時期は多くなど計画的に貯めていきます。長期的な貯蓄になりますので、金利と時間を味方につけた金融商品を選ぶといいですね。

例えば35歳から月々2万円を30年間(計720万)普通預金で積み立てても利息は1000円弱しか増えず720万ですが、3%で複利運用すると1000万強となります。ただし、金利が高ければ高いほどリスクもありますので、慎重に金融商品を選ぶことが大切です。

お金の整理整頓で不安解消

人生の三大資金「教育資金」「住宅資金」「老後資金」について書きましたが、長い人生の中では結婚資金、車の購入費、旅行、または病気やケガなど、さまざまなことでお金が必要です。

ライフプランを立てながら、人生で「なんのために」「いつ」「いくら」必要かを具体的に書き出すことで、今後の貯蓄計画が立てられます。

貯金の目的がわかれば、短期、中期、長期、それぞれの目的に合った金融商品を決めることができ、金利効果や税制優遇など効率的に貯めることができます。

極端な例を言えば、イデコがお得だと聞き、貯金のほとんどをイデコに入れていたとしても、途中に車を買いたい、大学の入学金が必要だという時にお金を引き出そうとしても引き出すことができません。

イデコは老後資金を積み立てる目的の商品で税制優遇がある代わりに60歳になるまでは貯めたお金を引き出すことができないのです。

また、株や投資信託を買って、上がった下がったと毎日気になり、下がったら眠れなくなるくらい心配性な人には投資商品は向いていません。

自分のライフプランや性格に合った金融商品を選ぶことが大切です。

ここでのポイントは目的別に口座や金融商品を分けるということです。

目的別に分けていれば、目標達成がわかりやすいですし、使う時の罪悪感がなくなります。

そして、目的別に先取り貯金をすることで、今使えるお金がどれくらいかわかります。

使えるお金が足りなければ、支出を見直す、または収入を増やすなどの対策がとれます。

このように、ライフプランを立てお金の整理整頓をすることで、漠然とした不安を一つずつ解決することができるのです。

まとめ

お金は、夢や目標を実現するために必要なものであり、上手に使うためにあるものです。そして人生を豊かにしてくれるものです。

目的がなく、なんとなく毎月5万、10万と貯金をしていても、いくら貯めても「これで足りるのかしら」と不安が付きまといます。さらにはもっと貯金しなければと日々の生活費を節約したり、お金を使うことに罪悪感を覚えたりします。そして貯まったお金はなかなか使うことができません。

お金に振り回されて窮屈な生活になっていませんか?

人生100年時代、自分らしく活き活きと過ごすためにはお金の準備が必要です。これから必要な資金をぼんやりではなく具体的に把握し、整理整頓することで、今使えるお金もはっきりしてきます。

そして、上手なお金の使い方は自分自身の価値観で優先順位をつけることです。あれもこれも我慢する、またはあれもこれも必要だから買うのではなく、自分にとって大事なことはお金を惜しまない、優先順位の低いものは徹底的に節約するなど、メリハリをつけ、工夫します。

そうすることで、ストレスのない心豊かな生活を送ることができるでしょう。

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