• 2020.09.25

住宅ローンの借り換え相談の前に読むべき!3つの相談先の注意点

監修者: 白坂大介 (ジョインコントラスト株式会社 代表取締役)
住宅ローンの借り換え相談はどこにするべきか
  • 借り換えの相談先は「今の借り入れ先」「借り換え先の銀行」「FP」
  • 理想は3者それぞれに相談する
  • 最終的な判断は自身で行う

「借り換えの事がよく分からないので詳しい人に相談したい」
「本当に借り換えでお得になるのか調べてもらいたい」
「誰に相談すれば良いのか分からない」

住宅ローンの借り換えでは、返済額が100万円以上もお得になるケースも珍しくありません。

しかし、住宅ローンは専門的な内容も多いため、自分は借り換えるべきなのかを誰かに相談したいと考えるのが自然でしょう

住宅ローン借り換えの相談先は、下記3つがおすすめです。

  • 現在の借り入れ先
  • 借り換え先の金融機関
  • ファイナンシャルプランナー

ただし、それぞれの相談先には一長一短があるため、特徴を理解しないまま相談するとメリットの少ない住宅ローンを勧められてしまう可能性もあります

数十万円~数百万円という金額で損をしてしまわないためにも、借り換え相談の知識を身に着けておいてくださいね。

この記事を執筆・監修している専門家

監修者

白坂大介

ジョインコントラスト株式会社 代表取締役

保有資格・検定

2級ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー、証券外務員1種

お客様と一生涯のお付き合いができる仕事に憧れ、大学卒業と同時にハウスメーカーに就職。 2008年にファイナンシャルプランナーの資格を取得。 2013年にはジョインコントラスト株式会社を設立し、webサイト「家計教師.com」を運営。 主にマイホーム購入や住宅ローン、生命保険、資産運用など、一般家庭向けのコンサルティングや講演会を行なっている。

執筆者

政所温也

株式会社Choices 代表取締役

保有資格・検定

2級ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士、損害保険募集人、損保自動車専門試験合格

2010年にファイナンシャルプランナー(FP)として独立し活動中。過去に大手金融ニュースメディアや損保公式サイトでも執筆活動を行った実績があり、「読みやすく理解しやすいライティング」を得意としている。2020年9月現在で、1,700記事以上の執筆実績がある。

編集者

ナビナビ住宅ローン編集部

住宅ローンを組む時に抱える「どうやって住宅ローンを選べば良いかが分からない」「金利の違いがよく分からない」「一番お得に借りられるローンはどれなの?」といった疑問・不安を解決できるように解説していきます。

住宅ローンの借り換え相談先は3つ

住宅ローンの借り換えについて、専門的な意見を聞ける相談先はおもに下記の3つです。

いずれも住宅ローンに関する専門的な知識を有していますが、それぞれメリット・デメリットが異なります。

相談先ごとの違い
借り換えの相談先 メリット デメリット
現在の借入先 ・借り換え以外で住宅ローン負担を軽減する方法を相談できる ・借り換えを引き止められる可能性がある
他の金融機関 ・借り換えの具体的な商品を相談できる ・特定の住宅ローンを勧められる可能性がある
ファイナンシャルプランナー ・ライフプランを前提とした返済計画を相談できる ・FPの所属先によって意見が偏ることもある

借り換えで失敗しない方法を知るためには、複数の相談先を利用すると良いでしょう

【借入先】現在の住宅ローンを借入している金融機関の相談窓口

現在の借入先への相談では、住宅ローンの返済負担を"借り換え以外"で軽減する方法について提案を受けられます

住宅ローンの見直しでは借り換えが一般的ですが、実は「金利の引き下げ」や「借入条件の変更」といった方法でも返済負担を見直すことが可能です。

住宅ローンの利息を得ている金融機関からすれば、他の金融機関へ借り換えられてしまうのは避けたいので、金利交渉に応じてくれるケースがあるのです

借り換えと比べると利息の軽減効果は小さめですが、諸費用が抑えられて、複雑な手続きも必要ない点が魅力でしょう。

多くの金融機関は住宅ローン専用の相談窓口を設けているので、まずは気軽に相談してみましょう。

【借り換え先】現在の借入先以外の金融機関

現在の借入先と異なる金融機関に相談する場合は、それぞれの具体的な借り換え商品について聞くことが出来ます

  • 借り換えの諸費用はいくらなのか
  • どのような保障やサービスが付帯するのか
  • 借り換えの審査では何に気をつけるべきなのか

などを金融機関の担当者と直接話しながら、無料で情報を集められる点が大きなメリットです

借り換えの一括シミュレーションで、借り換えメリットの大きい金融機関2~3社に絞り込んで、一度相談してみましょう。

借り換えでお得になりやすい金融機関については、下記の記事で詳しく解説しています。

【第三者】住宅ローンに強いファイナンシャルプランナー

3つめの選択肢は、住宅ローンに強いファイナンシャルプランナー(FP)に相談する方法です。

ファイナンシャルプランナーは相談者の状況を踏まえた上で、総合的なライフプランを提案してくれます

  • 借り換え後も無理なく返せる計画になっているのか
  • 家族構成や今後のライフイベントに適した住宅ローンの組み方

など、固定費や将来のお金の計画も含めたアドバイスを受けられることが、ファイナンシャルプランナーに相談するメリットです。

「今後のことも見据えたお金の相談をしたい」と考えている方は、ファイナンシャルプランナーにも相談してみましょう。

住宅ローンの借り換え相談で気をつけるべきこと

借り換え相談をすることで専門家による有益な情報を得られる一方で、情報量が多くなり、かえって混乱してしまう可能性もあります。

そのため、借り換えの相談をする際は、以下3つのポイントに注意しておきましょう。

注意点1:金融機関から引き止められる可能性がある

現在の借入先への相談では、強引な引き止めにあってしまう可能性があります

当然のことですが、金融機関としては住宅ローンを借りてくれている顧客が、他の金融機関に借り換えてしまうことは、できる限り阻止しようとします。

直接、担当者と対面で相談することによって「わざわざ借り換えしなくて良いのかな……」と思うようになるケースもあるかもしれません。

「面倒になってきた」とか「これだけ親切にしてくれるなら今の金融機関のままにしよう」というように、気分や感情による判断材料も入ってきてしまうでしょう。

引き止められたときは冷静に比較しよう

現在の借入先からの引き止めにあった場合は、「金利を引き下げて今の住宅ローンを継続する」「金利の安い金融機関へ借り換える」という2つの選択肢を冷静に比較しましょう。

それぞれの利息軽減額はどれくらいなのか、借り換えの手間や諸費用を加味するとどちらにメリットがあるのか、などを必ず確認しておきましょう。

また、客観的な目線から判断をするためには提案された情報を一度持ち帰り、頭を冷やして考えることが大切です。

相談したその場ですぐに結論を出さず、 「一度持ち帰って家族と相談し、判断します」と伝えるようにしてくださいね。

注意点2:特定の住宅ローンに勧誘される可能性がある

金融機関の相談会や相談窓口では、特定の住宅ローンに勧誘される可能性があります

借り換えブームにより、2020年現在も住宅ローンの顧客獲得競争は激化しています。

金融機関としては自分のところで借り換えをして欲しいので、あらゆる手段で自行の住宅ローンを勧めてくるでしょう。

なかには借り換えの知識を伝えるよりも前に、とにかく強引に住宅ローンの借り換えを勧誘をする担当者がいるかもしれません。

強引な場合は担当者変更を伝えよう

勧誘ばかりされて「相談したいことがなかなか聞けない」と感じたら、担当者の変更希望を伝えましょう

相談結果の良し悪しは、金融機関の担当者によっても変わってきます。

あなたの状況や希望に沿って、親身に相談に乗ってくれる担当者を見つけることも、借り換え相談の重要なポイントのひとつです。

注意点3:1社専属のFPへの相談は避ける

「金融商品の販売で生計を立てている、1社専属のファイナンシャルプランナー」への相談は避けましょう。

特に気をつけたいのが、銀行など特定の金融機関に所属しているファイナンシャルプランナーです

これらのファイナンシャルプランナーの多くは、所属している金融機関が取り扱う商品を販売することで収益を得ています。

相談業務で収益を得ているわけではないため、その金融機関の取扱商品に寄った意見を言われ、特定の住宅ローンへ勧誘される可能性があるのです。

独立系事務所のFPもしくはフリーランスのFPへの相談がおすすめ

第三者目線からの意見をもらうためには、下記どちらかのファイナンシャルプランナーに相談しましょう。

  • 独立系事務所に所属しているFP
  • フリーランスで活動していて、相談業務で生計を立てているFP

さらに金融機関で住宅ローンを販売していた経験のあるFPや、住宅メーカー等で営業経験のあるFPなら、今までの知見を活かしたアドバイスも期待できます。

ただし、ファイナンシャルプランナーは個人のレベルや知識差が大きいというデメリットもあります

相談する際は所属先や得意分野、経歴をしっかり確認した上で「住宅ローン相談が得意なファイナンシャルプランナー」を探しましょう

最終的には自身で判断する必要がある

ここまで借り換え先や注意点について解説してきましたが、最終的に借り換えをするのかどうかの判断はご自身で行う必要があります。

少し厳しい言い方になってしまいますが、どれだけ専門知識のあるプロに相談したとしても、住宅ローンの返済をするのはご自身という事実には変わりがないからです

自身が借り換えるべきなのかを判断するには、下記の2点を確認した上で検討しましょう。

シミュレーションで借り換えメリットを試算する

住宅ローンを借り換える際は、必ずシミュレーションを行い借り換えによる経済的なメリットを確認しておきましょう

また、金利だけではなく諸費用も含めた金額を調べておくことがポイントです。

借り換えには30万円~100万円ほどの諸費用が必要になるため、金利だけで借り換えを判断すると思っていたような経済的メリットを得られないこともあるのです

支払総額のシミュレーションは、借り換え一括シミュレーションツールが便利ですので、ぜひご活用ください。

借り換えメリットの金額と手続きの手間を比べて、ご自身がお得だと思うほうを選びましょう

事前審査で借り換えできるのかを確認する

シミュレーションで借り換えメリットを得られることが分かれば、金融機関の事前審査に申し込んでみましょう

一般的に住宅ローン審査は、新規借り入れ時よりも借り換え時のほうが厳しくなる傾向があります

「たくさん相談して借り換えを決断したのに、審査に通らなかった……」ということになれば、相談や検討していた時間も無駄になってしまいます。

今は多くの金融機関で借り換えの事前審査をWEB上だけで行えるため、まずは気になる金融機関で事前審査を申し込んでみましょう。

ネット銀行なら、審査結果が最短即日で分かる銀行もありますよ。

借り換えで失敗しないために知っておくべき2つのポイント

住宅ローンの借り換えをする際は、以下2つのポイントに注意してください。

借り換えで失敗しないために知っておくべきポイント

それぞれ非常に重要なポイントですので、必ず確認しておきましょう。

諸費用を含めたトータルコストで判断する

借り換え時はトータルコストで考える

住宅ローンの借り換えでは多くの方が金利に注目しますが、金利だけを見て借り換えを判断するのは危険です

なぜなら借り換えには諸費用が必要となり、借り換えメリットの有無を判断するには、諸費用を含めたトータルコスト(支払総額)で判断する必要があるからです。

シミュレーションの箇所でもお伝えしたように借り換えには30万~100万円ほどの諸費用がかかるため、必ず諸費用も考慮した上で、経済的メリットを受けられる住宅ローンを利用しましょう

まとまった資金を用意することが難しい場合の対策は、「住宅ローン借り換え手数料の早見表 | 費用を用意できない場合の4つの対策」で詳しく解説しています。

金利上昇リスクに備えておく

借り換えで「変動金利」や「当初期間選択型」を選択する場合は、金利上昇リスクに備えておきましょう。

変動金利への借り換えは一見すると利息の軽減効果が高く、約半数以上の方が変動金利を選択しているというデータがあります

住宅ローン借り換え相談1

2020年現在は市場金利も低金利が続いているため、変動金利も低い金利で推移しています。

しかし、借り換え後の将来の金利状況がどうなるかは誰にもわかりません

変動金利で金利が上昇した場合、特に「借入残高が多い方」「残りの返済期間が長い方」は、今後の総返済額への影響は大きくなります。

変動金利のリスク

変動金利のリスクに備える方法は、下記の記事で詳しく解説していますので、こちらも参考になさってください。

まとめ

住宅ローンの借り換えで悩んだ時は、複数の専門窓口で相談しながらご自身で判断することが大切です。

借り換えの相談をする際は、以下6つのポイントに注意しておきましょう。

借り換えの相談する際の注意ポイントまとめ

  1. 複数の金融機関の窓口で相談する
  2. 強引な引き止めがあっても冷静に判断する
  3. 相談業務で生計を立てているFPに相談する
  4. シミュレーションで具体的な借り換えメリットを把握する
  5. 事前審査に申し込んでみる
  6. 最終的な借り換え判断は、諸費用を含めたトータルコストを見る

 

 

保険相談
スポンサーリンク

住宅ローン シミュレーション
新生銀行
おすすめ住宅ローン
新生銀行
満足度
4.1
新生銀行
最低金利
0.450%

2020年09月適用金利

変動金利

総合人気ランキング
1位 auじぶん銀行
満足度
4.7
auじぶん銀行
最低金利
0.380%

2020年09月適用金利

変動金利

全期間引下げプラン

じぶんでんきをセットでご契約の場合

2位 住信SBIネット銀行
満足度
4.5
住信SBIネット銀行
最低金利
0.398%

2020年09月適用金利

変動金利

借り換え金利

3位 新生銀行
満足度
4.1
新生銀行
最低金利
0.450%

2020年09月適用金利

変動金利

総合人気ランキングを全て見る

おすすめの記事ランキング

新着記事

  • 国税庁
  • 国土交通省
  • 住宅金融支援機構
  • フラット35